道端の桜に春を感じて… | The Sam's Room

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 TODAY'S
 
道端の春

 

 

先週、

いや…

3日程前までメッチャ寒かったのに

 

 

急に20℃  up

ヘタすりゃ、23℃!?

 

 

やっぱり春は来る…

 

 

あれだけ固かったつぼみも…

 

 

 

 

そのかたくなさは

うらやかな陽光に

ココロ許したかのように

ナンチテ

 

 

パッと…

 

 

 

 

輝く…

 

 

春やな…

 

 

すぷりんぐはずかむ

すぷりんぐはるかむ

ナンチテ

 

 

 

 

 

  例の山里に…

 

 

事務所で仕事をしていると

春の訪れをなかなか感じられない

 

 

ウチの事務所の道向かいの美容室は

南向きで大きなガラス窓を通し

暖かい陽光が降り注いでいるよう

 

 

ウチの極超零細弱小会社は

北向き…

 

ウチにも大きなガラス窓はあるモノの

北向きの哀しさ

陽光には無視される

夏はエエケド…

 

 

そんなこんなで

久々、

1週間ぶりに

 

一週間のごぶさたでした…

玉置宏みたいに…

 

 

例の山里の、例の古民家宿に向かいました

 

 

 

峠を越えて

一つ目のトンネルを抜けると

景色は一気に変わる

 

 

一週間前には

まるで枯れ枝のようだった桜木が

どないしたん?

 

スッピンが突然華やかなドレスで着飾った

そのギャップにあんぐりと口を開くような

そんな感じ…

 

 

桜、咲いてるやん

 

 

 

そしてダム湖の周辺まで来ると

 

 

道端はもう桜並木

 

 

 

いつの間に…

キミ達、咲いたン?

 

 

短い間に…

咲いたン?

 

最短にさいたん…

ナンチテ

 

 

 

 

これでも5分咲きかな…

 

 

きっと、たぶん、ぱっひゃぷす…

 

ココントコの陽気だと

あと2日もあれば満開

 

 

浮かれ人は

ココがチャンスとばかりに

宴を催す

 

 

桜の時期は短い…

 

梅は割合しぶとく(?)咲いてるけど

桜はそうはいかん

 

パッと咲いて、パッと散る

 

だから浮かれ人は慌てる

短命な美を楽しみたい?

いや、単に酒を呑みたいだけかも!?

 

 

落語の世界にも花見の噺が多い

たいがい酒にまつわる噺

 

『貧乏花見』

江戸落語では『長屋の花見』というけど…

 

持ち寄った代用品で花見気分

でも、それじゃアカンとウソケンカをして

そのすきに花見客の酒とご馳走をせしめる!?

しかし、ケンカがホンマになって…

そんなお噺

 

 

『花見酒』という噺は

オトボケな仲良し兄弟分が

三升の酒を50銭で売るという噺

最後はワケワカメな計算で納得するという

そんなお噺

 

 

落語の世界の花見はオトボケやけど

万葉の時代は趣が違う

 

 

 

  花の命は短くて…

 

桜って

パッと咲いて

パッと散って

しまうのでそれを惜しんで詠んだ歌が多いよね

 

 

あしひきの山桜花日並べてかく咲きたらばいたく恋ひめやも

 

山部赤人さんが詠んだ歌

 

もし桜が何日も咲いてるンヤったら

こんなに恋しいと思えヘンのになぁ~

 

…ちゅう意味かな

 

裏の意味は

命短し恋せよ乙女…

みたいな意味もあるとか無いとか、シランケド…

 

いやいや…

そういうコト言うと今ではアカン

乙女の時期は短い?

いや、一生乙女のようですよ…

ナンチテ

 

 

そんなこんなで『桜』といえば

やっぱりこの歌でしょう…

 

 

清水へ 祇園をよぎる桜月夜 

  こよひ逢う人 みなうつくしき

 

 

堺の菓子屋のムスメさんだった

与謝野晶子センセ~の歌

桜の季節になるとこの歌が

頭の中をぐるぐるぐるぐるグルコサミン

 

ワタシ、この歌がなんか好き

 

 

昔、京都に凄くご縁があった頃に

円山公園から祇園に向かう道すがら

この歌が頭の中を…

ぐるぐるぐるグルコサミンしてました

 

円山公園の枝垂れ桜にめろめろ

 

またこの歌の場面として

祇園の風景として

祇園 白川の桜…

 

これが重なって与謝野センセ~のあの歌に

京都の春を感じたものです

 

イロンナイミデ

 

でも、それも…

 

 

今は昔…

 

 

 

 

  信州の山桜…

 

 

例の山里の

例の古民家宿には

一本の『山桜』が植わっています

 

 

樹齢はもうそろそろ40年ほどに達するかも

 

でも、そんなに大きくはなってないのです

 

なぜかというと

その山桜は、

30数年をワタシの家の

小さな鉢の中で過ごしてきたから

 

 

4年ほど前に

古民家宿の入り口付近に移植しました

 

 

この山桜は

ワタシが若い頃からよく通っていた

信州、栂池高原のスキー宿に寄り添うように

植わっていた大きな山桜のお子様、ご子孫

 

 

スキー宿のオーナーが

その山桜の種を植え、育てて

その山桜の小木をワタシにくれたのです

 

 

栂池高原のスキー宿に根を下ろす

その山桜は大木でした

 

5月の連休には大きな木イッパイに

見事な花を付け、ワタシ達を迎えてくれた山桜

 

 

その種をオーナーが育て

ワタシに株分けしてくれたもの

 

家では鉢に植えてずっと育ててましたが

鉢植えでは大きくならず

その山桜はワタシの背を追い越せずに30余年

鉢の中で一生懸命、命を繋いでいました

 

 

ワタシが古民家宿を始めた数年後

この山桜には、この古民家がふさわしいと思い

古民家宿に地植え…

 

 

でも、今だ花が多くつけません

 

去年は数輪咲いただけ…

 

なぜだろう?

 

 

そんなこんなで

今年は…

 

 

まだこんなに固いつぼみ

 

いや、葉っぱ?

 

 

いつ、あの親桜のような

キレイな花を付けてくれるのか

満開の桜にいつなるのか

 

ずっと楽しみに待っているのです

 

そんな古民家の山桜

 

 

がんばれ…

 

 

 

 

…ちゅうことで

 

ほな

また

 

チョキ