教科書に載ってたよな。

そんな記憶があって、
十和田湖=乙女の像
そんな図式がワタシのカラカラな頭の中にでも深~く刻まれているのでございます。
乙女の像…
裸体のうら若き乙女が二人、
十和田湖を望む林の中に、
手を合わせて立っている…
十和田湖を望む林の中に、
手を合わせて立っている…
そんな姿が目に浮かびますなぁ…。
ほな、会いに行きましょか。

青森一泊目の『奥入瀬渓流ホテル』から出発したのはチョットゆっくり目の9時。
奥入瀬渓谷を左右に見ながら十和田湖へ。
奥入瀬渓流ホテルから10数キロ渓流沿いをクルマで走ると
パッと視野が開けるトコロに出た。
十和田湖!!!
山の中に広がる大きな湖…。
ココをぐるっと半周廻るルート。
その途中に『乙女の像』があるという。
その途中に『乙女の像』があるという。
十和田湖の休屋という地域。
十和田湖南部の湖畔にあり、宿泊施設や食事処、お土産売り場が集まるトコロ。
でもなぁ…
もうチョット前は観光地で脚光を浴びてたんだろうなぁ。
閉鎖しているホテルやもぬけのからになっているお土産物屋さんなどがイヤに目につく。
夢の後…
ナンかそんな感じ…。
観光化され、色んな施設が建ち並び、賑やかだった頃があった。
過去…
過去…
でも、今は閑散として静寂と空虚感が漂う。
ナンか寂しいな。
ナンか寂しいな。
静寂はとても良いことだけど、
ソコに淋しさや廃墟が一緒に重なると意味合いも違ってくる。
ソコに淋しさや廃墟が一緒に重なると意味合いも違ってくる。
心地良い空間…、では無くなってくるんだよなぁ。
残念…
残念…
ま、そんな感じが漂う十和田湖休屋周辺も夏休みシーズンになると
きっと子ども達や若者の声が響き渡って、今とは違う風情を醸し出すんだろうなぁ…。
なぁんて考えながら、十和田湖休屋…。
乙女の像まではきれいに整備された散歩位置を歩いて行く。

少し雲が降りてきているせいで直射日光に当たること無く
気持ちよい散歩を楽しめる。
気持ちよい散歩を楽しめる。
目の前に見えている島は…

恵比須大黒島
湖上に浮かぶ美しい小島。
この島は、十和田火山活動による溶岩が露出したものだそうな。
松とツツジが共存する島は紅葉シーズンにはとてもきれいになる…らしい。

御前ヶ浜、きれいな浜ですね。
ここを更に歩いて行くと…
一番奥まった所に、

乙女の像…
これなんですね、教科書にも載っていた高村光太郎の作品。
高村光太郎…
たかむらこうたろ…
たかむらこうたろ…
でも、本名は『みつたろう』って言うンだって。
ソンナンドウデモイイケド
ソンナンドウデモイイケド
高村光太郎と言えばやっぱり
『智恵子抄』かな。
『智恵子抄』かな。
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
ほんとの空が見たいといふ。

このフレーズ、思い出すのは
『2代目コロンビアローズ』
が歌ってヒットした『智恵子抄』。
トシガワカル!?
トシガワカル!?
まだ小学生だったけれど、
この歌詞が鮮明に頭の中に刻まれてるなぁ…。
昔はこんな『文学歌謡』なるジャンルもあったな。
今は喧しくて単調な音楽が台頭している…
でも、こんな歌謡曲を子どもの頃から聴いて育っている身には
懐かしくも、またホッとするような歌の世界がある…ナンチテ。
でも、こんな歌謡曲を子どもの頃から聴いて育っている身には
懐かしくも、またホッとするような歌の世界がある…ナンチテ。

さてさて、高村光太郎
もうひとつの顔は日本を代表する彫刻家…でしたよね。
代表作はモチロン、この乙女の像。
これ、見たかった。
十和田湖畔の乙女の像。


やっぱりすごいな。
作品の解説やココに建立された経緯などは割愛…
キキタクハナイシキョウミモナサソウダシ!?
キキタクハナイシキョウミモナサソウダシ!?
そんなウンチクを語るより、
暫し乙女の像を見ながら高村光太郎とその時代、
智恵子抄などの世界に入ってみようじゃありませんか…アンチテ
似合いもしない場面でございます。
オユルシアレ…
オユルシアレ…
てなてな十和田湖畔に憩う…でございました。
ではでは、
クルマに戻り、秋田。青森の県境を半周し…
目指すは、弘前。
ホントは黒石でB級部グルメで有名な『黒石つゆ焼きそば』のはずだったのですが、
急にルートを変更して弘前直行としました。
急にルートを変更して弘前直行としました。
そんなこんなのお話しは、
次回に…
ほな
また
