課長はネクタイを緩め、ため息をついた。
俺、余計な事、しましたか?
、、、そうだな、
でも、あのままじゃ、課長が、
いいだろ、
えっ?
別に、俺の事なんてどうでもいい、
何で?何でそんな事言うんだ?
そんなの、課長らしくない、
俺は、課長を守ったつもりでいたのに。
冷たくなる前の課長なら、きっと、こんな事言わないはず、、、思っていると、
着いたぞ、降りろ、
タクシーはいつの間にか、俺のマンションの前に止まっていた。
課長、
お疲れ、明日は休みだ。ゆっくり休め。
課長、歩けるんですか?
何?
課長、タクシーから降りて、ちゃんと自分の部屋に行けます?
、、、行けるだろ、
夜は寒いんです。部屋に行くまでちゃんと歩けますか?途中で寝ないで下さいね?
、、、何が、言いたい、
課長と一緒にいます。
何?
俺が、一緒に課長と歩きます。
課長の部屋と俺の部屋、どっちがいいですか?
、、、運転手さん、ドア、閉めて下さい、
課長!、逃げるんですか?
課長はまた、ため息をついて、タクシーを降りた。