網走番外地…  北の大地へ Vol.14    | The Sam's Room

The Sam's Room

おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

北の大地へ…

 

 

網走にやってきました

 

 

網走と言えば

浮かぶンは…

 

 

網走番外地

 

 

番外地って

ホンマはないらしい

 


実際の土地の番地は

 『網走市字三眺官有無番地』

 

番外地ではなく

無番地

 

川や道などと一緒で

官有地なので番地を付けていないのだという

 

 

 

でも

映画では

網走番外地

 

 

無番地と言うより『番外地』

…って言う方が迫力あるな

気のせい?

 

 

 

 

網走番外地

 

 

 

高倉健さんが出てきそう?

 

 

 

 

そんなこんなの

網走番外地

 

 

実は

何を隠そう

ナンニモカクセヘンケド

 

ワタシ、

『網走番外地』なぁていう映画は

一度も観たことない

 

でも、有名やンなぁ…

だから知ってる

 

 

調べてみたら

一番最初の『網走番外地』って

ちょっとイメージが違う

 

ヤクザが血と血で洗う闘争もの

…と思ったらチャウみたい

 

1965年の映画が初演

第一作目のストーリーは

北海道の大自然を背景に

脱獄を決行した男たちの逃亡劇を描いた

サスペンス

 

で、この大ヒットの後

第2作からはカラー化され

同じ主人公が網走刑務所に服役

そして出所して事件を解決する

そんなパターンで連作された、そうな…

 

観てヘンから知らんけど…

 

 

 

そんなこんなの

網走番外地

 

 

 

刑務所やな

 

 

 

そんなこんなで

実際の刑務所は市内にあったけど

文化財&博物館として移築されている

『網走監獄』に行ってきました

 

 

 

 

 

 

刑務所…やないでぇ

『監獄』

 

 

なんか…

迫力あるな、監獄って

 

 

エルヴィス・プレスリーか?

監獄ロック

 

ワカルカナァ~

ワカンナイダロウナァ~

 

 

監獄

 

 

閉じ込められる…

えらい目に遭う…

 

そんなイメージの言葉やな

 

 

 

そんなこんなの

 

 

網走監獄

 

 

 

なんちゅうか…

 

刑務所が観光施設って

なんだかな、って感じもしますが

 

でも

文化財やし博物館にもなってる

 

 

 

刑務所、監獄って

こんな機会やないと入られヘン?

 

そうです、ワタシは犯罪人でもないし

 

 

でも

いつ何時『えん罪』になるかもしれん????

いやいや、怖いわぁ~

えん罪なんてね

 

 

ま、そんな話はおいといて…

 

 

 

網走監獄、見学しましょ

 

 

 

 

入り口には怖い顔した

オッサンが立ってます

 

返事はしてくれヘンけど!?

 

 

 

ちょっとお恥ずかしい話ですが…

ここに来るまでそんな事実を知りませんでした

 

 

 

北海道開拓の歴史

 

 

 

実は『囚人』が開拓に大きな役割を果たしていた

そんな事実…

知りませんでした

 

 

 

北海道は

明治維新後、北海道開拓使や屯田兵によって

本格的に開拓されたと思ってました

 

 

ま、それはそれで当たってはいるのですが…

 

 

でも、オホーツク海に面した土地は

夏場だけ漁場が開くだけで開拓から取り残されたそうです

 

極寒の冬を和人が初めて超したのは明治12年頃と言われています

 

 

そんな場所に何故、監獄が?

 

 

それには暗く哀しい歴史があるそうです

 

 

ちょっと長くなるけど

書いてみましょうか?

受け売りですけど…

( ̄。 ̄;)

 

 

 

明治維新以後

反乱が相次ぎ、国賊などと呼ばれる罪人が多く出たり

すさんだ世の中で犯罪を犯すものが続出し

監獄は満員御礼、パンク寸前だったそうです

 

 

また、富国強兵を推し進める日本は

未開の北海道の開拓も急ぐ必要があった

 

不凍港を求め日本にやってくるロシアの脅威から

日本を守る為にも北海道の開拓は急務だったわけです

 

そのためには必要なこと、それは

人や物資運ぶための道路を作るということ

 

しかし、国も財政的余裕もないことから

考え出されたのが、増える一方の『囚人』を

労働力として使うことでした

 

