髙田クロエです赤薔薇

はじめてこのブログにいらした方へ…はじめましての方へ



人付き合いや仕事への不適応の原因、異性とうまく向き合えないなどには、原因があるそうだ。

今日は本のレビューです✨



共同体感覚
自分のことだけではなく、まわりの人たちにも関心があること

この共同体感覚の有無や発達によって、人生が進んでいくうえで、さまざまな問題が生じるという。


初めての状況や困難な状況におかれたときに、自分の中にどのような原型があるのか、気づくことができるそうだ。


自分の中の原型に気づくさまざまなサインが存在するなかで、
誰もが持つ劣等感(自分のほうが劣っているという感情)について目を向けたい。

劣等感を持つことは悪ではなく、病気でもない。取り除く必要はなく、軽減することが必要で、健全で正常な願望や成長するための土台、刺激として役立つもの。


人間の本質には、
劣等コンプレックスと優越コンプレックスという相反する性質が1人の人間の中に共存する
正常なレベルはお互いを補い合う。

共同体感覚と理解力、勇気がないことで、劣等感コンプレックスがうまれる。

ここでいう、正常な人とは、
問題や困難に見舞われたときに、それに向き合うだけのエネルギーと勇気がある人、をいっている。

現実から目をそむけたい、という一つの傾向があるとき、
問題から逃げたり、排除したり、向き合わなかったり、受け取り方をすり替えたり、というとイメージしやすいかもしれない。

劣等コンプレックスの方向性が間違ったケースは、生きるのに役に立たない道に進む。


劣等コンプレックスに陥ったとき、つらい状況から抜け出すのに利用できるのが優越コンプレックス。
適切な形で活かされているか、正しく利用しているか、陥っていないか、チェックしたいもの。

劣等コンプレックスをかかえていると、仕事を変えたり、問題と向き合うのを拒んだり、始めたことを最後までやりとげることができなかったりする。

人間関係でかかえている悩み、仕事面でかかえている悩み、恋愛や結婚面でかかえている悩み、どんなものがでてくるだろう?

その背景には、
共同体感覚と理解力、勇気がないことからきているかもしれない。

子供時代に始まるちょっとした思い違いのなかには、結婚するまで重要な間違いであることに気づかないものがたくさんあるそうだ。

恋愛や結婚がうまくいかないのは、共同体感覚を備えていないことが原因、とある。


共同体感覚を養うには時間はかかるのかもしれないが、
自分の中の原型に気づき、向き合い、
経験値が増えた今の自分からみれば理解が増した判断から適切な道に進みはじめることができるのも事実で、
自分を勇気づけてみると、本来のあるべき自分を思い出せるかもしれない。

では、どこから、何をはじめればいいか、
その扉の開け方を教えてくれる一冊かもしれない。