ダッハウ収容所跡 | 死ぬまで生きる。それだけ!

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乳がんサバイバー決定しました。

ミュンヘンでは家族が合流したのが午前中だったため

ホテルチェックイン前に早速観光をしました。

 

ドイツには強制収容所はいくつもあり、ミュンヘン近郊には

他の強制収容所のモデルになり、

親衛隊の収容所護衛兵のトレーニングセンターでもあった

ダッハウ収容所跡があり、そこに行きました。

 

妹は当初、アウシュビッツの強制収容所に行きたかったようです。

(今更ですが、アウシュビッツはドイツにはなく、ポーランドにあるのですが、

調べるまで知りませんでした。。。)

 

幸い、電動車椅子を貸してもらえることは

調べ済みだったので、それで一周できました。

 

自国の過去の蛮行を展示したダッハウ収容所跡。

ユダヤ人だけで出なく、様々な”囚人”が20万人が収容され、

3万人が命を落としています。

現在公開されているのは2ヘクタールほどですが、農場などもあり、

全体ではその4倍ほどあります。

 

管理棟が展示場として、30棟ものバラックは、

2棟を展示のために再建築してあり、

中にはその当時の板のベッドやトイレがありました。

そして、火葬場、ガス室、、、、

 

バラック跡。ここは再建していませんが延々と続き、

センターは見えないほどです。

 

人間がこんなことをできたのかと思うと、狂気以外にありません。

実際手を動かした人たちは、戦犯とはならず、戦時中に上官からの

命令を受けそれに従った、となるのでしょうが、、、、、

 

どう考えてもこんな過去は闇に葬りたいことでしょう。

こんな形にでもしなければ、この狂気は忘れ去られるかと思います。

自国の闇をあえて展示するということで、2度とこんな恐ろしいことは起こさない、

という、ドイツの考えを見たような気もしました。

(日本人が戦時の蛮行を展示できるか、というと、

おそらく外交面から考えてもないでしょう。

とは言っても、ドイツと違って、

国内展示ができる国はほとんどないかと思います。)