朝、珈琲を入れる
その作業は面倒だけど
ひとつひとつの作業が
何かしらの儀式であるような
そんな気もしないわけではない
豆はシティに焙煎した
ブルーマウンテン
12gのダークブラウンの豆を
ミルの大きなカップに入れる
営業用の電動ミルは
これっぽっちの豆だけ?
そんな文句を言ってるかの如く
大きな音を立てて回転を始める
そんな喧噪のあと
部屋イッパイに広がるのは
フレグランスの香り
ペーパーフィルターに
珈琲の粉を平らにならし入れ
少しのお湯を廻し入れる
蒸らす時間は30秒
お湯を含んだ粉は
ふんわりふくれる
先の細いドリップポットで
蒸らした豆の上に
『の』の字を書くように
お湯を廻し入れると
ふんわりもっっこり
白い泡の山をつくり
珈琲がしたたり落ちる
香りが立つ
上品でフローラルな香り
今日の気分はシンプルな白いカップ
そんなこんなで
今朝の珈琲は
ブルーマウンテン
珈琲のお供は…
『小澤の四季』
小澤征爾がタクトを振り
ボストン交響楽団が奏でる
ヴィヴァルディの四季
先ずは『春』から
第1楽章…
春が来た
小鳥は楽しそうに歌い…
というソネット
馴染のある曲が流れる
ひょっとすると…
クラシック音楽の中でも
最も有名なメロディなのかもしれない
きっと知らない人はない…
そんなクラシックを聴きながら…
飲むのは先ほど入れた
ブルーマウンテン
味わいは黄金バランス
酸味、苦み、香り、甘み
すべてにバランスが良い
そんなこんなの
朝の珈琲
いつもはJAZZをかけることが多いけど
タマにはクラシックも良いもんやな
耳に馴染んだ『四季』
香り高い珈琲と共に
清々しい1日の始まり
…かな?
面倒で憂鬱な
そんな仕事が今日の夜にあるけど
ま、それも仕方が無い
楽しいことだけじゃないのが
世の常、人の常
この三連休は
お天気がパッとしないな
梅雨だもんね
でも、この3日が終われば
梅雨明け…
きっと来週は梅雨明け
さぁ、夏本番…
やってみたいこともあるし
行きたいところもあるし
そんなこんなの様々なことを考えつつ
暫しの時間ではありますが
朝のまったりした時間は
過ぎていくのです
珈琲とクラシック
音のある風景
そんな朝
かな!?
…ちゅうことで
ほな
また