チャンミンが窓を開けていた。
心地よい風が入ってくる。
そして、微かに甘い香り。
、気がついた?
俺の様子を見ていたであろうチャンミンが声をかける。
うん、何か甘い香りがする。
庭の金木犀が咲き始めたんだ。
金木犀?
うん。
あ、本当だ。
庭の隅に、まだ少し小ぶりの金木犀。
ユンホはこの香り大丈夫?
金木犀って好き嫌いがあるから、ダメな人はダメなんだよね。
俺は大丈夫。
いい香り。
よかった。
花言葉は?
えっ?
チャンミン、知ってんだろ?
うーん、、色々あるんだよねぇ。
、、、真実とか、陶酔、、初恋?
何でバラバラな花言葉?
言葉はバラバラだけど、元は一緒なんだ。
全部香りに纏わるんだけど。
香り?
うん。
金木犀って香りが強くて印象にも残りやすいから。
真実はね、、嘘や隠し事がないって事でしょ?
うん。
金木犀は香りが強いからその香りを隠しようがない。
そこからきてるみたいだよ。
ふーん。
陶酔は、そのままその香りに酔うって意味だし、初恋は、、んー、、、さっきも言ったけど、金木犀の香りって印象に残りやすいでしょ?
初恋もまた然り。
いつまでも覚えている事、多いから。
そうなんだ、、香りが強いって罪だなぁ、、、。
、ユンホは?
ん?
初恋は?
、、、さぁ?
初恋っていうか、憧れって気もするし、、忘れた。
ホントに?
男の初恋はチャンミンだよ。
、、、、、。
チャンミンの顔が、見る見る赤くなっていく。
、も、もう、ユンホ、そーゆー事言わないで。
照れたチャンミンも可愛いよ。
もー、ユンホ!
チャンミンはますます真っ赤になったのだった。