リアル死ね死ね団 | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

安倍晋三山上徹也容疑者に銃撃され死亡したのが2022年7月8日のことなので、既に8か月が経過した訳ですが、当日その速報を聞いて私が反射的に思ったことを不謹慎を承知で言うと「狙う人選としてはいまいちだな」でした。
私は当時(今もですが)、悪化の一途を辿るコロナ騒動をどうにか終わらせたいと切に願っていて、その原因を作り続けている連中については、正直なところ暴力的な方法でもいいから誰かに排除して欲しいと思っていました
安倍晋三に関しては、首相在任中のコロナ政策に何一つ褒めるところはありませんでしたが、5類移行を推す発言を度々していたし(「だったら在任中にしとけや」とは思いましたが)、他にもっと始末して欲しい奴が何人もいたので、上記のように残念に感じてしまった次第です。

しかしながら、山上の動機が明らかになった今、これはコロナどころじゃない、とんでもない闇を抱えた事件だということが分かりました。それくらい統一協会(現:世界平和統一家庭連合)という組織は危険で、にもかかわらず30年もの間、野放しどころかもっと権力により近づいてやりたい放題だった実態が明らかになり、ものすごい戦慄を覚えました
(尚、統一"教"会とせず、統一"協"会としているのは、実態が宗教の名を騙った犯罪集団で、被害者及びその支援団体により"教"の字を使うのが不適切という指摘が成されている為で、誤字ではありません。)

そこで今回のタイトルに繋がる訳ですが、今となっては知らない人も多いと思いますので軽く説明しておきますと、死ね死ね団というのは川内康範原作の特撮番組「レインボーマン」(1972年放映)に登場する敵組織で、インパクトの強い名称と、暴走し過ぎたテーマ曲が有名です。
勿論、ただインパクトが強いから引き合いに出した訳ではなく、組織の目的や発足した経緯、手法などが非常に統一協会と似通っていると感じた為です

先ず、死ね死ね団の目的は世界征服とか人類滅亡とかではなく「日本人皆殺し」でした。それはテーマ曲の歌詞にも如実に表れていて、兎に角日本人を目の敵にして、あらゆる作戦を日本人だけをターゲットに行います。
統一協会も同じで、活動自体は世界中でしていますが、日本人に対してのみ信者及びその家族親族の全財産を収奪して家庭崩壊させることを常套手段としており、兎に角日本人を貶め不幸にすることで利益を得ようとする反日カルト団体です

死ね死ね団の首領であるミスターKは、国籍不明ながら「かつて日本軍に家族を殺され、自身も虐待された」という過去があったことが結社の動機となっており、自虐史観、日本悪玉史観が背景にある組織でした。
同様に統一協会も、教祖である文鮮明が著した教典である「原理講論」で、日本がかつて韓国に対し植民地支配を行ったサタン側の国だとして、未来永劫韓国に財産を貢がなければならないという内容が書かれており、極めて明確な反日思想を持っています。

また死ね死ね団は、人間を発狂させる麻薬をばら撒いたり、偽札を流通させてインフレを起こしたり、要人暗殺やテロで日本の国際的地位を失墜させたりと、極めて巧妙かつリアルな作戦を実行することで知られ、それによって日本社会が深刻なダメージを負うシーンが作中何度も描写されています。
そして、統一協会がいかに巧みに権力の中枢に入り込み、自民党政権を意のままに操っていたかが、安倍晋三暗殺によって明るみになりました。

信者を動員してタダで選挙活動を支援し、当落戦上にいる候補者への票の差配なども行って、その見返りに自民党と政策協定を結び、公安の監視対象から外させただけでなく、改名を認めさせ宗教法人格を与えられるなど、反日カルト団体にも拘らず格別に優遇され、権力とズブズブベッタリの関係を作り上げていました。
「統一協会は外国勢力なのだから、これは侵略戦争である」
という小林よしのり先生の指摘には、ハッと気付かされると同時に、とてつもない恐ろしさをかんじましたね。


以前、憲法について書いた時に、改憲自体は必要という自分の考えを表明しましたが、どうやら自民党から出ていた案がどう見ても統一協会の意向を反映したとしか思えないものだったようで、そのまま行ってたらとんでもないことになっていました。

