叶っていた願望

休日に夫とテレビを見ていました。

登山家の青年の今まで経験した人生のエピソードやライフスタイルを紹介していました。
その中で、登山家になったきっかけが失恋だったそうです。

2年間付き合った彼女から「あんまり好きじゃなかった」と言われフられてしまったそうで、今は立ち直っているからこそ笑い話のように語っていましたが、当時はそうとうショックだったと思います。

その彼女が登山が大好きだったそうで、大好きだった彼女が惹かれる登山を知ろうと、登山を始めたそうです。

海外へ行ったこともなかった青年が次々と世界の山に挑戦して登頂に成功して、エベレストの無酸素登頂をめざしているところでした。

同じ日に他の番組を見ました。

その番組では、今注目されている演出家であり、俳優である41才の劇団主催者の男性の人生のエピソードやライフスタイルを紹介していました。

育った世代がバンドや音楽が中心だったので、演劇にまったく興味がなく、ただ、俳優から売れて音楽の仕事に移行する人もいるので、ちょうど演劇の誘いがあって始めたことを、おもしろ可笑しくお話していました。


そのような番組を見て感じました。


自分の能力を発揮して、人生を楽しんでいる二人の方の共通点は、それをめざしていた訳ではないのです。

ふたつの番組で見た共通のメッセージがそれなのねと思いながら見ていました。


幼い頃から何になりたい？と聞かれたり、特定の職業を目指したり、目標をもったりするのが、当たり前のように感じられてきましたが、本当に好きなことに出会えている人って、以外とそれをめざして来なかったりしています。

転職や何かお仕事のお誘いがあった時、自分が今まで興味がなかったり、得意ではないと感じると、他にもっと何かあると思いがちですが、それこそが本当の望んでいたものだったり、それに繋がるきっかけだったりするのかも知れません。

今月に私の夫は転職をしました。

若い頃に目指していたものがありました。

自分の得意なもの、大好きなものがあるほど、執着があるので、その関わりを求めます。

でも、転職先の仕事はそれとは無関係だったので、お誘いのお話があってから、長い間、考えました。

それでも、先方さんは待ってくれて、とても良い形で転職しました。

これから、今まで気づかなかった自分の得意なこと、能力を発揮すると思います。

困った状況が続いたとき、よく願望を紙に書いたり、アファーメーションしたり、真面目に取り組みました。

でもその願望は、ずーっと願望を抱き続けた状態が叶っていました。

願望がある限り、本当の魂の望みが見えてこないのでした。

秋分の日に紙に書きました。「願望はない。すべてはここにある。」

昨日は定期的に降りてくる宇宙のエネルギーを受け取りました。

今日の昼間、ベランダに出ると彩雲がでていました。祝福を受けているようで、とてもうれしかったです。