もうアカンかも… 不安な20余日間の巻

ひょっとするとヤバイかもしれない…
この世ももう少しで見納めかもしれん…

9月の末日、喉に違和感を感じてチョット不安になった。
喉の奥の方が詰まった感じがする。

なんか腫瘍が出来てルンとちゃうやろか…

外から触ってみると…、

ん？　喉の下の方に若干のしこり、かな！？

あぁ…、ガンかもしれん…

がぁ～ん！

タライが頭の上から降ってきたような感覚に襲われた。

『がぁ～～ん！』　（バラエティ番組とちゃうねん！？）

喉頭がん　or  食道がん！？

ま、ま、まさかりかついだ…

ちゃう！、もとへ。

ま、ま、まさか！？

ガンかも…

ヤバぁ～！

それというのも、ワタシの廻りには最近、喉頭ガンになった方が数人居て、お見舞いに行った来たところなのでした。

その上、昨年は同級生がガンで亡くなったり、、胃癌や乳癌などにかかってしまった友人知人が今年になって多発しているから…

気持ちがツイツイそういうトコロに行ってしまうんですな。

元来、病院などには無縁で過ごしてきたワタシ…

アホは風ひかん…
アホは病気せぇへン…
ちゅうことやんな。

ほんでもって、アホなワタシだからいつも元気に走り回っておりまして、身体の調子が悪いなんてことは皆無に等しかった…

だから余計に調子がおかしいとヤタラ不安に襲われるのです。

でもね、
よ～く考えてみれば…
ワタシの生活って、自業自得…

暴飲暴食は、当たり前だのクラッカー…
ヒツネチャメシゴト…、いやいや、日常茶飯事、にちじょうさはんじ。
月月火水木金金＆夜夜夜、の仕事三昧…
ユックリする休日なんか年のウチに殆ど無く、動きっぱなしの生活、マグロ体質…

でも、
しかし、
but…

タバコは30歳くらいで止めたし、
人間ドックは毎年必ず受けているし、
朝のウォークだってケッコウやってるし、（実は3ヶ月ほどサボってるけど！？）

でも、それは病気予防の画期的な方法でも無いよなぁ。

とにかく、
暴飲暴食はヤバイよ。健康のためには最悪やな。
今日は飲まんトコ…というチョットした思い付きはオテントサンがスッと傾くと、パッ消えてサッサとどっかに行っちゃう。

飲めば飲んだで大酒飲みなワタシ…
ははは…　ン！？
笑いごっちゃないでぇ。

昔はスマート、足長でオットコマエ（うそ）だったワタシも今や平均体重を少しだけオーバーする中年オヤジ…
笑いごっちゃないでぇ。

十分な睡眠も取らずに、夜が遅くても、午前4時過ぎには起きてしまうニワトリ・キラーなワタシ…。
笑いごっちゃないでぇ。

人間ドックに行ったら、中年バリバリ、成人病の巣窟やがな、ワタシ…。
笑いごっちゃないでぇ。

血圧も高いンや、これが中年の勲章やネン、なぁんて嘯くワタシ…
笑いごっちゃないでぇ。

そんなこんなで、健康的とはほど遠いところでマグロ的行動を取るワタシですから、

成人病も『よっ、待ってました、こっちゃ来い！　こっちゃ来い！』と呼んでいるような生活ぶりですな。

で、
で、
で、

ようく考えてみるとそんな生活ぶりだから、ココロの奥底では『病気に対する不安』は何時もつきまとっているんだな、コレが…。

だから、喉に違和感を覚えたときに『あっ、コレはヤバイよなぁ…』と思ってしまったのでゴザイマス。

ガンかもしれん…　と。

その上、前述の通り、ワタシの廻りに喉頭ガンにかかった人や脳血栓、胃癌、乳癌になってしまった友人知人も今年になってイッパイいるし…

何か不安…
病院に行こ…

そう思ったんだけど、仕事がギュウギュウに詰まっているし、自分一人でやっている（やらなければならない）イベント準備が待ったなしで追っかけて来ている『にっちもさっちも、こっちもあっちも、ドッチもコッチも…』な極限状態なのですから、休む訳にはイカの○○○○。

アカン…
病院に行く暇が無い…

でも、ヤバイかもしんない…
ガンかもしんない…

すんごく、すんごく、ブル～な気分…

仕事をほっぽり出して病院に行くか、若しくはやらなければならないことをキッチリ済ましてそこから病院に行くか？

あぁ、ハムレット…
悩んだのです。

ハムレットの名言が頭の中をよぎる…

あぁ、to be or not to be, that is the question…　(日本語訳 ： 生きるべきか死ぬべきか、それが問題)　

ついでに、こういう新作パロディ・ハムレット名言は？

あぁ、to be to be ten made to be…　（日本語読み ： 飛べ飛べ　天まで　飛べ！？）

そんな冗談言ってる場合じゃ無いけれど、でも、病院に行けなかった。

こう見えても責任感だけは強いのです。途中で放ッポリ出すのは自分自身で許せないのです。(カッコエエどぉ！？)

