1位以上にキーポイントになりそうな2位と3位。
ここがどのように展開し、どのように立ち振る舞うかがこのドラフトの成否を大きく左右すると思っています。
2位はウェーバー順で11番目と遅いですが、オリックスが2人指名したらすぐに3位が回ってきます。従って、オリックスが指名しそうな選手を先に2位で指名することがポイントになりますね。
ということで、2位は滝川第二高校の坂井陽翔君を是非推したいかなと。
霞ヶ浦高校の木村優人君と並ぶ高校生右腕の目玉候補で、阪神とオリックスが特に高く評価しています。その2球団以外に2位以上で指名しそうな球団は見当たらず、オリックスが外れ1位で指名しない限りは阪神が2位で指名できるでしょう。
逆に指名しなければほぼ確実にオリックスに指名されて3位では消えているでしょうから、2位で確保するのが最善手かと思います。
すると当然、この選手をどうするかがとても気になるところですね。
鹿児島城西高校の明瀬諒介選手。阪神の補強ポイントにピンズドな右打ちスラッガー内野手で、1位での獲得を推す声も多く、私がずっと2位指名での獲得を切望してきた選手です。
「明瀬選手を2位で獲得できますように」とお百度参りもしました。嘘だけど。
しかしながら、この選手がもし2位で残っていても、オリックスはきっと指名して来ないだろうと踏んでいるので、ここは3位まで我慢するのが吉かと。
尚、オリックスが指名して来ないと予想する理由ですが、
・紅林、中川、太田など右打ち内野手の層が厚い
・昨年のドラフトで同カテゴリーの内藤鵬選手を指名
・上田西の横山選手も残っていた場合はそっちを優先しそう
などです。
じゃあ、そもそも阪神の2位まで残っているのかという問題ですが、そっちも十分イケるのではないかと踏んでいます。
というのも、指名されることが想定される球団は西武とソフトバンクくらいだと思ってまして。
流石に阪神以外で1位指名してくる球団はないでしょうし、1位で真鍋、度会、上田、廣瀬などの野手を指名した球団が2位も野手を指名してくるとは考えづらく、特に2位のウェーバー順が早い球団(中日、日ハム、ヤクルト、巨人、DeNAあたり)は例年の1位クラスの投手をスルーしてまで素材型高校生野手を指名してくる余裕などないと思っています。
ウェーバー順の近い広島あたりはちょっとクサいですが、同じ高校生スラッガーでより評価が高く且つ地元出身の真鍋を3位クラスとか評しておいて明瀬は2位クラスとかないだろうと。
従って、あとは西武とソフトバンクに上位候補の野手をうまいこと掴ませればOKですね(言い方)。
この目論見通り3位まで残っていれば阪神としては万々歳ですが、敢えなく先に指名されてしまった場合は履正社高校の森田大翔選手を指名すればリカバーは可能だし、その後の指名戦略も変えずに済むから、割り切ってもいいと思いますね。
尚、上位での獲得を推す声も多い上武大の進藤勇也捕手がこの秋打撃不振に陥っているらしく、当初は1位でしか獲得は無理という見込みだったのが評価を落として3位でも獲得できそうな流れだとか。
3位ならとグラッと行きそうになりますが、ここで即戦力捕手とか行くとその後の戦略がかなり変わって来ますし、阪神の補強ポイントはあくまで打てる捕手ですので、しばらくは梅野・坂本に何かあった時の保険的な扱いになるであろう選手を3位で獲るのはどうかなと。
なので、3位に残っていたとしても私としてはスルー推奨ですかね。
また今日はこんな記事もありました。
そりゃリストアップはしてるだろうとは思いますが、特に堀君なんかは3位でないと獲れないでしょうから、優先順位的にはまずないかなと。
これなんかは、むしろスポーツ紙にそういう報道をさせて、オリックスに3位で堀君を指名させる事で、本命の明瀬君や森田君を指名させなくするという高度な情報戦なんじゃないかとか思ったりもしますが、流石に深読み過ぎでしょうかね?
という訳で、3位まで予想してみました。
ここまでを振り返ってみると
1位 西舘勇陽 投手 中央大
(外れ1位 古謝樹 投手 桐蔭横浜大)
2位 坂井陽翔 投手 滝川第二高
3位 明瀬諒介 内野手 鹿児島城西高
ここまででも十分テンション上がりますね。
次回は4位、5位の予想をお送りします。