カルシウム足りてますか? by バルビーノ・ガルベス(読売ジャイアンツ) | @パルプンテなDIGコラム

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 ユルく、鋭く。


「カルシウムタリテマスカ?」 バルビーノ・ガルベス(読売ジャイアンツ)


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私は朝が苦手だ。


携帯アラームを時間差で5回くらい鳴らし、やっと目覚める。

ちなみに携帯アラーム音は平井賢の「瞳を閉じて」である。


けたたましく鳴り響く瞳を閉じてで目覚めても10分くらいその場から動けない。


しかし10分経てばベッドから飛び出しはスラムダンクばりの速攻で準備をし家を出る。

ゆっくりとカモミールティでも飲みたいところだが、そんな余裕はない。


そして毎日同じ時間の同じ電車に乗る。


流れる景色を必ず毎朝見ている。



そんないつも通りのはずの通勤電車内に、

想定の範囲外の会話が聞こえてきた。


オッサンA 「近いんじゃボケ!!」


オッサンB 「あぁ?」


オッサンA 「近いんじゃボケ!!」


オッサンB 「あぁ?なんだお前!!」



後ろを見たら、

電車内に立っている40代の中年男性二人が言い争いをしている。


なんかよくわかんないケド、

近過ぎるのが気に入らないらしぃ。



オッサンA「もっとそっちにスペースあるだろ!ずれろ!!なんでわざわざこっちに寄るんだよ!」


オッサンB「お前がずれればいいだろ!!」


オッサンA「あぁ!!?」



小学生もびっくりするくらいクオリティの低過い会話が、

通勤電車内に響きわたる。



オッサンB「お前がどけよ!」


オッサンA「お前邪魔なんだよ!!」



正直非常にウルサイ。周りの乗客にも迷惑である。

開いたらいきなり大音量のアニメソングが流れるブログを開いた時に匹敵する。



本来なら特に気にも留めないんだけれども、

夢と希望を乗せて購入したサマージャンボ宝くじ9千円分が、コンプリートに紙クズと化していた事もあり

私の怒りの沸点はこの日は島田紳助ばりに低く、沸点を超えそうになった。
しかし私は北海道富良野の大草原を思い浮かべ、気持ちを落ち着かせる。


オッサンB「次の駅で降りろや!」


オッサンA「あぁ、俺はどっちにしろ次の駅で降りるんだよ!」


オッサンB「俺も元々次の駅で降りる予定なんだよ!お前なんかと降りたくねーけど!」


オッサンA「俺もお前と同じ駅で降りたくねーよ!!」



どうやら、次の駅で降りるらしい。


一つ屋根の下2のあんちゃんがこの場にいたら、

「心にダムはあるのかい?」という名言を50回はリピートしていたに違いない。

私の心のダムは崩壊寸前だ。



そしてオッサン二人は同じ駅で降りて行った。


近くにいた中学生達の言葉が強く印象に残っている。


「ああいうオッサンになったら、終わりだよね..。」




もののあわれだった。