国際結婚までの道のり(その1)

 

からの続きです。

 

この面談が一体、なんのために

 

あるのかというと、つまりは

 

偽装結婚を見抜くためです。

結婚する双方に対して、行われる

 

ため、外国人である私だけでなく、

 

フランス人の婚約者も別の日に、

 

面談を受けていました。

当然ながら、私たちは偽装結婚

 

などではなく、やましいことも一切

 

ありませんが、面談されるとなれば、

少しばかり緊張します。

また、面談に際して、フランス語が

 

話せない私はフランス語の通訳者を

 

同伴するよう、指示されていました。

のちに行われる結婚の宣誓式には

 

法廷通訳者を同伴することに

 

なりますが、この時の面談では

日常会話に支障ないレベルであれば、

 

友人でも良いとのことでした。

 

ただし、婚約者は不可です。

今でこそ、フランスでたくさんの

 

友人ができましたが、当時は

 

渡仏したばかりで、彼以外、

 

頼れる人はいませんでしたので、

 

通訳を引き受けてくれる人を

 

探さなくてなりませんでした。

指定された面談日は12月25日。

フランス人にとって、一年で最も

 

大切な日と言っても過言ではない

 

ノエル(クリスマス)に、引き受けて

 

くださる方を探すのは苦労しましたが、

 

なんとか日本人女性の通訳者を

 

見つけることができました。

面談では

 

・婚約者とはいつ、どこで知り合ったか

・どちらからいつ頃、結婚を申し入れたか

 

・結婚後はどこで住むのか

 

・学歴、職歴、家族など

 

について質問されました。

フランスのビザを取得するにあたり、

 

問題の少ない日本人にはおそらく

 

形式的な面談であろうと察します。

20分ほどで、滞りなく終了し、

 

問題なしと判断されました。

部屋の外で待機していた婚約者を

 

招き入れ、その場で結婚の宣誓式の

 

日取りを約1ヵ月後に、決めました。

結婚の宣誓式というのは文字通り、

 

市長(または市長代理)の前で、

結婚の宣誓を行い、婚姻届に

 

署名をします。

 

このセレモニーの前には市役所の

 

掲示板に、ふたりの名前と共に

「ふたりの結婚に異議がある方は

 

申し出てください。」と2週間、

 

公示されます。

どちらかが、二股でもかけていたら、

 

大変なことになりそうです。


宣誓式はとても重要なセレモニー

 

につき、フランス語が理解できない

 

場合は法廷通訳者を同伴するよう、

 

指示されます。

宣誓式の前までに、この法廷通訳者を

 

探しておくことと、そして、もうひとつ、

 

contrat de mariage(夫婦財産契約) 

 

という 夫婦となる者が結婚前に交わす

 

婚姻中および離婚時の財産に

 

関する取り決め契約 を交わすことが

 

私たちに、課せられた任務でした。

contrat de mariage を交わすか

 

交わさないかは自由選択ですが、

私たちは相談した結果、

 

交わすことにしました。

その交わした契約内容が市役所で、

 

保存される結婚証明書に記載

 

されるため、宣誓式の前に、

 

行う必要があったのです。

ご参考までに、フランスで

 

法廷通訳者を雇う場合、一般的に、

 

フランス語 → 日本語よりも

 

フランス語 → 英語の方が

 

料金は安いです。

 

よって、私も宣誓式の当日は

フランス語 → 英語の法廷通訳者

 

の方に、お願いしました。

このように文章にしてしまえば、

 

簡単ですが、国際結婚をする

 

ということは日本人同士の結婚

 

よりも労力も時間もお金

 

(通訳を雇う際、contrat de mariage 

 

を交わす際に必要)もかかります。

さまざまな壁を乗り越えて、

 

私たちは晴れて夫婦となりましたが、

 

この先も滞在許可証の取得へと

 

続きます。

 

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国際結婚までの道のり(その3 へ続きます。