久々の衝撃… | The Sam's Room

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朝、珈琲タイム。

1枚のアルバムと共に。

 

 

さて今朝はなにをかけようか…

気ままな仕事前の楽しみ。

 

 

レコードの棚を物色。

 

 

そうだ、こんなのがあったなぁ~、

…と、黒っぽいジャケットのLPを取り出す。

 

 

 

糸ドライブのターンテーブルに乗せ

針をそっとおろす…

 

 

 

 

夏だというのに

スゴく気だるい…

そんなジャズが流れ始めた。

 

 

 

 

 

ご存じだろうか…

 

浅川マキという歌い手。

 

 

 

北陸の役場勤めをしていた彼女が

歌を歌いたくて上京。

米軍キャンプやキャバレーまわりをしていた頃

 寺山修司に見出され、

1969年にリリースした『夜が明けたら』で

鮮烈な再デビュー大ヒット。

 

 

気だるい感じの歌い方が

なんかぐさっと刺さる。

 

暗い…

実に暗いのだ。

 

 

そんな浅川マキの6枚目のアルバム。

それがこれ。

 

 

あの『夜が明けたら』の世界を

そのままJAZZの世界に引っ張り込んできたような

そんな感じ。

 

 

とにかく、このアルバムは、

ジャズだ!

 

 

バックのミュージシャンは

山下洋輔・森山威男・坂田明・稲葉国光

 

なんと豪華なジャズメン達。

 

 

彼らの演奏をバックに

淡々と気だるく

浅川マキの歌唱が

響く…

 

 

なんか…

久々に聴いて感動、

というか、逆に新鮮。

 

 

今ハヤリの音楽はポップな

アップテンポの舌がもつれそうな

歌詞が連なる歌が多い。

 

 

このアルバムは

世界が違う。

 

 

なんと言うんだろう

むせかえるそうな

黒っぽい…

JAZZによくある黒人魂のような。

そんなニオイが漂う。

 

 

ブルースはあくまでも気だるく

でも時として

身軽にスイング…

 

 

 

これはなんだろう、

場末の酒場で酔っ払っているような感覚?

ニホンジャズの巨匠山下洋輔の作曲作品が多く

また浅川マキ自身の作詞や作曲の曲もある。

 

 

 

 

浅川マキ

 

 

アンダーグラウンドの世界

闇の中でうごめく音楽

 

そう表現してもイイのかも。

光指す明るい世界では決してあり得ない

闇の世界観というのだろうか

そんな香りが漂う1枚。

 

 

今久々に聴くと感動モン。

 

 

ちなみに…

浅川マキのレコードはCD化されたモノは少なく

しかもあれほどリリースしたレコードも

今ではもう入手困難だそうな。

 

 

ま、爆発的に売れる代物でもないけれど…。

 

 

 

今日のおウワサは

いつもオマケで書く

『今日の1枚』のお話でゴザイマシタ。

 

ま、いつも支離滅裂な内容でスンマヘン。

 

 

 

 

…ちゅうことで

 

ほな

また

 

チョキ