前回の記事で、まだまだ幾らでも出てくると言った手前、また挙げてみましょうか。
ガチャピン・ムックやすみっコぐらしがいて、鬼太郎や999がいて、北斗の拳やキャプテン翼がいて、ガッチャマンやヤッターマンがいて、キューティーハニーやうる星やつらがいて、ケロロ軍曹やけものフレンズがいて、忍たま乱太郎やおじゃる丸がいて、ストⅡやパワプロがいて、涼宮ハルヒやけいおん!がいて、妖怪ウォッチやビックリマンがいて、トミカやプラレールがいて、まどマギや転スラがいて、銀魂やおそ松さんがいて、君の名はや進撃の巨人がいて、パズドラやウマ娘がいて・・・。
なんかもう、並べてるだけで楽しいです。
さて、東京ディズニーランドが開園したのが1983年。それまでは特にテーマのない遊園地が主流だった日本に、初めてキャラクターを全面に出したテーマパークが登場した訳ですが、その大成功を受けて日本各地に大規模なテーマパークが誕生しました。USJもそのひとつですが、当初はどこもパッとせず、TDLの一人勝ちと言われていました。
USJはその後、ハリー・ポッターエリアを開業したあたりから人を呼べる目玉アトラクションを積極的に導入するようになってV字回復を果たし、TDLと並ぶ存在に上り詰めますが、他を見ると必ずしも上手く行っているところばかりではありません。
そもそも、キャラクターやコンテンツをテーマにしたパーク自体があまりないですね。例えば長崎県のハウステンボスなんかも大規模テーマパークですが、テーマがオランダの街並みであり、日本のキャラクターとはほぼ関係がありません。
日本のキャラクターをテーマにした、それなりの規模があるパークと言えば、サンリオピューロランド(東京都多摩市)くらいでしょうか?
あと大分県にもハーモニーランドというサンリオのテーマパークがあるようです(行ったことないけど)。
サンリオと言えば巨大な市場規模を持つ国内トップレベルの企業であり、それこそアメリカで言えばディズニー的な位置付けにもなる存在でしょうから、テーマパークの運営も自前でできる訳ですが、それでもTDL等に比べるとかなり小規模であり、またターゲット層も限定される為、単独ではそこまでの万人受けはしにくいのが難点かと。
一方で、テーマパークとまでは行かないミュージアムや記念館みたいなのは日本各所にあり、アンパンマンこどもミュージアムや三鷹の森ジブリ美術館、藤子・F・不二雄ミュージアムなど、それなりの集客力が見込めるものもありますが、それとて1日中遊べるようなところではないですね。
(ただ、ジブリに関しては愛知県にジブリパークができた模様。)
その他、かつては東京タワーの下にワンピースタワーがあったり、熊本県にウルトラマンランドがあったりしましたが、いずれも既に閉鎖されています。
あとは、キャラクターをテーマにするのではなく、一部アトラクションがキャラクターものだったり、敷地の一角をキャラクターモチーフのエリアにしたりといったパターンが多いですね。
後楽園ゆうえんち(現東京ドームシティアトラクションズ)は昔からヒーローショーをやっているし、先日記事に書いた西武園ゆうえんちはゴジラ&ウルトラマン・ザ・ライドが最大の目玉だし、富士山中腹にあるぐりんぱという遊園地にはウルトラマンの像が立ちウルトラマンモチーフの遊具があります。
好きな人なら行ってみたいでしょうし、楽しそうに感じるでしょうが、こと遠方にあった場合にはそれの為に1日かけて来るかというと中々にハードルが高いのではないかな?まして、海外からなんかは余計に難しいでしょうしね。
じゃあどうすればもっと人が呼べるかと考えたら、もっと多岐に渡ったキャラクターを結集させたパークを作るというのが最適解だろうと思った次第です。
個々のコンテンツやキャラクターの人気は充分でも、全国に分散してしまって規模も資金も内容も中途半端になった結果、海外キャラクターのテーマパークに後れをとっているのが現状だと思うので、しっかりと勝てる戦略が必要だと思います。
何せ、かのUSJで、最も人気のエリアがスーパーニンテンドーワールド、最も並んでいるアトラクションが鬼滅の刃なんだから、需要は間違いなくあるでしょう。