お昼を少し過ぎた頃…
曇天だけど、
雨も降らなさそうだな…。
よっしゃぁ~!
チョイとお出かけしてみるかぁ。
滅多に乗る機会のない
車庫でいつもおねんねしている
古いクルマをヨッコイショと引っ張り出して…、
よっこいしょ…。
よっこいしょ…。
ヨッコイショウイチ…、
昭和ギャグやん!?
そんなこんなで、
海 + カフェ + 古いクルマ
…というおウワサでゴザイマス。
… … … ■ ■ ■ … … …
車庫のシャッターを開けると
そこには古いクルマの後ろ姿。
少し長めの大きなドアを開き、
低いシートに身を沈める。
キーをひねるけれど、
セルモーターが廻少し手前まで。
そのままキーをオンしたまま、
電磁ポンプからガソリンが十分まわまで、
しばしの時間が流れる…。
その間、アクセルを何度か踏み、
来たるべき火入れに備える…。
そんな儀式にも似た古いクルマのスタート。
キュルキュルとセルモーターが何秒か廻ると、
ドドッと小気味よい排気音が聞こえる…。
なぁ~んてね!
さぁ、出発。
チョット時間はかかるけれど、
高速道は走らずに、
そのまま一般道を走り、
峠も越えて、目指す海岸へ…。
ワインディングロードを楽しみ、
iPhonからのお気に入りのプレイリストが
一巡する頃…、
この細い道の向こう見目指すカフェ。
細い道だよね、ガードレールもない!?
最後の急坂を登ると…。
ボートカフェ
こんな場所…、ってこれでわかる?
ワカレヘンガナ…
とっても人気のシーサイドカフェ。
駐車スペース5台のクルマは
先客のクルマ、ほぼ県外ナンバー。
そんな人気のカフェテラス。
お店は、貨車に積むコンテナのようなモノを組み合わせて、
おシャンティ!?
風通しを考慮したであろう半分開けられたどあから
中に入ると…
まずは、注文をし、支払いを済ませた後に
好きな席に座るというパターンのお店。
インドアのお部屋もいいけれど、
でも、シーサイド、
海辺のカフェだから…。
テラスに席を取りましょうか。
潮風も心地エエしねぇ。
エエヤンカ、眺めも…。
時間が少し遅いし、
晴天じゃないので青空はなかったけど…。
でも、すぐ近く念、に海があるのはいいよね。
少し離れたところに
釣り用の筏がいくつか浮いてます。
平日だし、誰もいないけど…。
そんなこんなの、
白とブルーに塗り分けられたテラス。
これに合わせた訳じゃないけれど、
ワタシの服装も、
白とブルー!?
ど~でもイイですが…。
カフェラテをお願いしました。
ホットで…。
暑いのに?
ホットいておくれやすぅ~!?
ナンチテ
やっぱりねぇ~、
海はイイよねぇ~。
曇天なので、
青い空碧い海ではなかったけれど、
紀州の海の透明感と、
少しの潮を含む風は、
この時間だと気持ち良い。
ヒトリで寂しいけれど
この景色があれば、それもイイかな…。
そんなこんなの
ゆったりした時間をしばし過ごし、
お店を出るころは、停めていたクルマも
随分少なくなっていました。
お店の前に停められた
ワタシの深いブルーのクルマは
1968年にドイツで生まれた、
ナイスミドルのレディ!?
実はオープンカーなのですが、
ほとんど、このハードトップ(鉄とガラスの屋根)を
外したことがありません。
オープンで走ることはまず無いオープンカー!?
ナンやよ~わからんけど…。
2人分しかないシートですが、
お隣の席はほぼいつも空けてます。
空けている?
『け』と『い』では大違い!?
ま、ド~でもイイですが、
古いクルマでのお出かけは
いつもシングルシート。
いわばバイクのような感覚かな…。
ヒトリで古いクルマを気ままに転がすのが
良いのかもしれません、ナンチテ。
そんなこんなのコ~シャク言うてんと、
シーサイドロードへ向かお!
…ということで、
いつものお気に入りの海岸。
ここにはバイクで来ることが多いけど、
古いクルマもイイかも!?
メルセデスベンツ280SL…
長いボンネットと『たて目』と呼ばれる
ヘッドランプがとてもお気に入り。
パゴダと呼ばれる、
屋根の中央が少しくぼんだハードトップも
個性的でいいよね、…個人的感想ですけど。
後ろに見えるのは『白崎海岸』。
和歌山のエーゲ海と呼ばれる
白い岩のキレイな海岸。
晴れてればホントにキレイな白と青のコントラスト。
曇天なのが一寸残念ですけど。
そんなこんなで、
再びクルマのキーをひねり、
海を望める
山道を越えて、
醤油発祥のマチ『湯浅』を通り、
帰路に…。
4時間弱のドライブ、プラスお茶タイム…。
53年を過ぎた古いクルマも元気です。
ハンドルを握るオッサンも…、元気です。
…ちゅうことで、
ほな
また