陸自・日本原駐屯地の創設52周年記念行事において同駐屯地に常駐している第14旅団に所属する
第14戦車中隊の16式機動戦闘車が参加し、スラロームなどの走行展示を行いその機動性を初披露
したそうです。
今年の3月に大阪南港で公開された試作車の16式機動戦闘車を真近に見たことがありました、
今回日本原駐屯地で公開された車両は、16式機動戦闘車の量産型だそうです。
軽快な走行機動が印象的で、動画よりも実際の動きを見られたらいいのですが、まだまだ先のことに
なるでしょうねぇ・・・
再掲ですが、大阪南港ATCで関西初公開時の試作16式機動戦闘車(16MCV)です。
16式機動戦闘車は、従来の装輪装甲車と戦車を足して2で割ったような形状となってます。
大きな特徴としては、走行はキャタピラでなく8輪のタイヤで走り、従来の戦車に比べ機動力が大幅に
増し、有事の際は速やかに戦地へ展開することを念頭に開発された戦闘車両と言えるでしょうね。
そしてもう一つ、戦車に比べて大きな可能性が出来たのは空自・航空機による空輸が可能となったこと。
現在、陸自が保有している90式戦車は50t、最新の10式戦車で44tの重量があり、このような重い車
両の長距離輸送は大型トレーラーをメインに鉄道や船舶によることになりますが、16式機動戦闘車は
約26tと非常に軽く、空自に配備される最新型の輸送機「C2輸送機」での空輸が出来ることで、早期
の16式機動戦闘車の早期展開が可能になります。
C2輸送機の搭載重量は最大30tだそうで従来のC1輸送機は最大8t、C1輸送機の約4倍の輸送能
力があり、これまでC1輸送機では搭載出来なかった大型装備の搭載が可能となってます。
この16式機動戦闘車も余裕で搭載可能で、その機動力は戦車と比べて圧倒的ですね。
そして、16式機動戦闘車に積み込まれた戦闘能力の数々は、日本のハイテク技術を駆使して開発さ
れているそうです。