尚、憲法学上の通説では、戦争の最終目標は相手国の憲法を書き換えさせることなのだそうです。つまり、我々としては戦った自覚もないのに敗戦寸前にまで追いやられた状況な訳で、言われてみればこれは明確な侵略だなと非常に納得できました。

安倍晋三に話を戻します。
私はコロナ騒動前には、所謂ネトウヨ系の動画を視聴することも度々ありました。慰安婦やら徴用工やら隣国関係でフラストレーションが溜まった時に、溜飲を下げる為に観ていたようなもので、恐らくそういう動画を視聴する動機はみんなそんな感じでしょう。

コロナ騒動が始まってそれどころではなくなってからはさっぱり観なくなりましたが、当時から違和感を感じていたこととして、何故かどのチャンネルでもやたらと安倍晋三が持ち上げられていたんですよね。
首相として、ネトウヨがそんなに喜ぶようなこと、なんかしましたっけ?

毎年靖国神社に参拝した訳でもないし、河野談話や村山談話を訂正した訳でないし、元慰安婦に不要な示談金払ったりもしてましたよね。
それなのにまるでネトウヨ界隈から神の如く崇め奉られてるのが意味分かりませんでした(同時に、左翼界隈からアベガーアベガーと諸悪の根源扱いされてるのも意味分かりませんでしたが)。

確かにかつては歴史教科書問題に取り組むなど保守派の有力政治家という位置付けだったし、私とて期待はしましたが、在任期間が長かっただけで大して成果もなかった期待外れの政権だったというのが、暗殺前の自分の評価でした。

しかしながら、統一協会というリアル死ね死ね団とズブズブだったとなれば、そんな生易しい評価では到底足りず、利敵行為を繰り返していた売国政権という評価にならざるを得ないでしょう。


実際のところ、祖父の岸信介元首相の代から関係は深かった訳だし、当時は反共という目的を同一にしていたとはいえ、何十年も前に文鮮明金日成と義兄弟になっており、とっくの昔に反共ではなくなっているので、今更そんな言い訳は通用しません。

しかも、保守系の動画や雑誌等によく登場する安倍人脈の言論人達が、悉く統一協会系団体の式典で講演を行っていたことも判明しています。


この人たちは、韓国に謝る必要はない、自虐史観は乗り越えなければならないと常々主張していた人達でしょう?何で、反日の中でも特に際立った超反日カルト団体で講演しているんですか?


安倍晋三やこれら保守系言論人が、実は統一協会を利する言動を繰り返していたという事は、本来ネトウヨこそ怒るべき事案な筈です。

現に、ネトウヨだった山上容疑者は、自分の家族と人生を無茶苦茶にした統一協会に祝辞を述べる動画を見て安倍殺害に及んだ訳で、山上と同じ心情になったネトウヨたちの安倍に対する怒りの声がネット上に満ち溢れても何ら不思議ではないでしょう。


では実際のところどうだったかと言えば、安倍を咎めるどころか更に美化するわ、大した問題じゃないかのように矮小化するわ、信教の自由とかを盾に無理矢理擁護するわで、最早完全に統一協会の手先に成り果てる奴らばかりでした。コロナ煽り屋と同じで、謝ったら死ぬ病でしょう。

お前ら、二度と保守を名乗るなよ。


この統一協会の問題を、よくある政治家の不祥事やスキャンダルと同列に語っては話になりません。これは反日カルト団体が国家を乗っ取ろうとしていた大問題です。国防にも大きく関わり、国内に工作員が多数生み出されてしまったし、情報は韓国どころか北朝鮮まで筒抜けになってしまっている事でしょう。コロナ禍と併せ、日本国はまさに存亡の危機を迎えたと言ってもいいくらいかも知れません。

もはや家族親族や近辺に信者が居なければ無関係でいられるような問題ではないのです。


一時は連日沸騰状態だった統一協会関連の報道も最近はかなり沈静化してしまい、既定路線だった筈の解散命令を出すという話も進んでいないように見受けられます。このまま更に沈静化していけば、またこの団体は生き残って癌細胞のように日本を蝕んでいく事でしょう。

何としてもそれを阻止して、ここで安倍が残した最大の負の遺産を断ち切らなければならないと思います。