阪神のドラフトを振り返る(2014年) | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

今回は3回目、2014年のドラフトを振り返ります。
果たしてどうだったでしょうか?

■指名選手

×  有原航平  投 早稲田大   (日ハム1位)
×  山崎康晃  投 亜細亜大   (横浜1位)
1位 横山雄哉  投 新日鐵住金鹿島※2020年現役引退
2位 石崎剛   投 新日鐵住金鹿島※2019年、トレードでロッテに移籍
3位 江越大賀  外 駒澤大    ※2022年、トレードで日ハムに移籍
4位 守屋功輝  投 Honda鈴鹿   ※2022年戦力外
5位 植田海   内 近江高

■総評

正直なところ、このシリーズで振り返る阪神の近年のドラフトの中では、最も結果が芳しくなかった年でしょう。

前年同様外れ外れ1位(しかも2回目でキヨシと一騎打ちになって隣でガッツポーズされるというところまで完全にデジャヴ)で獲得した横山は、初年度からいいピッチングはしていたものの兎に角ケガの多い選手で、毎年期待されながら結局通算の登板試合数が10試合に満たなかったという極めて残念な結果に終わりました。

2位石崎と4位守屋は一時期中継ぎで重要な位置を占めるもちゃんと稼働したのは1~2年でしたし、唯一まだ阪神に在籍している5位植田は代走の切り札として何年にも渡って一軍定着率はかなり高いですが、代走以外の使われ方をされることが皆無な選手になっています(但しベンチのムードメーカーとして評価されてそうな印象はあります)

で、3位江越ですが、身体能力が兎に角ものすごかったし、バットに当たった時の飛距離や守備走塁も突出していましたが、いかんせんボールがバットに当たらず、「バットに当たりさえすれば3億円プレーヤー」と呼ばれ続けていました。
阪神もどうにかして江越をモノにしようと、時にはスイッチヒッターに挑戦させるような荒療治まで施しましたが、結局阪神では永遠のロマン砲で終わってしまいましたね。

日ハムに移籍し、どうやら幾分かその欠点が改善された模様で、先日の交流戦ではまんまとお立ち台に上がられてしまいましたが(この状況を「恩返し」って誰が最初に言い出したんだろうね?)、江越がこれから新天地でどんな成績を残していくかについて興味津々ではあります。


阪神的には、この選手をモノにできなかった時点で、残念ながらあかんドラフトだったかと。


■他球団について
この年は全体的に不作だったようで、球界を代表する選手になったのは

有原航平(日ハム1位)
山崎康晃(横浜1位)
岡本和真(巨人1位)
高橋光成(西武1位)
外崎修汰(西武3位)

あたりですかね。
阪神がくじで外した2人がいるので、戦略はともかく見る目は確かだったのかなとは思います(1回目で山崎行っとけばねえ)。

逆に、この年は中日とヤクルトが本当に惨憺たる結果に終わり、「即戦力外ドラフト」などと呼ばれ、球団史に大きな影を落としています。
特にヤクルトは日本プロ野球史上最悪ドラフトとの呼び声も高く、それに比べれば阪神は全然いい方だったのかも知れません。