事務所の近所のお宅
あれ?
なんかチョット様子がおかしい。
なんやろ?
そのお宅、
現在は老夫婦でお過ごし。
そこのおじいさんは
デイサービスをご利用で
毎日、通われている。
夕方、
そのおじいさんが
ディサービスから
送られ帰ってきたところみたい。
送ってきた老人施設の職員さんと
おじいさんが家の前をうろうろしてる。
んっ?
なんで家に入れヘン?
なんか気になって…
チョイと覗きに行くと
およよ…
どやさ…
家に入られヘン
…と。
なんで?
家の中におばあさんがいるんだけど
家の中で転けていて立てない?
だからカギが開けヘン?
えっっ?
アカンやん…。
倒れてるって
どやねん?
家の横に廻って
窓ガラス越しに
家の中をのぞくと
およよ…
どやさ…
中でおばあさんが
ベッドから落ちて
起き上がれずに
のたうちまわってる?
窓までは直ぐそこ。
手を伸ばせばカギの処まで届きそう。
でも、あと10cmほどの
めっちゃ惜しい距離が
届かない。
おばあさん、
のたうちまわる。
声をかけると…
立ち上がれん
…とガラス越しに応答。
おばあさんは足腰が弱く
一度転けると立ち上がるのが容易ではない方。
声をもう一度かける…
大丈夫ですか?
他にケガとか
具合の悪いところは?
なさそうです。
ただ起き上がれないだけ、
…のようです。
先ずは一安心。
でも…
どうする?
どうやればいい?
おばあさん、家の中でひとり。
立ち上がれない、動けないので
カギを開けられない。
外にいる
おじいさん、登場。
手に持ってるんは…
石?
んっ?
これでガラスを割るって?
おばあさんが家の中から
『アカン、ガラス割らんといて!』
…と。
おじいさん、
ちょっと認知症が入ってて
何やワケわかめなとこも!?
それをとめる
施設の職員。
どうする?
ココは落ち着こう!
家の中のおばあさんとは
会話も出来るし
身体も他には悪くなさそう。
ただ、転けて自力で立てないだけ。
…となると
ちょっと時間はかかっても
なにかドアを開ける方法を考えンと。
施設の職員さんに
『緊急連絡先を聞いてるはず、そこに電話して』
…とお願い。
ガラスを割ろうと
石を持って構えている
おじいさんを止めつつ…。
その間
おばあさん、のたうち回りながら
窓ガラスのカギを開けようと
必死で窓ガラスに手を伸ばすけど
あと10cmほどのところで
手をググッと伸ばすだけ。
惜しい…
届かへん。
そんなこんなで
おばあさんに声をかけつつ
2~3箇所の連絡先に
電話。
ムスメさん
電話にでんわ…
コールすれども電話が通じヘン。
ほな、
ムスメさんのダンナさんに。
これまた…
電話がでんわ!?
いや、セ~カクに言うと
電話にでんわ?
何度かトライして
やっと連絡が付いた!
10分ほどで来ることが出来るという。
よかった…
待つこと10分。
やっとムスメさんのダンナ、
駆けつける。
合い鍵で玄関を開け
おばあさん、救出。
どうやら
おばあさんの身体は異常がなさそう。
おじいさん、
やっと石を手から話す!?
そんなこんなで
約20数分のドタバタでしたが
無事、トラブル終了。
おばあさんの身体も大丈夫みたいだし
おじいさんも無事家の中に。
それにしても
デイサービスの送迎のオッサン
チョット『スがきいてヘン』って感じ。
こ~ゆ~ときに
どんな対応をすれば良いのか
よくわかってへん感じ。
スがきいてヘン
ま、ソレハオイトイテ…
こんなケースってどうすれば良いの?
合い鍵をわかるようにどっかに置く?
ナンカアブナイナ
蹴破ってはいる?
キブツハソンニナッテモコマル
デイサービス職員がカギを持つ?
ソレモナンダカナァ~
これに限らず
なんかあったときって
どうすれば良いのか
難しいことです。
おばあさんが家にひとりの時は
防犯のためにもカギはかけておかないとね。
でも、
もし中で倒れたりしたら
そんなことに気がつけば、
当然窓ガラスを割るなり
ドアを蹴飛ばすなり
なんか壊して中に入らんとアカン。
セキュリティーがしっかりしている家だと
蹴破ってはいるのも中々難しい。
緊急を要するときはやっぱり
119番やけど…。
御近所の人が気がつく…、
これって大事かも。
ま、
いつどんなことがあるかワカレヘン
それがどういう事態で
どんなことになるンかも
ワカレヘン。
危機管理とか
リスク回避とか
完璧にすることはムズカシイケド
なんかの時の対応って
色々想定しておくコトって
大事なんだなぁ~、
なぁんて考える機会になりました。
とにかく…
無事で良かったです。
…ちゅうことで
ほな
また
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