そこからはバラバラ。
二次会に行く人もいれば帰る人もいて。
ユノさんと先輩は帰る組。
ユノさんはあまり飲めない人だし、先輩は家庭持ちだから、、、早く帰るのだろう。
チャンミンは?
まだ飲めるだろ?
みんなに付き合うか?
んー、、、明日は昼から出張が入ってるので帰ります。
そっか、、じゃあ気をつけて帰れよ。
はい。
お疲れ様でした。
じゃ、おやすみ。
先輩の横から、ユノさんがにこやかに言ってくれた。
おやすみなさい。
一言返して。
タクシーで二人が帰るのを見送った。
僕は、一人で。
表通りに出て、コンビニで朝食用の食材を買ってからタクシーで帰宅。
マンションの前で降ろしてもらうと、向かい側のマンションの前でもタクシーが止まった。
さっき、ユノさん達が乗ったタクシーと同じ。
まさか、ね、、、。
、、、まさか、、、の、、、ユノさんだった。
マンションの入り口で、僕はジッとユノさんを見た。
ユノさんはタクシーから降りたまま、立ち尽くしていた。
店を出た時から少しパラパラしていた雨が、今はもう本降りで。
ユノさんは立ち尽くしたまま、マンションに入らず雨に打たれている。
顔を空に向けて上げ、自ら雨に向かっているようだ。
まだ、、、中に入ろうとしない。
ダメだ。
僕は車が来ない事を確認して、走って道路を横切った。
ユノさん!
ユノさんがびっくりしたようにこっちを見る。
、チャンミン、、なんで?
何してるんですか、風邪ひきますよ?
僕はユノさんの腕をとって、マンションの方へ引っ張った。
ユノさんは大人しく僕に腕を引かれた。
マンションの入り口に入ってユノさんの方へ振り向く。
一体どうしたんですか?
寒い時期にこんな、
言いながら、言葉を失う僕。
よく見ると、、、ユノさんの衣服は乱れ、首回りには紅い跡、胸にも?
、、、先輩が?
ユノさんは僕の視線に気づき、慌てて隠そうとした。
、ユノさん、
ユノさんは視線を外したまま。
、、、部屋、何処ですか?
送ります。
ユノさんは何も言わず。
僕達は、、エレベーターに乗った。