今日が初日なので、ネットにまだ舞台写真がアップされていないので、チラシに載っているこの写真のみ。



舞台に、尾上松也さんと、尾上右近さんが並ぶと、本当に綺麗で華やかで、オーラがある。お二人とも、スターだわ。キラキラ。右近さんは、安定した実力者でけれど、私の中では、松也さんは、歌が上手くてルックスはいいけど、歌舞伎はヘタクソ!、だった。ホント、失礼しました。久々に拝見した松也さん、こんなに踊りが上手かったっけ??。体幹がしっかりして、背筋がぶれず、リズム感もあって、迫力もある。踊る五人の、リーダーとして、堂々としたお姿。テレビでバラエティーに出てるだけでなく、真面目に精進なさってるのねー。お見逸れしました。私が最初に松也さんを認識したのは、たぶん、海老蔵さんの襲名公演、助六の時。男伊達の一人として、舞台を歩いて、座って、台詞は一言もなし。だけれど、誰?、誰?あの、イケメンは!気になって、助六を見て、彼をチラっと見て、また、助六を見て、チラっと彼を見て。終わった時、隣の友人が、ねー、見た?と聞いて来たので、ウン、見た。っと二人頷き合った。その後、トップアイドルの女性との、熱愛報道で、一気に有名になって、あっ、あの人ね、と納得。私はお父様の舞台はなんとなく覚えている。熱愛報道から、あれよあれよ、という間に大出世。歌舞伎座の舞台の真ん中で、堂々と舞っている地位はご自分で勝ち取ったものだわねー。右近さんは、いつも美しいけど、今日は、お祖父様の鶴田浩二さんに似てるわー、と感じてしまった。舞うとき、他の人たちより、前屈みになっているのが気になったわ。


甘いマスクのお二人の中で、山椒のように、ピリッと味を引き締めていたのが、中村歌昇さん。キリッとした二枚目で、動きも、キビキビ。カッコよかった。将来が楽しみ。


演奏も素晴らしくて、この演目だけでも、観に来た甲斐があったと思ったし、歌舞伎の未来は明るいと確信しました。
中村雀右衛門さんも、中村米吉さんもお綺麗で、衣装も素晴らしかったわ。
