ランチはもちろんのこと。
夕飯も、生徒の時間の都合で合間合間に食べる俺に合わせて、食べに行ったり、買って来てくれては一緒に食べたり。
全て一緒に過ごす事は出来なかったけど、時間が合う限り。
、、、これはもう、、、付き合っている事になるのだろうか、、、。
けれど、チャンミンが俺に手を出す事はなかった。
あの、酔った時だけ。
あれ以降、何もない俺達。
ユンホ先生、
はい?
もう帰る?
うん。
ついでに送ってくれない?
いいよ。
二人で車に乗り込む。
運転する俺に、チャンミンが話しかけてきた。
僕ん家、覚えてる?
あ、うん。
部屋も?
いや、、それは覚えてない。
そっか、、、。
何で?
いつでも、寄ってくれていいよ。
はい、鍵。
信号待ちで、俺の目の前に鍵をぶらつかせる。
、受け取って?
チャンミン、
深く考えなくていいよ。
持ってて欲しいだけだから。
でも、
信号変わるよ?
早く。
チャンミンに急かされて手に取る。
部屋番、816だからね。
覚えてて?
、チャンミン、
あ、もう着くね。
マンションの前、路肩に車を停める。
面の駐車場、来客用だからうちに来るときにはそこに停めていいからね。
、チャンミン、、、。
ユンホ、覚えててね。
僕、ユンホが好きだから。
変わらないから。
じゃ、また明日。
チャンミンは笑顔でマンションに入っていった。