ここで、あの愉快な人が喋る喋る。
ユンホさんも、研修中の時とは違って、笑顔でみんなと話してる。
ああ、ちゃんとメリハリをつける人なんだ。
やる時にはやる、遊ぶ時には遊ぶ。
そういう人。
研修中の真剣な時と違って、にこやかなユンホさん。
そのギャップ。
な、チャンミン?
ドキンとした。
いきなり話を振られて。
いきなり、ユンホさんに名前を呼ばれて。
は、はい?
なんだ、聞いてなかったのか?
今日、みんな泊まりだろ?
ホテルも同じみたいだしみんなで飲みに行かないか?
あ、、そ、そうですね。
じゃ、決まり。
研修後、同じ班のみんなと飲み会。
男三人、女二人。
んー、、、知らない人と飲むのか、、、。
酒は好きだけど、、、ちょっと気が重いかな、、、。
五人でホテル近くの居酒屋へ。
女の人は準備がいい。
ちゃんと着替えて来てる。
男三人はワイシャツにズボンのままだけど。
男女で向かい合って席に着く。
真ん中にユンホさんが座って、隣同士。
飲み物が揃ったところで乾杯。
今日は天気が良くて暑い日だった。
グビグビ飲んで。
フー、、、美味い!
お、チャンミン、いい飲みっぷりだな。
気の利いた女の人がお代わりを注文してくれて。
ビールも進むが、食いっぷりも進む。
よく食べるなぁ、、、。
愉快な人が感心するように言って。
それでもスレンダーなんだから羨ましいわ。
女性達が言った。
うん、、、確かに羨ましい、、、。
二杯目から酒に切り替えていたユンホさんが、真っ赤な顔をして言った。
俺なんか甘い物好きだからさぁ、、食べちゃうんだけど、、、すぐ太る体質だから、、チャンミンが羨ましいよ、、、。
酒にも弱いのか、酔っ払ってるユンホさん。
まだ飲もうとするのを、
もうソロソロ飲むの抑えましょう?
明日も研修あるし。
みんなも結構飲み食いしましたよ?
そうね、、もうお開きにしましょうか。
そうだな、、みんな、続きはまた明日だ。
愉快な人の言葉が、締めの言葉となった。