八代目市川新之助初舞台 「外郎売」 | お気楽マーニャのブログ

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く休憩を挟んで、待ってました!八代目市川新之助さんの「歌舞伎十八番の内 外郎売」





村上隆さんの原画による祝い幕が素晴らしい!











休憩時間は、みんな幕の撮影タイムなので、画面に人が入らないタイミングを狙って、全体を写すのは大変です。(・・;)
それにしても、素晴らしいお幕。ずっと見ていたいです。細部まで、繊細に工夫されていて、是非村上隆さんには原画展をやって頂きたいわー。


幕があいて、花道奥から、曽我五郎時政を演じる、新之助さんの、良く通る声。いいお声。滑舌がいい。花道に登場すると、割れんばかりの👏拍手。隈取りをしたお顔が、お父さんの團十郎白猿さんにそっくり。イケメンです。外郎売の長台詞を覚えるのは、賢く、努力家のカンカンなら、当然の事でしょう。台詞の抑揚や、目の動き、首の角度や、大きく振り動かす所作。9才の少年にこれ以上のレベルを望むのは不可能な精進ぶり。なんといっても、もし、ペンが床に落ちたら響き渡るような、緊張した場内の空気の中、満員の観客が固唾を飲んで見つめるプレッシャーを一人で受け止め、跳ね返す、その度量。天性の花形役者さんです。今回、一番驚いたのは、新之助さんの目力の強さ。正直、いつもブログで拝見する、カンカンの優しく、穏やかな表情や、眼差し、美しいけれど、成田屋の荒事には向いていないんじゃないのかしら?と思っていました。申し訳ない、とんでもない間違いでした。見得を切った時の、目力の強さ、立ち回りの時のキツい表情。まさしく、成田屋宗家を継ぐ役者ぶり。舞台で、化ける。将来が本当に楽しみです。
長台詞を言う新之助さんを見つめる、菊五郎さんの優しいお顔が印象的でした。


歌舞伎座地下、木挽町広場で、舞台写真購入出来ます。
わずかの間に、すっかり役者さんに。