京都のおウワサでゴザイマス
先ずはセコイ話しから
ナンチテ
… … … ■ ■ ■ … … …
メッチャ久しぶりヤな…
もう何年ぶり?
以前に来たンは
モチノロンロン、
コロナ前であることは間違いない
きっと5年くらいは来てヘンな
そんなことを思いつつ
東山五条から五条通へ
狭い五条通は観光バスが列を成す
一番奥の市営駐車場へ停めよう
そう思って奥へ奥へ
駐車場整理のオッサンが
旗振って、あっちゃ行け、停まるな
…と???
なんで?
置かれへん?
およよ…
どやさ…
駐車場には『バス専用』って看板
どうする?
ここから先は人人人人
人だらけで道路は埋め尽くされてるし
どうする、ワタシ…
和歌山ナンバーはタクシーの中に埋もれ
行き場を失う
およよ…
どやさ…
この先には
確か…
一軒、民間パーキングがあるはず
でも、そこも満車
歩いてる観光客を
交わしつつ狭い露地の
パーキングを見つけ
やっとのこと駐車
お代はおいくら?
10分で400円也
ははは…
やるなぁ~!
ここから目的地までの参道を歩いて
お寺に行って、御朱印もらう時間は
短く見積もっても約60分
…ちゅうことは
400円/10分
イコール
2,400円
やるなぁ~!
2,400円…
青春18切符やったら
一日中乗りホやし
JRだと赤穂を超えて
岡山の手前まで行ける?
ま、そんなセコいことは
イワントコ
そんなこんなで
駐車料金2,400円以上を
たまた覚悟しつつ…
久々の
『清水寺』へ
清水と言えば…
清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢ふ人みなうつくしき
世に衝撃を与えた『みだれ髪』
与謝野晶子がその歌集の中にいれた歌
二十歳ソコソコのうら若き晶子が
恋人であった鉄幹と共にあるいたのか
はたまた…
女子会の花見で浮かれ気分だったのか
そんな背景は知るよしもないけれど
祇園から清水へ
桜咲き乱れる月夜を高揚しながら
歩いて行く…
そんな情景が楽しげに美しく思われる名歌
…やなぁ
…と、ふと思っただけで
今、現在、この時は
お天気ピッカリ蒸し暑く
清水への参道は…
なんじゃこれ!
…のオーバーツーリズム
人人人人ひとひとひと
観光客、観光客、観光客
外国人外国人外国人外国人
ここは心斎橋か、原宿か!?
参道という落ち着いた雰囲気の欠片も無く
様々な言語が飛び交い
ワケワカメな着物姿の外国人達
それに修学旅行生が混じり合う
そんな喧噪の世界…
ま、これは
コロナ前でもそうやったけど…
そんなこんなの清水寺
そう言えば…
かの源氏物語
夕顔の段で描かれていたのも清水寺やったな
六条御息所のトコへ向かう途中に
見つけたベッピンさん
白く美しい夕顔の咲く
そんな家に住んでたので
名前を『夕顔』という?
ホンマ、スケベ男やでぇ
彼女のとこに○○で××なコトで行く途中に
他のベッピン女性に目移り
以来、六条御息所のトコには行かずに
夕顔のトコに入り浸り
そりゃ…
六条御息所も嫉妬のあげく
生き霊になり夕顔を憑り殺してしまう
夕顔は、清水寺の近くに埋葬される
自分の身代わりで殺された夕顔を思うと
後悔の念とヤバイヤンという不安に包まれる
それをみた家来が
清水寺の観音様に
「このメッチャヤバい危急を救いたまへ」
…と念仏した
そんな場面が『源氏物語』に書かれてた、かな!?
観音様にお参りする光源氏と
ワタシのお参りとはじぇんじぇんチャウケド!?
ははは…
ワタシは西国三十三ヵ所の
御朱印のためです
スケベな光源氏とは
ちゃいます!
ナンチテ
そんなこんなの
静かな時代とは違う
今の清水さん
以前にAUのお客様方が来たときは
この階段でみんなで集合写真も撮れたけど
今は…
無理
人だらけの
観光客だらけの
清水寺
年に500万人も来るンだって
500万人
勘定高い関西人は直ぐ計算するのでゴザイマス
500万人来て
参拝料が500円/人
…だとすると
250億円
およよ…
どやさ…
日本の中でこれだけの売り上げを誇る会社は
全体の約1%
すんごい売り上げ
いや…
観音様に叱られる…!?
そんなこんなの清水寺
オーバーツーリズムの代表選手です
ま、世界的に見ても
この建物はすんごいけど
世界のガイドブックでとっても有名
そりゃ、インバウンドはドンドンバリバリきますわなぁ
朝、6時に開門するんで
そのときに来れば
本来の静寂と
観音様に寄り添うことも出来るかも
柿本人麻呂もこれだけ外国人が来るとは
思ってもみなかっただろうな
創建当時…
音羽の滝も大渋滞
おみくじのトコロも大渋滞の大行列
でも、御朱印のトコロは
ガラガラ
世のワコウドは
おみくじは買っても
観音様に般若心経を唱えての
お参りはしないようです
ははは…
そんなこんなの
清水寺
それにしても立派な舞台の柱組
建築の美
すごいな
清水の舞台から飛び降りる
そんな言葉があったけど
ホンマに飛び降りるブームがあったんだってね
観音様に願をかけて
舞台の欄干から後ろ向きに飛ぶ
願いがかなえれば無傷
ダメでも極楽往生が出来る
…だそうな
アホな話しやけど
江戸時代の清水寺成就院日記によれば
234人が飛び降りたそうな
生死はわかりませんが
きっと随分亡くなったんだろうな
こわいこわい
そんなこんなの
清水寺
参道の喧噪を通り抜け
ビックリ価格の駐車料金も無事支払い…
お次はどこへ???
そんなおウワサは…
あしたのココロだぁ~
…ちゅうことで
ほな
また