国民食
そんな愛称で呼ばれているのが『カレー』。
インド料理やンか?
ちゃうちゃう…
今や、本家のインドを抜いて、日本がカレー大国になっちゃった。
その証拠に『カレーハウスCoCo壱番屋』がなぁ~んとぉ~、
かのギネスブックに『世界一のカレーレストランチェーン』として認定された、っちゅうからホンマモンやな。
で、カレーと一口に言っても『ご当地カレー』がゴマンとある。
数えてみよか…。
ウィキからのパクりやけど。
ほな、めんどくさいけど、書くで…。
えぞ鹿カレー(北海道)
富良野オムカレー(北海道富良野市)
オホーツク流氷カリー(北海道北見市)
札幌スープカレー(北海道札幌市)
ほたてカレー(青森県)
サクランボカレー(山形県)
あいがけ神代カレー(秋田県仙北市)
牛タンカレー
ツェッペリンカレー(茨城県土浦市)
みなかみダムカレー(群馬県みなかみ町)
サバカレー(千葉県)
白樺派のカレー(千葉県我孫子市)
北本トマトカレー(埼玉県北本市)
よこすか海軍カレー(神奈川県横須賀市)
梨カレー(新潟県・鳥取県)
氷見カレー(富山県氷見市)
黒部ダムカレー(長野県大町市)
金沢カレー(石川県金沢市)
越前イカカレー
桃カレー、ブドウカレー(山梨県)
リンゴカレー(長野県)
おもろカレー(静岡県磐田市)
奥美濃カレー(岐阜県郡上市)
飛騨牛カレー
名古屋コーチンチキンカレー(愛知県)
桑名カレー(三重県)
三重大カレー(三重県)
松阪牛カレー(三重県)
総長カレー(京都市)
黒米カレー(奈良県奈良市、大和郡山市、橿原市、他奈良にいっぱい)
水軍カレー(愛媛県松山市)
カキカレー(広島県)
博多とんこつカレー(福岡県)
焼きカレー(福岡県北九州市門司区)
豊後きのこカレー(大分県)
ゴーヤーカレー(沖縄県)
SPAMカレー(沖縄県)
ホラホラ、めっちゃあるやんな。
カレー食べ歩きの旅、日本横断…って企画が出来るかも!?
そんなこんなの数あるカレー。
色んなバリエーションが楽しめて、カレー大国ニッポンココにアリって感じがいたします。
そんな中で、今回のレポートは…、
1910年(明治43年)の創業という老舗中の老舗のカレーを食っちゃうことにいたしましょう。
…ちゅうことで、ワタシと一緒に名物カレーを食しに行きましょうぞ。
いざ、いざ、いざ!!!
ほな、イコカ…。
場所は、大阪 なにわ…
ミナミの交通の要所、南海『難波駅』からアーケード街を歩いてポッポッポ…、チョットの距離や。
暑いけど、歩こか…。
ほら、すぐやろ、もう着いたがな。
ここが 名物カレー『自由軒』 やでぇ!!!

チョイとレトロな、ガラスのショーケースが昔の食堂っぽい!?
それと、左に立ってるオバハンは????
アップップ…

このオバハン…、
いやいや、昔のオネ~サンが『名物若女将』…やで。
んっっ? チョットウソがあるかも!?
若女将って…。
女将はわかるけど、『若』って何じゃらホイ??
ははは…
ヤング、っちゅう意味やないことは確かやな。
その前に着いてる『名物』は、
ここの『名物カレー』にかけてるンかもシレンけど、
確かにようシャベル昔のオネ~サン。
で、思いっきり微笑みを送り込んでくるパネル写真オーラに招かれて、ごにゅうてぇ~ん!
およよ…
どやさ…
どやさ…
店内は大混雑。
ムッチャはやってるやン。

平日のお昼…。
お客さんで満杯状態。
でも、旅行者風の人が多いな。
そんでもって、お隣の大陸から来られたであろう方もかなりいらっしゃいました。
ドコニデモアラワエテル…。
ドコニデモアラワエテル…。
…ちゅうことで、
ここがかの有名な『名物カレー』の店。
ワタシのブログでももうなんだか書いたかもしれんけど。
ワタシのブログでももうなんだか書いたかもしれんけど。
ここはね、最初に書いたけど、明治43年の創業…。
めっちゃ老舗やんか。大阪の洋食の草分け的存在。
めっちゃ老舗やんか。大阪の洋食の草分け的存在。
この『自由軒』という名前は、開業当時『自由民権運動』が起きていた時なので、
創業者はこれが新しい時代の幕開けと感じて『自由』を店の名前に使ったんだそうな。
そんなこんなで、ビフカツとかカレーを洋食として出したそうな。
で、今は他のメニューより名物カレーがハバをきかせて、
お客のほぼ9割が『名物カレー』をオーダーしてる…。
では、ワタシも皆様の為に…、
そう、皆様にお見せする為にも『名物カレー』をオーダー。
そう、皆様にお見せする為にも『名物カレー』をオーダー。
それが、これ!

名物カレー
これがかの有名な名物カレーやでぇ。
なにこれ? …って?
普通のカレーライスのビジュアルとちゃうモンな。
そう、ココはカレールーとご飯が初めっから混じってるンです。
初代店主が、『どうせ混ぜるンやから、最初っから混ぜといたらエエやン』という発想。
それと理由はもう一つ…。
昔はご飯を暖かく保存するジャーもなく、熱々のカレーは出せなかったのですが、
創業者の店主はいつも美味しいカレーを熱々で食べて欲しいと考えていたそうな。
で、主人はハタと思いついた!!!
そうや!、
ご飯は冷めてても暑いカレーと混ぜたら熱々になるやンカァ…ということで、
この名物カレーが生まれたそうな。
で、もう一つ、特徴的なんは『生卵』のトッピング。
当時は貴重品だった玉子を落として、
高級感と栄養と味に拘ったのも大阪人のハートに火をつけたっちゅうことやな。

ほな、生卵もマゼマゼ…
ほら、これが名物カレーの食べ方。
ホンマはこれに、ウスターソースをかけるンがココの本格的な食べ方。
お味はケッコウ辛くて、後を引く美味しさ。
深いお味です。
お味はケッコウ辛くて、後を引く美味しさ。
深いお味です。
牛スジを2日間じっくりと煮込み、トマトピューレ合わせているそうな。
深~いお味です。
ないすぅ~!
ついでに書くと…
この店は小説家・織田作之助の名作『夫婦善哉』にも登場します。
本文を抜粋しますと…
この二三日飯も咽喉へ通らなかったこととて急に空腹を感じ、楽天地横の自由軒で玉子入りのライスカレーを食べた。「自由軒のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」とかつて柳吉が言った言葉を想い出しながら、カレーのあとのコーヒーを飲んでいると、いきなり甘い気持が胸に湧(わ)いた。
…中略…
あくる日、二人で改めて自由軒へ行き、帰りに高津のおきんの所へ仲の良い夫婦の顔を出した。
…中略…
あくる日、二人で改めて自由軒へ行き、帰りに高津のおきんの所へ仲の良い夫婦の顔を出した。
こんなようにココのお店が書かれてますな。
実際、織田作之助さんもこのお店がお気に入りで随分通われたということです。
そんなこんなの『自由軒』。
分家問題とか、色々あるようですがそれはそれ…。
老舗にはよくある話しですな。
とにかく、長い人気の名物カレー、あんさんもイッペン食べてみなはれ、美味しいですよぉ~。
ほな…
また…