阪神のドラフトを振り返る(2012年) | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

現在、首位を快走している我らが阪神タイガースですが、それを見てつくづく感じるのは「やっぱドラフトって滅茶苦茶大事だよな」ってことですね。
思えばほんの10年くらい前の阪神は、「大枚はたいて補強した高齢選手ばっかり」「生え抜きが鳥谷しかいない」などと揶揄されるのが定番となっていましたが、現在はすっかり様変わりし、主力のほとんどが阪神がドラフトで指名した生え抜きで構成されるチームになりました。
今や阪神のことをドラフト巧者と評する声も多く、かつて暗黒ドラフトばかりを見てきた身としてはまさに隔世の感ですが、では実際に過去のドラフトを振り返ってみたらどうかというのをやってみようかと思い立ちました。
ということで、2012年から昨年までのドラフトについて、今回から11回に分けてパパっと振り返って行きます。

何故2012年からかというと、その年が阪神のドラフトにとってターニングポイントになった年だと思っているからです。
まあ、正直なところ2011年以前はかなりグロくてあまり振り返りたくないというのもあるんですけどね。

ちなみに、2011年以前に指名された選手で、現在も阪神タイガースに在籍しているのは秋山拓巳(2009年4位)原口文仁(同6位)島本浩也(2010年育成2位)の3名のみとなっております。
是非この3名には今後も活躍してもらって、その年のドラフトも決して悪くなかったと言わせて頂きたいものです。

■指名選手

1位 藤浪晋太郎 投 大阪桐蔭高  ※2022年、ポスティングによりMLB移籍
2位 北條史也  内 光星学園高
3位 田面巧二郎 投 JFE東日本   ※2017年戦力外
4位 小豆畑眞也 捕 西濃運輸   ※2018年戦力外
5位 金田和之  投 大阪学院大  ※2016年、糸井嘉男の人的補償でオリックス移籍
6位 緒方凌介  外 東洋大    ※2018年戦力外


■総評

当時の和田監督が、4球団競合の藤浪のくじを引き当て連敗を止めた記念すべき年で、当時はそのくじの動画を何遍も繰り返し見てはニヤニヤしていました。


また、その藤浪と甲子園決勝で熱戦を繰り広げた北條を2位で指名できたことで、阪神ファンのテンションが爆上がりしたドラフトでしたね。
阪神にとっては、待ちに待っていた鳥谷以来の生え抜きスター選手が誕生したと言ってよく、それまで長らくドラフトでいい思いをしてこなかった意識が変わったという意味で、この年がターニングポイントだったと思っています。

では、今振り返ってどうだったかという話をすると、3位以下は3位田面と6位緒方は1軍では数試合の出場のみ、4位小豆畑は出場なしで引退し、5位金田は早々に人的補償で移籍と、正直惨憺たる結果であり、ほぼ1位2位だけの評価となるでしょう。

藤浪はご存知の通り、高卒1年目より3年連続2桁勝利を挙げ、プロ野球選手としてこの上ないほど華々しくキャリアをスタートさせましたが、その後は浮き沈みの激しい選手生活を重ね、かつての輝きを取り戻せないまま今年からMLB移籍、残念ながら相当苦戦しているようですね。

唯一まだ阪神に在籍している北條は、一時は鳥谷からショートのレギュラーを奪い、金本政権下では主力として活躍していましたが、現在の立場はどう見ても崖っぷちであり、このまま行くと来年は阪神に在籍していないでしょう。どうにかもうひと花咲かせて欲しいと切に願っているのですが。

前にも書いた覚えがありますが、藤浪と北條が揃って甲子園のお立ち台に立つのを是非見たいとずっと思っていました。残念ながらどうやら見果てぬ夢となった模様ですが。
そう考えると、ファンからしたらこれなんか滅茶滅茶お宝映像ですわ。

1位2位が伸び悩み、3位以下が全滅した感じである為、期待値ほどの評価にはならない結果となってしまいましたが、ロマンにあふれファンを大いに喜ばせたドラフトであったと思います。


■他球団について
その年のドラフトで目を引くのは
大谷翔平(日ハム1位)
菅野智之(巨人1位)
東浜 巨(SB1位)
増田達至(西武1位)
鈴木誠也(広島2位)
則本昂大(楽天2位)
小川泰弘(ヤクルト2位)
宮﨑敏郎(DeNA6位)
あたりでしょうか。どこの球団が一番勝ち組かは人によるとは思いますが、藤浪、北條がこのクラスになっていないのが残念でしたね。

こんな感じで振り返っていきます。今後も宜しくお願い致します。