つれづれなるままに 日暮らし、酒にむかひて 思いつきばったりのよざれごとを
そこはかとなく語りつければ あやしゅうことものぐるほしけれ…
そこはかとなく語りつければ あやしゅうことものぐるほしけれ…
長月の頃 おふさかといふところをすぎて きのくになど訪ね入ることがあり 遙かなるミカン畑の細道を踏み入りて 心細く開きたる居酒屋あり のれんをくぐりカウンターなどに座するるに目の前におばんざいなど並ぶさまは いとあわれなり。
あれ?
最後の方は少しオカシイぞ!?
原文の言い回しからはからチョット遠い?
最後の方は少しオカシイぞ!?
原文の言い回しからはからチョット遠い?
まぁ、ヨロシ…
酒飲みには嬉しい秋到来、美味いモンが目白押しで、酒がまたまた美味くなる…
あぁ、痛風が恨めしいワタシ!?
徒然草のキレイな文章をパクった、いとあわれなることもないワタシ、吉田兼好センセ~、ワケワカメな盗作でごめん下さいませ。
ついでに○○チャンのアイデアもチョットぱくったことをこの場で厚くお詫び申し上げます…ナンチテ
で、前回の続きでございます。
邦楽コンサートを終え、お世話になった奏者の皆様方と御一緒させていただきお食事会を開くことといたしました。
邦楽コンサートを終え、お世話になった奏者の皆様方と御一緒させていただきお食事会を開くことといたしました。
メンバーは、
お江戸から来られた日本が誇る箏、三絃奏者『 I氏』… From Tokyo
最近結婚されて幸せイッパイ胸一杯の『S嬢』… From Osaka
肥後琵琶を次代に伝える数少ない奏者『T氏』… From Kyoto
そして、尺八を古典から現在音楽にまで広げて活躍中の『Y氏』… From Osaka
そして邦楽の普及をライフワークとするW子様、琴屋氏とイスラエルから来たお嬢様等々多彩な顔ぶれ。
いわゆる打ち上げ…ですな。
さぁ、邦楽の話しもヨロシ、お酒の話しもヨロシ、地の美味いモンの話しもヨロシ…
一緒に杯を重ねようではございませんか!
一緒に杯を重ねようではございませんか!
痛風を押して酒を飲む… いとあわれなり!? アワレ違いやないかぃ…
おや、ボウセンセ~も痛風ですか!?
ほほほ…
ほほほ…
なんか親近感を覚えますな、気ぃつけんとアカンでぇ…と互いに言いながら、それでも酒はやめられないとめられないというのは酒飲みのアホなとこですな。
さて、では、今宵のお料理…

はもぉ~!
鱧です。
今宵のメインは『ハモ鍋』でございます。
ハモと言えば京都ですなぁ…
でも、
しかし、
but…
しかし、
but…
内陸部の京都は新鮮なお魚が入らなかったので、そんなところでも食べられるハモが重宝されただけであって、京都のハモが特別美味いっちゅうわけでもございませんな。
このお店界隈で捕れるハモは脂ものって美味しいそうな…
しかも…
しかもでっせ、ハモの上の方にあるけったいな茶色の物体…
な、な、なぁんとぉ!
マツタケ様!
あぁ、マツタケ様、貴方とこのようなところでお会いできるとは…
タイヘン嬉しゅうございますなぁ。
どれだけ貴方を…まつたけ
ワタシ貴方を…マツタケではイヤでありんす。
そのかぐわしき香りに包まれ、はよう~、はよぉ~、食べとうござります。
どれだけ貴方を…まつたけ
ワタシ貴方を…マツタケではイヤでありんす。
そのかぐわしき香りに包まれ、はよう~、はよぉ~、食べとうござります。
で、左手におわしまするは、タマネギ殿。
お江戸から来られた箏&三絃の名手I氏は、
『鍋にタマネギ? そんなもの聞いたことがない、見たことがない!』とおっしゃる。
『鍋にタマネギ? そんなもの聞いたことがない、見たことがない!』とおっしゃる。
そうですなぁ、鍋物の具材にタマネギというのはあまりないのかもしれませんなぁ.
I氏、食してみれば…
ハモとタマネギの絶妙なるコンビネーションに驚き桃の木山椒の木でありました。
目からウロコ…
いや…
眼から鱧とタマネギが飛び出るほどのコンビネーションに大感激のご様子。
とにかく、『ハモ鍋』は関西ではタマネギが定番となっておりますぞ。
で、写真は無いので恐縮ですが、このハモ鍋のスープがまたステキなんですな。
ハモの骨に塩をして3晩寝かせ、それをコトコトと煮だしてとるスープ。
コレ最高!
お店の板さん、コレ最高!
コレ最高!
お店の板さん、コレ最高!
塩味はそんなに濃くないのですが、ハモから出るおだしが効きまくり。
何とも言えない深い味わいは、世界を飛び回っているI氏の舌をもカンドウの渦に巻き込んでおりますなぁ。
何とも言えない深い味わいは、世界を飛び回っているI氏の舌をもカンドウの渦に巻き込んでおりますなぁ。
う・ま・い…
まいうぅ~なんて言葉では軽薄すぎてアカン!?
ホンマに奥が深くて美味いスープでありました。
ハモとスープ、そしてタマネギとマツタケ…
ハモ鍋のハ~モにぃはグンバツでございました。
で…、お次は、

