春を感じて
もう2月末…
春は直ぐそこ
ウロチョロしてる間に
すぷりんぐはずかむ
そんな春の便りが…
と言うおウワサでｺﾞｻﾞｲﾏｽ
届いた箱は…
ぴんぽぉ～ん
ヘンな時間に
ぴんぽぉ～ん
なんやろ…
玄関を開けると
にこやか顔の郵便局員が
箱を持って立っている
お名前をフルネームでお願いしますと
ん～、書くンはイヤやけどそれ決まり
字が上手かったらナンボでも書くのに
金釘流免許皆伝のワザは小学生以下か
ははは…
エエ歳こいて恥ずかしい
そんなこんなで
下手な字でサインし受け取ったのは…
段ボールいっぱいの柑橘
親戚の農家が収穫毎に
贈ってくれる柑橘類
紀州和歌山は果実王国
特にミカン類は生産量日本1
そんななかでも
この親戚のお宅は
一年中ミカンが途切れないという
田辺市の秋津という地方の農家さん
持つべきモノは
ありがたい親戚
季節ごと収穫ごとに
送って頂けるのです
さてさて
今回はどんな種類の柑橘ななんやろ
我が国ニッポンには
な、な、なんとぉ～
103種の品種登録がされてる！
ホンマの数はよ～わからんけど
一説に寄れば
温州ミカンだけでも115品種
中晩柑の品種で83品種とも
そんなこんなの『みかん』
今の季節は中晩柑の季節
さてさて今回は
何を送ってくれたのでしょう
楽しみです
蓋を開けると
こんな三種類の柑橘が入っておりました
左から
あすみ、スイートスプリング、春峰
ほな、頂きましょう
春峰
春の峰と書いて
しゅんぽう
これ、純粋に和歌山生まれ
、清見オレンジと水晶文旦がパパとママ
実はワタシの知人がこれを掛け合わせて作った品種
これ実は
めっちゃ希少な品種
そんなに出回っていないのです
皮は割合厚いのですが
手でスッと剥けちゃう
しかも剥いた手がベタベタしないのも特徴
香りがめっちゃ爽やか
袋ごと食べられて実が大きく
食べ応えがぐぐっとある
栽培がめちゃ難しいらしく
これを育ててる農家さんは
とても少ないので希少品種
そんなこんなの
『春峰』です
さて、お次は…
スイートスプリング
これまた希少品種でｺﾞｻﾞｲﾏｽ
上田温州みかんとハッサクがパパとママ
昭和22年に交配され実が付いたのは昭和39年
で、商品化に至ったのが昭和59年でこの名が付いた
…という長～～～～い時間がかかった品種
これまた栽培がとてつもなく難しく
そのために市場ではあまり目にすることが
少ないという希少品種のお仲間
皮がゴツゴツして剥きにくいので
果物ナイフでカットした方がエエな
スイートスプリングという名前通り
爽やかな春のような甘さ
どんなん？
食感でいうとハッサクやけど
甘さでは温州ミカンのように
甘いけれどスッキリした甘味
爽やかで春を感じます
そして最後の品種は…
あすみ
これは
先ほどのスイートスプリングとトロビタオレンジ
というパパとママから出来た品種に『はるみ』さんが結婚
できたこどもが『あすみ』さん
スイートスプリングのお孫さん？？？？
柑橘界は源氏物語のように
複雑怪奇な縁故関係、相関関係がある！？
ﾅﾝﾁﾃ
そんなこんなの
あすみ
これまた前述の2種類と同じで
めちゃ希少な品種
ま、珍しいんです
この三種類の中で
一番ミカンっぽい？
外皮が薄く手で剥きやすくて
中皮も温州ミカンのように薄くて
とても食べやすい品種
糖度も高くて
プチプチした食感を楽しめる
そんなこんなの
柑橘三種
紀州和歌山はミカンの一大産地
温州ミカンは10月から
そしてその後は中晩柑
一年中色んな柑橘が楽しめます
ま、これら2種類のような
めっちゃ育てにくく市場にあまりで廻らない
そんな品種もイッパイあるけど…
でも、こんな希少な品種に出会えれば
めっちゃテンション上がります
通販してるトコもあるけど
出会えることはめったにないかも
こんな柑橘に出会いませんか？
紀州和歌山にちょくちょくおいで下さい
希少で貴重なお味に出会えるかも？
みかんでテンションアゲアゲ
春を感じてみませんか…
…ちゅうことで
ほな
また
