いつも憩いの場だった
いつも時間があればそこに居た
学生時代の時間つぶし
友達との待ち合わせ
デートの時間
利用したのは
いつも喫茶店
ワタシが高校時代を過ごしたマチは
喫茶店数 / マチの人口
…という数値では
ニッポン1を誇るマチだった
イマハムカシノハナシダケレド…
なので…
その小さいそのマチには
喫茶店が多く
その中でも
アダム
キセイ
そんな名前のお店にはよく通った
アダムには
自己判断授業カット
という離れ業を駆使しては
店の奥の奥のスペースに入り浸り
授業には出ずにこの場所でツレと過ごした
で…
出ようと思っても
出入り口に近い席には常連の先生が
よく座っていた
出ようと思っても出られヘン
結局はずっと喫茶店でサボる…
そんなこともあったっけ
イツモジャナイケド…
先生は多分知ってたんだろうな
でも、直接叱られなかったのは
先生も同じ穴の狢?
お互いサボっていたのかも知れん…
そんなこんなの
喫茶店
懐かしい昭和の思い出
ココでは書けないけれど
喫茶店を舞台にした出来事は
スゴく多かった
楽しいこと
アホな出来事
やばい話し
怖い話し
辛いとき
昭和の若者には
ある意味共通する話しかも知れないけど
喫茶店はそんな場所
…だった
大学というトコロに
行った時代も喫茶店は
その延長線上にあったのかも知れない
大学は京都だった
京都には
お気に入りの喫茶店がいくつもあった
何日か前にこのブログでも書いたけど
高野悦子さん著『二十歳の原点』に出てきた
シアンクレールや六曜社もたびたび訪れた
ちょっとミーハー?
高野悦子の世界観を味わってみたかった…
かも!?
若かったんだな…
高田渡の『コーヒーブルース』
その歌の歌詞にもなっていた
イノダにもよく行ったな
これこそホンマのミーハー?
モチノロンロン
大学近くにあった喫茶店は
入り浸りの格好の場所
でもある日、ココで食べたイタリアンに
当たってお腹激痛
えらい目に遭ったので
行かなくなった…
そんなコトもあったけど
京都でも喫茶店にまつわる思い出は数多い
そんな京都の喫茶店の中でも
特別の時に
特別な思いで行ったのが
ソフィア
ソワレ
なんか学生が気軽に行ける雰囲気でもなかったな
当時は…
思い込みかもしれンけど
そんなこんなの思い出もありつつ
久々に『喫茶ソワレ』に…
木屋町
四条通
高瀬川添いを少し上がったところに
昭和を色濃く残す
喫茶ソワレ
フランス語だそうな…
ソワレ
『ステキな夜』
そんな意味だとか
フランス語を第二外国語でとった割には
まったくよ~わからんフランス語
ダーバンセレレガンスデラマディアム
ケスクセ
ほんで…
オフロデシャポ~ン
アダブジュバァ~ン
ナンチテ
オイトイテ
フランス語の名前ってなんかオシャレに感じる
気のせい?
そんなこんなの
喫茶ソワレ
昭和っぽい外観
店の入り口横に…
こう書かれています
珈琲の香に
むせびたるゆうべより
夢みるひととなりにけらしな
歌人𠮷井勇の自筆だそうな
これを平たく言えば…
珈琲の香りにむせぶタベから
夢見る人となってしまったようだ
そんな感じ
そんなこんなの昭和レトロな喫茶店
店内は青い照明
なんで?
⻘い光は…
⼥性が美しく⾒え
男性は若々しく⾒える
…からだそうです
ホンマ?
ワタシキレイ?
そんなこんなのソワレには
絵を沢山飾ってます
全部本物の直筆画
これも拘り?
そんなこんなの
なんかお上品な紳士淑女の
集まりの場…
みたいなイメージがあったので
当時は中々足が向かなかったのだけれど…
ワタシが京都にご縁があって
よく行くようになった頃
そんな時を同じくして
出し始めたメニューが
今、ココの名物となっているもの
久しぶりに入ったソワレ
久しぶりにこのメニューを
ゼリーポンチ
赤青黄緑紫の透明な
5色のゼリーが重なり合う
…なにの青い光の中で
キラキラ
青い照明の部屋には
5色のゼリーがよく似合う
今訪れるほとんどのお客さんはこれをオーダー
そんな喫茶店
メニュー表紙には
Soyez la bienvenue
…の文字が躍る
「ようこそお越しいただきました」
そんな意味だそうな
店名はソワレ
ステキな夜
そんな名前と共に
レトロな味わいの喫茶店での時間
遠い昔
若い頃に
タイムスリップしたような…
そんなヒトトキでした
…ちゅうことで
ほな
また