今日もMonicaを聴いてみる | mmのマッタリブログ ー AudioやJazzのこと

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今日は、梅雨真っ只中という空模様で、ジメジメとした気候になりました。

再開した自動車学校へ娘を送った後は、いつもの様に部屋に篭ってJazzを聴いています。

 

Monica Zetterlund Bill Evans ‎– Waltz For Debbyは、レコードとDigitalファイルを含めて幾つかの音源を持っています。

 

Monica Zetterlund Bill Evans ‎– Waltz For Debby / Philips 6378 508 1973.





Vocals – Monica Zetterlund

Piano – Bill Evans

Bass – Chuck Israels

Drums – Larry Bunker

 

A1    Come Rain Or Come Shine

A2    Jag Vet En Dejlig Rosa

A3    Once Upon A Summertime

A4    So Long Big Time

A5    Monicas Vals (Waltz For Debby)

B1    Lucky To Be Me

B2    Vindarna Sucka

B3    It Could Happen To You

B4    Some Other Time

B5    Om Natten

 

此方は、1973年に再発されたStereo録音盤です。2枚持っているジャケットを比較すると、表面は、Monicaの肌の色合いが異なり、左側の方が、やや赤味が強いです。裏面は右側が、Bill Evansの文字の色がマゼンタからMonicaと同色のラズベリーになっています。また、左上にはGDC 30-1と示されています。

 

レーベルは、GDC 30-1と示されているジャケットに入っていた下段のレコードにはDG(溝)があり、デザインも異なります。おそらく、こちら側の盤が初期にリリースされたのでしょう。

 

私のALTEC6041のセットで、両盤の音質を比較してみると、さほど差を感じませんでした。Philipsらしいバランスのとれた膨よかな音場感です。ここでのMonicaの唄声は、愛くるしくも切ない色気を感じます。情感を込めた表情が思い浮かべられ、Bill Evansとの共演を緊張しつつも楽しんでいるようです。

 

さほど差を感じません、と表現した音質の違いは何なのか、、、Lucky To Be Meを何回か聴き比べてみますと、DGのある方が、音色の濃さと煌びやか一層豊かになる印象です。

 



しからば、Mono録音盤は、どうでしょうか。

 

Monica Zetterlund Bill Evans ‎– Waltz For Debby / Philips ‎08222 PL 1964.


ジャケットのMonicaのポートレイトは、こちらの方が広く知れ渡っています。また、レコードの重量が違います。Mono盤の方が厚みがあり重いです。

 

レコードプレイヤーは、Stereo盤再生用のLINNからMono盤再生用のGarrardに切り替えます。

一聴して気付くのは、Chuck Israels(Bass)の量感の違いです。ウッドベースの胴鳴りは、厚く低域まで良く伸びています。Bill Evansのピアノは、まろやかで柔らかな質感です。Monicaの愛くるしい唄声は、喉元の動きまでも見て取れるようであり、実態感を伴って煌びやかに響き渡ります。

 


プレイヤーもカートリッジも異なるので、同列には比較できませんね。ただ、Mono 盤、Stereo盤共に私の狙い通りの音場表現であり、満足感のあるプレイバックとなりました。

 

そうそう、Klimax DS/3で再生するDigitalファイルは、次元(再現性)は異なりますが、クリアで音場感豊かな立体空間を楽しめて、マスターテープの管理やリマスタリングの良さを感じます。