オールジャパンテーマパーク構想④ | DANの阪神などのブログ

DANの阪神などのブログ

ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

皆さん、ミッキーマウスは知っていますね?

そりゃ、生誕100年にもなろうかという世界中で親しまれているキャラクターですから、知らない人を探す方が難しいでしょう。



では、ミッキーマウスのアニメをちゃんと観た事ある人はどれくらいいるんでしょうか?

私は幼少期に観たかも知れない記憶がなきにしもあらずくらいですが、どんなアニメだったかまでは全くわかりません。


恐らくディズニーチャンネルとかで普通に観れるんでしょうけど、アニメ作品としての印象はほとんど残ってなくて、ミッキーマウス・マーチなんて私にとっては阪神の真弓明信の応援歌としてしか知らなかったくらいです。いや、マジで。


つまり、ミッキーマウスやその周囲のキャラクターは完全に元の作品から独立したブランドとして世界中に定着し、世の中に新たな映像作品が生み出されることがなくとも常に価値を生み続けている訳です。当然、原作者の没後もキャラクターは世界中で愛され続けていきます。こんな作者冥利に尽きる話はないでしょう。


そして、そのブランドが定着するのに最も大きな役割を果たしてきたのがディズニーランドなのではないかと。少なくとも日本では、ミッキーマウスと言えば東京ディズニーランドで会えるキャラクターというイメージが完全に定着していますしね。


前回までの記事で紹介した、日本で生まれた数多のキャラクターも、そのような存在になって欲しいという願いがあったのが、日本版ディズニーランドを作ろうというアイデアに繋がっています。

従いまして、国内に作ったテーマパークが首尾よく成功を納めた暁には、アメリカを始めとする海外にも何箇所か作るというのが最終的な目標になるかと思います。


えらいデカい話になったと思われるでしょうが、私自身としては、国内で成功を納めさえすれば、海外展開はむしろ余裕だろうくらいの感覚でいます。

それくらい、日本のコンテンツというのは海外で人気があると思っているので。

毎年のように、世界中で人気が爆発するようなものが出現するのもさることながら、日本ではそこまで注目されてなかったような作品が、ある国では国民的人気を博したみたいな話も枚挙にいとまがないですしね。


事例を挙げていきましょう。

ハワイでは1974年に放映された石ノ森章太郎原作の人造人間キカイダーが国民的作品になり、毎年キカイダー・フェスティバルが開催され、州知事によってキカイダーの日が制定されるなど、50年間3世代に渡って愛され続けています。


フィリピンでは超電磁マシーン・ボルテスVが1978年の放映以来国民的人気を得て、堀江美都子が歌う主題歌は国民の多くが日本語で口ずさみます。昨年にはフィリピンで実写化リメイクされましたが、それでも主題歌は日本語のまま収録される程に定着しています。


ブラジルで国民的人気を博したのが東映メタルヒーローシリーズ第4作目の巨獣特捜ジャスピオンで、1988年の放映以来地球の裏側で愛され続け、子供にジャスピオンという名前を付ける親が続出したり、5年程前にあるテレビ番組で「知名度の高い日本人」というアンケートを取ったら、ブラジルでは主演の黒崎輝さんが1位だったりしました。


中東全域で人気が高かったのがUFOロボ・グレンダイザーで、一昨年になんと全高33.7メートルのグレンダイザーの巨大立像がサウジアラビアの首都リヤドに建立され、架空キャラクターの金属製彫刻の世界最大記録でギネスブックに載ったそうです。


インドでは、小林よしのり原作のおぼっちゃまくんが一昨年子供の間で人気が大爆発し、最高視聴率をマーク。4億人いるインドの子供向けに、小林先生参画の上日本で作成されたストーリーをインドで制作するという初めての試みによる新作アニメが近日中に世に出ます。



このような話が世界中の色々な国に存在している訳です。前にも言いましたが、こんな国は間違いなく日本だけですよ。


日本人の自己評価が低く、特に所謂エリート層からは未だに卑下される傾向があるってだけで、視野を広げて俯瞰してみれば、日本のキャラクター・コンテンツは紛れもなく世界に誇るべき文化だと断言できます。

日本人がそれを自覚して、本気で保護、育成するよう意識改革すれば、次世代にミッキーマウスのような存在になるのは日本のキャラクターだと思いますよ。