 

囚人は罪悪人なので賃金もいらない

厳しい労働で死んでも悲しむ者もない

囚人の数が減れば監獄費の節約にもなる

 

 

…と、一挙両得だし、囚人はどんどん増えるので

困難な作業は、囚人にさせれるべきだとされたそうです

 

 

すごいな…

ある意味えげつない

 

 

罪人やから死んでもエエ

いくらツコテもタダやん

死んだら経費節減にもなる

 

 

すごいな…

 

 

そんなこんなで

 

開拓のために北海道各地に監獄がどんどん作られたそうな

 

 

まだ冬に人がほとんど住んでいなかったこの網走には

1,000人を超す囚人達が集められたそうな

 

港を造り

道路を作る

 

それが大きな任務

 

特に道央とオホーツク海を結ぶ

『中央道路』の工事は国家施策の重要なもので

ロシアの脅威から国を守るためにも必須な作業だったそうな

 

明治23年には1,200人もの囚人が送り込まれ

昼夜を問わず作業が行われたと言います

 

 

逃亡を防ぐため囚人は二人ずつ鉄の鎖でつながれ

昼夜を問わず重労働が続く…

 

栄養失調や怪我などで死亡者が続出し

 あまりの苦痛に耐え切れず逃亡を企てて斬り殺される者

また、逃亡しても食料のない山中で結局は戻ってくる…

そんなことの繰り返し

 

作業途中で死んだ者は

現場に埋葬される

埋葬されたのはまだ良い方で

放置された者も多かったのだとか

 

 

1,000人の囚人と看守を含め

この中央道開拓作業は200人以上の犠牲者を出したそうな

 

5人に1人が亡くなった…

そんな過酷な現場だったそうです

 

これは一例で

炭鉱や硫黄採取などにも囚人労働が行われ

死者数は相当な数に上ったそうです

 


囚人も大変なら看守も大変

看守が死ぬことも多かったそうな…

 

 

そんな北海道開拓の歴史

 

 

屯田兵だけではなく

囚人が北海道開拓の為の犠牲になった

そういう史実も忘れてはならないな…

 

 

そんな勉強になりました

 

 

 

 

原始林を切り開き

こんな掘っ立て小屋で寝食し

厳しい労働に当たった…

 

 

多くの犠牲の上に北海道は開拓されていく…

 

 

 

 

また農作業も囚人の力を借りたそうです

 

 

 

 

 

監獄から刑務所に変わり

新しい刑務所が出来るまで使われていた

牢獄を再現してました

 

 

 

ホンマもんは観る機会が無いので…

 

 

 

 

廊下の左右に牢獄

 

 

6人の和室

 

 

きっと牢名主なんかがいたんだろうな…

 

 

 

 

これは3人用だそうです

 

左奥がトイレ

 

 

水洗トイレになる前は

めっちゃ臭さかったそうな…

 

 

だから

刑務所の飯は…

 

臭い飯

 

…かな

 

 

知らんけど…

 

 

 

 

そんなこんなの

網走刑務所

 

 

 

いろいろ勉強になりました

 

 

 

さて…

話は変わって

 

網走の夜は

 

 

 

 

焼き肉とビールです

 

 

 

ラムも食べたいし…

両方あると言うんでここに

 

 

クラフトビールがありました

 

すんげぇ色!

 

グビグビぷはぁ~

 

 

もういっちょ!

 

 

 

種類を替えて

別のクラフトビール

 

 

ぐびぐびぷはぁ~

 

 

 

うん、飲みやすいビールだな

 

 

 

 

ワタシには脂分が多すぎる…

 

 

ホンマは

赤みがええんやけど…

 

 

 

これは…

 

 

 

ラムちゃん

 

 

 

ラムちゃん 壺漬け

 

 

 

そんなこんなの網走の夜

 

 

 

賢く早く寝ました

 

 

 

 

ちなみに

 

 

 

JRの駅も

 

なんか監獄っぽい字体の看板

塀も刑務所のレンガっぽい?

 

 

じつはこれ

刑務所の自体を意識してるそうな…

 

 

そこまでせんでも!?

 

 

 

 

そんなこんなの網走

 

 

 

明日は…

 

 

赤い絨毯のところへ…

 

 

 

 

 

…ちゅうことで

 

ほな

また

 

チョキ