でも、心の中では『早期発見早期治療』という言葉が頭の中をグルグルグルグルグルコサミン…

早く病院へ行かないと…
もし、ホンマにホンマ…
もし、ガンだったらヤバイよなぁ…
早く病院に行かないと…

そんな思いが頭の中をグルグルグルグルグルコサミン…

でも、仕事やイベント準備が迫り来るし…
放りっぱなしに出来ヘンヤンかぁ！

あぁ、どうすりゃイイのさ思案橋。

結局薬局放送局…、
全ての仕事やイベントを終えて、一通りのケリをつけてヤットコサ病院に行ったのが昨日でした。

喉に違和感が出て、20日間余り…

『これで手遅れで死んじゃったらどうしよう』
『あぁ、情けないなぁ…』
『あれもこれもまだやりたいけどなぁ…』

なぁんてイラン心配ばかりの気の重たい日々でございました。
ソレヤッタラハヤクイシャニイッタラエエノニ！

そやねん…

でも、そこで行けないワタシ、
あぁ、可哀想なワタシ…
マッチ売りの少女よりもヒョットしたらカワイソウかも（ソンナカワイイモンジャナイッテカ！？）

行き先は『耳鼻咽喉科』、

耳鼻咽喉科にインコウカ （ 行こうか？ ）…  なぁんてダジャレを言ってる場合じゃ有馬温泉…

やっぱり心臓、バックバク…

ゲンを担ぐんですな、こういうときは。

病院に入るときに、横に並んで歩いている人がいれば、『この人より先に病院に入ればカラダは大丈夫だ！』なぁんて、勝手にモウソウして、チョット早足で歩いて一歩先に病院に　in　…。

ふふふ…　コレで大丈夫！？　…　なぁんてゲン担ぎをしちゃったりして。（遊んでる場合ちゃうんですが！）

で、とにかく病院で、

変な病名の宣言されたらドナイしたらエエねん。

またまた変なモウソウが広がりますな…

あと、数ヶ月の命って言われたらドナイしたらエエねん。

ここまでの20余日間は、あの人この人、誰かさんに誰かさん、ほんでもって大切な方々とお別れは辛いよなぁ…なぁんて悲観的妄想にまっしぐらだったし。

この間、色んな人の顔を見ては、『あぁ、この人ともお別れになるかもしれん、これが見納めかもしれん…』と思ったり、合う予定が会えなかった人には『あぁ、最後に合いたかったなぁ…』などと悲壮感あふれる妄想をしてしまう。早とちりなワタシ。妄想ばかりで、もう そうんな想像はやめりゃイイのに！？

で、またまた…
仕事はドナイすんねん、

まだまだやり残したことはイッパイあるのに…

でも、ワタシのやりたいことはコレでオシマイ、ハイ、さようなら…
『はい、それまぁ～でぇ～よぉ』と、植木等のフレーズが頭の中をグルグルグルグルグルコサミン。

ダイタイやねぇ、病弱いのです。ヤマイヨワイ…

何時も強がっているけど、ホンマはアカンのやなぁ。
普段は健康だし、お医者様にかかるコトって『逆まつげがボウボウに生えてくる』こと以外にお医者様には無縁のワタシ。

ドッキンコで耳鼻咽喉科のドアをノック…

一応総合病院なのに、以外と早く診察してくれました。

先生…　若かぁ～。
めっちゃ、ヤング～。

♪　ワァイエム　シィ～エェ～　♪

と、西城秀樹の『ヤングマン』が頭の中を駆け巡るほどの若い先生が座っておりました。

『どうしたんですか？』

『かくかくしかじか…　どうじゃの ＆ こうじゃの…　』

先ずは『鼻の穴』をライトで覗かれた？　　

何が関係あんねん…？
まぁ、ええけど。
あんまり穴、覗かんといて…　恥ずかしいやんけ、それやったらもっと鼻毛、抜いといたら良かった！？　ﾅﾝﾁﾃ…

で、センセー、次の診察に移ります。
『ドコですか？　違和感のあるとこって…』と言うので、違和感のある部分を告げると、触診…　

つまり触られるんですな、イヤ～ン！？

『外から触る限りでは何にも無いみたいですねぇ』

『じゃ、コレを入れましょ』

ひえぇ～、あわぁ～、むぎぃ～、コメったどぉ、マメった…　（五穀の驚き…！？）

先生の手には約50cm程の黒光りする管が繋がれた機械が…
その機械、キッカイな！？　…　なぁんてダジャレを言ってる場合じゃなくて、それって鼻の穴から入れるんだって。

ぎょえぇ～！

まぁ、胃カメラよりマシ。
シュッシュッと鼻の穴に麻酔スプレーを吹いて、意外と簡単に挿入！

おや、ケッコウ楽やなぁ…
一瞬、ゲェ～となることもあったけど、撮影と診断は順調に進んでいくのでありました。

『ん～、悪性の腫瘍とか全く無いですなぁ。大丈夫だぁ。　ちょっと腫れてる部分があるけど、心配ないでしょ』

あぁ、若い先生が天使に見えた瞬間…
あぁ、貴方は光り輝く救世主、じぃざすくらいすとぉ～！
あぁ、安堵がワタシの胸の中をイッパイに包み込む…

大げさでしょ…
ヤマイヨワイのです、ワタシ…

結局薬局放送局、平静を装っていたワタシでしたが、約20余日の間というもの悪いことばかりを考えてココロはブルーになっていたのです。

一応ホッとしました。

でも、それを言うと友人某氏は『そんな若いお医者さんに診てもらって大丈夫かぁ？　アカンでぇ、きっと！』なぁんてイヤゴトを言ってワタシをまたまた不安に落とし入れようとするヤカラがいるのです。

アホォ～！

信じなさい、若くてもドクター、信じる者こそ救われる、じぃ～ざすくらいすとぉ～！
そして、南無阿弥陀仏…
（ウチは浄土宗なのです）

まぁ、そんなんで、一ヶ月後にまた来て下さいと言うところでヒトマズ一件落着。

健康には気をつけんとアカンですな。
気をつけましょ、暴飲暴食は止めて、夜更かしやハードワークも控えましょ！

…なぁんて、できるかな！？

お薬をくれました。

診察より『薬待ち』の方が時間がかかるのはチョット参るなぁ…

でも、安心した後だから余裕のよっちゃんでしたけど…ね