こんにちは。
㈱ニュートラルA の堀です。
今日のテーマは、不動産管理というより「北海道あるある」かもしれません。
入居者さんからご連絡。
「敷地内でシカが倒れてます…。」
え?シカ?野生動物の“しか”?
頭の中が一瞬フリーズしました。
🏔️ 自然と街が共存する苫小牧
ここ苫小牧市は、海と山に囲まれた自然豊かな街。樽前山のふもとでは、キタキツネもエゾリスも日常的に見かけます。とはいえ、アパートの敷地に体重100キロ近いシカの成獣が横たわっている光景は、さすがに初めてでした。
夜間に車にはねられたのか、、、あるいは病気だったのか。息絶えたその姿に、しばし呆然と立ち尽くしました。
🦌 これはお役所の仕事?…いえ、100%家主の責任です。
多くの人がまず思うのが「役所に連絡すれば?」
ですよね。私も最初そう思いました。
しかし、これが北海道の現実。動物の死骸、特に私有地内のケースは“所有者責任”なんです。(天然記念物はさて置き🦅)
動物の被害=お役所の仕事、と思っていると痛い目をみます。(大きさ限らず)
ちなみにスズメ🐦が換気口に巣をつくる場合は“役所への報告”が必要。でも、シカが倒れている場合は“家主の責任”。
……ルールの基準が正直わかりません(笑)。
💪 男前✨家主さん!流石っす!
普通なら業者に頼むところですが、弊社とお取引のある市内在住の家主の多くは、管理を委託する反面、自分で動けるものは自分で動く「男前✨家主」。今回もその一人。なんと軽トラにシカを積み、自ら処理施設へ!
🛻通常、運搬等で約4〜5万円。
⛑️さらに死骸を入れる袋代、
👫人件費(100キロ級なので3〜4人必要)を加えると、
💰10万円は飛ぶ計算💦
誰も悪くない。
鹿だって悪くない。
もちろん家主は“完璧もらい事故”です。
そりゃ、手伝うっしょ!!💪気づけば私も一緒に汗だくで積み込み(笑)。
これが“現場で生きる不動産屋”のリアルです。
現場の一枚> 「この仕事、デスクだけじゃ務まらない💦」苫小牧の自然とともに、家主と二人三脚で動く。
(写真:鹿を軽トラに積み込む堀)
🌿 家主はつらいけど、
誇らしい自然と共に生きる北海道。人と動物の境界があいまいだからこそ、こうした“現場のリアル”がある。
正直、「家主業」はそんなに甘いものではありません。銀行に預けたお金が、勝手に利息で増えるような構図とは全く違う。
たまに「不動産投資家向け・目指せ億万長者セミナー!」なんて広告を見かけると、
ちょっとイラッとする(笑)。
(もっとも、実際に“億万長者家主”も何人も見てきましたけどね。それとこれとは別です😅)
黙ってチャリンチャリンなんて、まず無い。
もしこれから“家主業”を始めようとしている方がいたら、まずは一度、現場を見てほしい。
現実の“暮らしの延長線”にこそ、不動産の価値がある。
「家主はつらいよ。けど、、、」
「そう甘くはない大家業でも、、、」
そう甘くはない大家業、でもこうして街を守る一人として動いてくれる家主を見ると、この仕事をしていて本当によかったと思う。今日もまた、苫小牧の街のどこかで、家主たちが静かに「暮らしの現場」を支えています。
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今回の「家主はつらいよ、男前✨家主編」まだまだ猛者が沢山いらっしゃいますので、不定期ですがシリーズ化して発信して行く予定でおります。
最後に皆さんのあったかいコメントを是非お聞かせくださいね😀