ハモのおとし 梅肉で…
まぁ、コレは『鱧料理』とすれば思いっきりスタンダード過ぎてオモロナイな。
肉厚で新鮮な鱧は美味いけど…
では、お次の料理は…

ハモのフライ
写真が悪いなぁ…
最近、ミラーレス一眼カメラが軽量であるにもかかわらず、でも持つには少し大きすぎることもあり、かつ面倒なので写真は手軽なiPhone5でしか撮らないのです。
故にあまり鮮明にこういうのが写らない(腕が悪い!?)ので、美味しく見えないかも!?
でも、
しかし、
but…
しかし、
but…
コレ、最高でっせ!
『ハモのフライ』…
サクッとした食感で、中のハモがふわっとなっていて、濃厚なソースと、サクッとした衣と、ふわっとした淡泊なハモの身とが素敵なハーモニー。
もう、これは絶品ですな。
京都の料亭でもこういうお味には出会ったことが無い… まぁ、そういうトコロはこんな庶民的なお料理は出さへんけど、でも、こういう庶民的な『フライ』が抜群の食材と出会うと『開けてびっくり玉手箱』的なうまさにヘンシィ~ンするんですな。
マスター、最高!
で、お次は…

これはまぁ、普通のお造り。
ただ、食材が新鮮なことが命ですな。
かつを、マグロ、サーモン、赤貝、そして馬刺し…
この馬刺しがポーランド産なんだって。
肴をほめるのじゃなくて、たいへんシッツレイなことですが、この馬刺しの美味しいこと!
この馬刺しがポーランド産なんだって。
肴をほめるのじゃなくて、たいへんシッツレイなことですが、この馬刺しの美味しいこと!
マスター、コレを一切れなんちゅうんは、せっしょうや! せめてもう1切れ、2切れ入れてぇなぁ…
めっちゃ美味いで、コレ!
もちろん、赤貝もタイヘン美味しゅうございましたが…
で、オマケみたいですが…

小エビを湯がいたもの。
ただ、普通に茹でているだけなのですが、これがまたグンバツに美味いんですなぁ!
コレを肴にするとビールが止めどもなく進んで…
これを肴にすると、飲み過ぎで痛風が止めどもなく進んで…
これを肴にすると、飲み過ぎで痛風が止めどもなく進んで…
なぁんてことになりますな!?
それほど美味い逸品です。コレも近くの海で捕れるそうです… さいこう!
まだまだお料理もありましたが割愛… だって話しが長くなるもん。
もう既に長いって!?
こりゃまた、しっつれいいたしました…
ということで、話しは、邦楽から食べ物、お酒の話しへと移り、段々盛り上がります。
邦楽の昔の話し、そして現在的課題や、これからどうする…なぁんていう話も途中で飛び出す当たりは、『単なる酔っ払い集団』ではない音楽人、文化人の香りが高うございますな。
ワタシ…
奏者でも文化人でもございませんので、邦楽の裏社会とか深い歴史については門外漢なのですが、こんなお話を聞けることがタイヘン楽しいのです。
日本酒も進みますな…
こういうお料理ですから。
こういうお料理ですから。
肥後琵琶奏者のT氏は無類の日本酒好きだそうで、ワタシもそうなので久々に日本酒の杯がドンドン重ねられていくのです。
いや、ご同輩…
タイヘン楽しゅうございます!
タイヘン楽しゅうございます!
そんなこんなの宴会。
で、イスラエルから来たお嬢さんがみんなに配ってくれたのが…こんなお菓子…
どれどれ… (写真はありませんが)
ん~、ア・マ・イ!
なんかとっても甘いお菓子でした。
そんなこんなで夜も更けていき、皆さんのテンションが最高値になったときに座もお開き…
今宵はタイヘン楽しゅうございました。
奏者の皆様ありがとう!
これからも邦楽がみんなに愛されるようにご尽力下さいませ。
皆さんお帰りですな…
お見送りをさせていただきます。
ではお気をつけてお帰り下さいね!
えっ?
ワタシ?
ですか…
ワタシは、もう少しカウンターで飲み直しをいたします。
美味しい寿司で〆ようと…
ははは…
では、皆様ありがとう&さようなら。
次回もヨロシク…