【不動産は負動産と腐動産】苫小牧も例外ではない? | 北海道苫小牧市から発信!「不動産売却ときどき日常」ブログ

北海道苫小牧市から発信!「不動産売却ときどき日常」ブログ

不動産売却のプロが語る、リアルな仕事の話と日々のあれこれ。時に真剣に、時にゆるっと、本音でお届けします!

🏚️「全国で増え続ける空き家、今や900万戸」

 

こんにちは。ニュートラルAの堀です!


普段よく観ているYouTubeチャンネル ReHacQ(リハック)
不動産事業プロデューサーの 牧野知弘先生 が2回にわたって語った「空き家問題」の話が、とても印象的でした。


🏚️ 空き家900万戸時代の現実

全国の空き家は 約900万戸。調査以来、一度も減らず増え続けています。

ここで登場するのが「負動産」「腐動産」という言葉です。

  • 負動産:持っているだけで管理費・税金がかかり赤字になる不動産

  • 腐動産:老朽化・需要低下で資産価値がなく、売れも貸せもしない不動産

👉 実際に、私のところでもこの手のご相談が最近増えているのは事実です。


🔮 2030年問題=「二次相続」の爆発

2030年以降は「大相続時代」。
高齢一人暮らし世帯が亡くなり、子ども世代は実家に住まず、相続物件が一斉に市場に出る。
→ 結果、供給過多で価格が下落するのは必至。

人気エリアであっても駅から遠いなど不便な物件は、まず値下がりから始まると予測されています。


⚖️ 二極化と投資ゲーム

 ⚠️「管理費滞納が増えると、マンションは一気に荒れていく」
  • 都心の高級マンション → 投資家の「ゲーム化」で価格高騰

  • 一方で築古マンション → 管理費滞納 → 修繕不可 → スラム化リスク

不動産は今後さらに「二極化」が進みます。


🌏 2040年問題=所有者不明土地

🌏「2040年には所有者不明土地が北海道の面積に匹敵」

牧野先生はさらに警鐘を鳴らしています。

「2040年には所有者不明土地の面積が北海道に匹敵する」 と。

相続登記の義務化で改善は期待されますが、実際には手続きが追いつかず、売れない・使えない土地が膨大に残る可能性があります。
これは個人の資産問題にとどまらず、日本の国土利用に直結する大きな課題です。


🏙️ 苫小牧も例外ではない

この話は決して東京だけではありません。
私たちの街・苫小牧でも同じ構造が進んでいます。

  • 東側(沼ノ端):若い世代も入り、比較的安定

  • 中心部(駅前):再開発が動き始めた一方、空き店舗・空き家が目立つ

  • 西側(錦岡):高齢化が進み、空き家リスクが高まる

一方で、港・高速道路・空港アクセスという物流拠点の強み、千歳の半導体需要や日ハム二軍誘致など、明るい要素もあります。
ただし、相続した実家の立地によっては「負動産化」するリスクは十分にあるのです。


✅ いま私たちができること

「親子で早めに話し合うことが何より大切」
 

牧野先生が語った結論はシンプルでした。

「いらない親の家は早めに処分する」

親が元気なうちに家族で将来を話し合うこと。
相続後に慌てるのではなく、負動産を作らない準備が何よりも大切です。

私自身もこの話を聞きながら、ふと 自分の実家 のことを考えさせられました。


🌟まとめ

  • 空き家はすでに900万戸

  • 2030年以降は二次相続で市場に大量放出

  • 2040年には所有者不明土地が北海道の面積に

  • 不動産は「投資ゲーム」と「スラム化」で二極化が進む

  • 苫小牧も例外ではなく、地域内でも格差が広がる

「相続が争続にならない為にも」

 

だからこそ、親子が元気なうちに対話し、準備しておくこと。
これが「負動産・腐動産」を抱えない唯一の方法だと・・・・。

繰り返しになるが、『いらない親の家は早めに処分する』――その言葉をどう受け止め、どう行動するか。私たち一人ひとりの選択が、未来の苫小牧を変えていくのだと思います。」

 

📺 参考動画はこちら

YouTube「ReHacQ」牧野知弘氏出演回

【空き家問題が全国で深刻化】2030年不動産が大暴落!?賃貸用と個人住宅...問題だらけの住宅相続は今後どうなる?

 

問題だらけの住宅相続】空き家になる前の早めの対策が吉!売れない・貸せない親の家はどうすべき?