こんばんは、mmm(まーママ)です。
3月9日(日)
今年もパンフレットを送っていただいたので、最終日に滑り込みです。
今年は、過去行ったことがないところを選んで見学します。

有田町歴史民俗資料館
佐賀県西松浦郡有田町泉山1丁目4-1
一般観覧券:120円
JAF割あります。

こちらのエントランスにお雛様がずらりと飾られてます。

かつて有田幼稚園で飾られていた、年代物のお雛様。

御殿飾りは昭和8年の物。京都御所の紫宸殿を模して作られた館の中に、お人形やお道具などを入れて飾る雛飾りです。
さて、こちらの資料館は、有田焼の歴史を始めとして、焼き物に関することが学べる資料館。
軍需産業と有田焼
戦時中、窯業界全体が国の管理下に置かれ、軍の指定するものが生産されました。

陶貨
やきものの硬貨です。
焼き物の硬貨は使用されたのか?
金属が不足した戦時中に、京都、愛知県瀬戸市、佐賀県有田町の3ヶ所の工場で製造されましたが、終戦を迎えたため流通せず、多くが粉砕処分されましたそうです。

陶磁器製ボタン

海軍食器
有田は、軍港のある佐世保に近いこともあり、海軍に納める食器が生産されていました。

陶器製手榴弾

陶製水筒と、防衛食器
昭和10年代に焼き物でつくられた水筒。
防衛食器はかん詰の代用品としてつくられたもので、パッキンを挟んで密封されました。

戦争の長期化は、金属製品の不足をもたらしました。金属の代用品の製作が国策として奨励されました。ポストの試作品もそのひとつです。

ちょっとかわった展示品。
「金鳥の渦巻き缶」を有田焼で完全再現してあります。


唐臼(からうす)
有田で使われていた陶石の粉砕器。明治になりスタンプ式の杵になり減少し、電力を利用するようになると廃止されました。