阪神のドラフトを振り返る(2015年) | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

さあ、どんどん行きましょう。今回は4回目、2015年のドラフトを振り返ります。
果たしてどうだったでしょうか?

■指名選手

1位 髙山俊   外 明治大
2位 坂本誠志郎 捕 明治大
3位 竹安大知  投 熊本ゴールデンラークス ※2018年、西勇輝の人的補償でオリックスに移籍
4位 望月惇志  投 横浜創学館高   ※現在育成選手
5位 青柳晃洋  投 帝京大
6位 板山祐太郎 外 亜細亜大


■総評

ヤクルト真中監督による「勘違いガッツポーズ事件」は何度見ても笑えます。がっかりして自分のくじを見もしなかった金本監督含め(それによってご丁寧にインタビューと選手への呼びかけまで発生してしまった)、現実でこんな完成されたコントを見る機会はそうそうないでしょう。

しかしまあ、この事件をきっかけに、真中さんは毎年ドラフト会議となると各メディアに引っ張りだこになり、今や「ミスタードラフト会議」とまで呼ばれるようになっている訳ですから、人生何がきっかけで好転するか分からんもんですな。
こういう一世一代のド派手な失敗談があるというのは案外トータルで見たら得をするのかも知れません(無論それによってシャレにならない事態に陥らないことが前提ですが)。

さて、その渦中の人となった1位髙山ですが、初年度から天才的なバットコントロールを見せ、見事新人王を獲得。その時点で阪神ファンの誰もが、このまま球界を代表する選手になってくれるものと信じて疑わなかったのですが、2年目以降はバッティングを崩してしまい、長い長いトンネルに入ってしまいました。今年の一軍キャンプで見た時は今年こそは復活してくれるのではと期待しましたが、今のところ出番なく、崖っぷちから抜け出せません。

髙山以外にも、早々と人的補償で移籍した3位竹安、次期エースと目されながら怪我で育成契約となった4位望月、今年開幕一軍を勝ち取りながら散々な打撃成績で二軍落ちした6位板山と、こんなはずじゃなかった選手は確かに多いです。

しかしながら、2位坂本と5位青柳がそれを補って余りある活躍を見せていますね。特に青柳は、(今シーズンこそ振るわないものの)完全に球界を代表するエースになりました。
入団当初の、ストライクを取るのに四苦八苦していた姿を知る身としては、よくぞここまで成長してくれたものだと感動してしまいます。

坂本は梅野に次ぐ二番手捕手としての地位を確立。しかも、控えに甘んじず常に正捕手を狙える位置でハイレベルなポジション争いを繰り広げており、実際リードなどは坂本の方が上と評する人も多く、あのダルビッシュをして球界一のフレーミング技術と言わしめた存在です。

思うようになっていない選手もいますが、これだけでも十分成功ドラフトと言えるのではないかと。
勿論、髙山らの巻き返しにもまだまだ期待していますが。


■他球団について
この年の指名を見ると、

今永昇太(横浜1位)
吉田正尚(オリ1位)
小笠原慎之介(中日1位)
高橋奎二(ヤク3位)
西川龍馬(広島5位)
杉本裕太郎(オリ10位)

あたりが目を引きますね。

阪神のドラフトは近年劇的に改善しましたが、オリックスも相当なもので、この翌年はそれが更に顕著になります。