貴方にとって秋とは…
芸術の秋
運動の秋
読書の秋
運動の秋
読書の秋
そして、
食欲の秋…
食欲の秋…

秋は良い季節ですね。
でも、
しかし、
but…
しかし、
but…
人生をダラダラ生きて、根性のないワタシなどは…
『秋』ではなく『飽き』かもしれませんなぁ…。
アカン、アカン…、もっともっと…、
アキを積極的に楽しまないとアキまへん。
アキアキするようなアキっぽい性格を直し、
時間にアキがないくらい、
アキてぃぶ(アクティブ)に過ごし、
根性すえてアキらめず、
アキ田県の人も、
ちアキなおみも、
和田アキ子も、
中森アキ菜も、
アキ竹城も、
…
みぃ~んな一緒に秋を楽しもうね…ナンチテ。

で、秋を楽しむと言えば、やっぱり『食欲の秋』でしょうなぁ。
そこかぃ!
そこです…

秋は何でも美味しくなるモノですな。
♪ だぁれかさんがぁ~ だぁれかさんがぁ~ だぁれかさんがぁみぃつけたぁ~ ♪
♪ おいしいあき おいしいあき おいしいあきぃ~ みぃつけたぁ~ ♪
♪ おいしいあき おいしいあき おいしいあきぃ~ みぃつけたぁ~ ♪
そうです!
美味しい秋を見つけに、とある山村の温泉へ。
場面はとある古民家…


自在鉤がかかる囲炉裏には炭がチョロチョロ。
独特の香りが部屋中を包み込んでいます。
炭の燃える香り…
ん~、何かしら郷愁を覚えますな。
今宵は一献、皆と共に傾けようじゃあ~りませんか。
出てきたお料理…





山村ならではのお料理もイッパイ。
ワラビ、虎杖、里芋、山葵寿司、鴨、そしてズガニ…
ズガニ!?
そう、全国的には『モズクガニ』と呼ばれているようです。
ワタシは『ズガニ』という呼び方が慣れ親しんでおりますねぇ。
では、ズガニ…

ちょっと小ぶりですが、これが『ズガニ』。
赤くなって…
恥ずかしい!?
恥ずかしい!?
元々はもうチョット茶色い感じですが、茹で上げられてほんのり紅くなっております。
よぉ~くみると…


笑っているように見える?
にこにこマーク、そう…、スマイルマークのようにも見えますねぇ。

で、このカニ、メッチャ美味しいんですよ。
かの高級食材『上海がに』と同じ仲間です。
いや、場合によってはこちらの方が美味しいかもしれませんぞ!
で、美味しいのはやっぱりメスなのです。
雌と雄との違いを見極めるのは簡単…


左が『お嬢様(メス)』で、右が『オヤジ(オス)』…
わかるでしょ?
お嬢様ガニのお腹に注目!
右のおやじガニのお腹の矢印のところがすごく細いのに対して、
お嬢様ガニの方は全体にまぁるくなっております。
ココが見分けるポイント!
で、お嬢様ガニの方がなんで美味しいのか…
やっぱりオヤジより、お嬢様の方がお綺麗で、お肌すべすべで、可愛くて…
なぁんてスケベオヤジ風の評価、ゲスの勘ぐりはおやめ!
なぁんてスケベオヤジ風の評価、ゲスの勘ぐりはおやめ!
ちゃいます!
お嬢様ガニのお腹の中、禁断のタマゴが入っておるのでございます。
コレが格別に美味い!
秋から冬にかけてはお嬢様ガニにとってはご懐妊の季節なのです。
で、ご懐妊あそばれたお嬢様ガニは…

どやっ!
この黄色い部分、そしてオレンジの部分…
カニのタマゴとカニ味噌
もう、コレって最高!
でも、周りにあるイガイガのようなモノ、
通称『ガニ』と言われるところは食べない方がよろしいですぞ。
ガニ…、カニのエラに当たる部分です。
モチロン美味くない、
そして、不純物があったり寄生虫があるかもしれないし。



さてさて、食べてみましょう…
こういう状況下に置かれたときは、本来のお上品な自分は捨てましょう。
野生に戻るのです。
お手々を使って甲羅をガバッと開くのです。
そして、『ガニ』を取って、真ん中から縦に半分にパキッと割る。
ここからがカニ食いの醍醐味を味わうときなのです。
品位、品性、名誉、名声、地位、立場…
全部すっぱりカナグリ捨てて…
ガブッ、バリバリ…
食らいつきましょう。
野性的に豪快に食べちゃいましょう。
野性的に豪快に食べちゃいましょう。
そうすると…
あ~ら不思議、この世界…
タマゴとカニ味噌の芳醇で豊かな世界が貴方の心をわしづかみ!
コレが至福と言わずになんという、はやみゆう、ほくてんゆう、ダルビッシュゆう…
もうタマリマセブン…
『おねぇさぁ~ん! おさけぇ~、にほんしゅプリ~ズぅ~』と口走ってしまう自分がそこにいます。
ズワイガニ?
タラバガニ?
タラバガニ?
あはは…
そんなもん、メじゃない、ハじゃない、なんにもない…。
ホントのズガニの美味しさを知ったらもう止められない止まらない、
暴走列車に乗ったようなモンですな。
ウソだと思うなら、ホントに美味しいこの季節のズガニの子持ちを食べてみてください。
努々疑うことなかれ…
最高ですね。
最高ですね。

都会ではなかなかお目にかかれない『ズガニ』…。
この季節の子持ちズガニは何にも替えられない美味しさです。
手は汚れ、品性はかなぐり捨てないと食べられないシロモノではございますが、一度食べればやみつき。
脱法ハーブか、飛鳥の麻薬か…
トリコになりそうなお味でございますなぁ。
山村の幸を頂き、満悦のワタシ…。
これからあとはワイワイガヤガヤの宴席が深夜まで続き、
朝は温泉入ってコレマタ至福の時間…。
朝は温泉入ってコレマタ至福の時間…。
いいですねぇ…
オマケに朝食をご覧あそばせ…

湯豆腐、温泉玉子、そして…

鮎の一夜干し…
めちゃくちゃ美味い!
骨ごとバリバリですよ。
これまたなかなか食べることの出来ない逸品でございました。
塩焼きじゃ無くて『一夜干し』、味がすごく乗って美味しい!
塩焼きじゃ無くて『一夜干し』、味がすごく乗って美味しい!
コレマタ至福でございました。
さてさて、遊びすぎやろぉ~ってお思いの皆々様…
ちゃうんです!
実は、コレはお仕事のあとの至福の時。
そしてこれからのまたまたお仕事なのです。
秋本番の連休に遊びほうけてるのじゃ無くて、お・し・ご・と…
でも、仕事とは言え、
そのあとにみんな楽しい方々と御一緒にこういう美味しいモノを食べられると言うことは誠に持って幸せ!
連休つぶして仕事でもエエかぁ~、と思えるひとときでございました。
皆々様、ありがとうございました。