さて、私立看護専門学校・社会人入試の小論文試験対策ネタの続きです。
前回の記事「『傾向を探る』後編」では、「自分中心か?相手(関係)中心か?」という図式でくくってみましたが、他の課題でもこのような「対立図式」みたいなものを導き出せればシメたもの・・・。
とりあえず、「自分を大切にすることとは?」という課題に戻って。
ひたすら「自分は、自分は」という文章を書いてしまうと、どうしても「自分ばっかり?自己チュー?」とう印象を与えてしまいます。
その勢いで突っ走ると、なぜか結論が「なので、私はこういう人間になりたいです」みたいにものになってしまいがちです。つまり、「自分を大切にすること」からズレちゃうんですね。でもこういう答案は意外なほど多いです。
出題者側からすれば、「もののみごとにハマりやがった~
」という感じ・・・かも
、知れません。
今回取り上げた学校の過去5年の問題は、いずれもこのパターンの失敗にハマりやすい課題ばかり、という印象を受けました。
しかし、本来「自分」というのは、「他者」という存在があって初めて意味をもつもの、という基本的な事実を思い出せれば、「自分にとっての他者」、「他者から見た自分」という視点が浮かび上がってくる・・・はずなのですが。
例えば、「どんな看護師になりたいですか?」という質問に対する回答として2パターン、
①「注射の上手な看護師です」
②「(患者さんに)注射の不安を与えない看護師です」
どちらも言いたいことは同じなのですが、①の視線は「(看護師である)自分」に、②は「患者さん」に向けられている・・・というのがわかるでしょうか?
この①が「自分目線」、②が「他者(関係)目線」ということです・・・。
「社会で生きていく上で必要なこととは?」という課題もありましたが、これなどはまさにお見事!という感じ。
おそらくこの課題だと8割ぐらいは「私が社会で生きていく上で・・・」というスタイルの文章を書くと思います。もちろん、それ自体がダメ~
というわけではありません。
が、そんな中で、「患者さんが後遺症を抱えて社会復帰する場合・・・」とか、「身寄りのないお年寄りが一人で生きていく上で・・・」という文章が出てきたら、採点者の目を引く・・・と、思いませんか?
採点者も、「これこそ他人目線ね!」なんていう基準で見ていなくても、「あぁ、なんかこの人の文章は他とちょっと違うなぁ。」と感じる・・・はず、なんです、だいたい、たぶん![]()
さて、どうでしょう?
(ん?前の記事と内容が一部カブってたな・・・ま、いっか~
)