暑いよね、ムッチャ…
こんな時にこそ、美術館を訪ねる絶好の機会じゃないでしょうかねぇ。
なんだか動機が不純だけれど、冷房の効いた館内でゆっくり落ち着いてステキな絵画を鑑賞するというのは良いモンです。
なんだか動機が不純だけれど、冷房の効いた館内でゆっくり落ち着いてステキな絵画を鑑賞するというのは良いモンです。
…ということで、某日、やって参りましたのが『国立新美術館』でございます。
お江戸は六本木なる処に位置する優雅なスペース。
お江戸は六本木なる処に位置する優雅なスペース。

黒川紀章さんの手によるダイナミックなラインを持つ美術館、ステキですね。
それにしても、暑いですよねぇ。
直射日光にさらされて歩くのはヤダ…
溶けちゃいそうだし、肌がムッチャ焼ける。
直射日光にさらされて歩くのはヤダ…
溶けちゃいそうだし、肌がムッチャ焼ける。
そんな色白のワタシ(うそ!)には好都合の場所がここ。
と言うのは地下鉄・乃木坂駅から直結の出口があるので、直射日光にさらされることもなく、また、クソ暑い炎天下を歩き回らなくても美術館に直行できるのですから、ムッチャエエ感じ。


地下鉄・乃木坂駅から直に入れるのは便利ですね。
暑い日だけじゃなくて雨の日にも傘いらずで便利だモンんなぁ。
暑い日だけじゃなくて雨の日にも傘いらずで便利だモンんなぁ。
☆☆☆☆ ★★★★ ☆☆☆☆
さぁて、そんなこんなでやってまいりましたる『国立新美術館』。
いざ、名画を鑑賞せんと欲っす… の前にチョット小腹が空きましたぞ!
いざ、名画を鑑賞せんと欲っす… の前にチョット小腹が空きましたぞ!
ゲージュツを鑑賞するのに空きっ腹じゃ落ち着いて見ることができん。
でも、
しかし、
but…
しかし、
but…
お腹が一杯すぎてもゲージュツ鑑賞は不向きだなぁ…ちゅうことで、軽くサンドイッチでもつまんで入ることに致しました。
美術館 1Fのカフェテラスでゲットしたのは…
美術館 1Fのカフェテラスでゲットしたのは…

美味しそうなニオイにそそられて『テリヤキサンド』…500円なり。
そして期間限定のスッキリさわやかドリンク、『ローズマリー&パイン』…420円なり。
そして期間限定のスッキリさわやかドリンク、『ローズマリー&パイン』…420円なり。
小腹を満たすのには丁度程よい量ですね。
それにしても人が多いです。座るところ探すのに苦労いたしました。
お腹もちょうど良くなったし、いざ中へ!
……… ◇◇◇ ◆◆◆ ………
開催しているのは『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション』という企画展です。
PRチラシには 『これを見ずに、印象派は語れない』 とエッラク強気なコピーが踊っております。
こう強気に出るからには訳がある!
そうなんです、今回の企画展は亜米利加、ワシントンDCにある『ワシントン・ナショナルギャラリー』の持つ12万点にも及ぶ作品の中でも抜群の人気を誇り、質の高さでも定評のある『印象派&ポスト印象派』の作品400点の中から なぁんとぉ~、83作品がやって来ているのです。
それだけじゃなくで、このうちの50点余の作品がな、な、なぁんとぉ~『日本初公開』というのですから、あぁ~たぁ…、これは強気に出るはずです。
それだけじゃなくで、このうちの50点余の作品がな、な、なぁんとぉ~『日本初公開』というのですから、あぁ~たぁ…、これは強気に出るはずです。
イカンとアカン…と思わす甘い誘惑の罠にパッコォ~ンとはまってしまうのです。
てなてなコトで、やって参りましたワシントン・ナショナルギャラリー展でございます。
ご覧あれ…、
このチラシだけ観てもやっぱり行きたくなるのでございますねぇ。
ご覧あれ…、
このチラシだけ観てもやっぱり行きたくなるのでございますねぇ。

何種類かのチラシがありますが、ワタシの好きなチラシはこれ。
トップに、クロード・モネの『日傘の女性、モネ婦人と息子』…が表紙に載っているモノです。
これの絵は以前に何かの企画展(忘れました!)で観たことはありますが、改めてみるとやっぱり良いですね。構図、色彩、タッチ… すべてが、観るモノを魅了します。
光と影の使い方が絶妙です。
トップに、クロード・モネの『日傘の女性、モネ婦人と息子』…が表紙に載っているモノです。
これの絵は以前に何かの企画展(忘れました!)で観たことはありますが、改めてみるとやっぱり良いですね。構図、色彩、タッチ… すべてが、観るモノを魅了します。
光と影の使い方が絶妙です。

もうひとつのチラシはこんな感じ。
表紙がマネの『鉄道』です。
表紙がマネの『鉄道』です。
鉄道????
そうなんです!
これだけ見ると、『何が鉄道やねん!?』と言う感じですが、この描かれてる絵の場所は駅なんですね。
中々訳ワカメなタイトルでございますがねぇ…。
これだけ見ると、『何が鉄道やねん!?』と言う感じですが、この描かれてる絵の場所は駅なんですね。
中々訳ワカメなタイトルでございますがねぇ…。
で、この企画展は、ここお江戸の国立新美術館だけではなく、京都でも開かれる予定です。
そのチラシがコレ…
そのチラシがコレ…

主催者が違うと同じ企画展でも随分と表現が違いますよねぇ。
京都市の方は 『初来日』 を強調しております。
……… ☆☆☆ ★★★ ☆☆☆ ………
で、今回の『ワシントン・ナショナルギャラリー展』の目玉はと言うと、マネの『鉄道』、ルノワールの『踊り子』、カサットの『麦わら帽子の子ども』、セザンヌの『赤井チョッキの少年』など、ワシントン・ナショナルギャラリーの看板たる『常設コレクション作品』が9点も来ている…ということなのです。
えっ?
たったの9点かって?
少ないヤンかぁ… って!?
たったの9点かって?
少ないヤンかぁ… って!?
何をおっしゃるウサギさん…
これがすごいんですよ。
9点も『常設』のモノが来ていると言うことは実に画期的なこと!
9点も『常設』のモノが来ていると言うことは実に画期的なこと!
だって、常設はその美術館の看板作品ですから、一定以上の作品数を同時に美術館から出しては行けないという不文律があるそうです。そういうことからすると、『9点』が一度に来ると言うことは『ワシントン・ナショナル・ギャラリー』の70年ににも及ぶ歴史上、かつて無かったことだというのです。
それほどスゴイ企画展だということですね。

印象派…
日本人には絶大な人気がありますよね。
日本人には絶大な人気がありますよね。
コロー、クールペ、モネ、マネ、ルノワール、ドガ、ピサロ…こんなに超有名が画家の作品群が圧倒的な力を持って観るモノに迫ってきます。
そして、ポスト印象派と呼ばれる、ゴーギャン、セザンヌ、スーラ、そしてゴッホと来た日にゃ、もうどやネン…といった感じ。
まさしく、『これを見ずして印象派は語れない』と豪語するのも納得…ですなぁ。
一つ一つの作品についてワタシが感じたことを書くと日が暮れちゃう…。
ついでに言えば、ワタシのようなドシロウトで美術には疎いモノが感じたことを書くなどと言う恐れ多いことはやめときましょ。
ついでに言えば、ワタシのようなドシロウトで美術には疎いモノが感じたことを書くなどと言う恐れ多いことはやめときましょ。
でも、ゴッホの36点あるという自画像の中から最晩年に描かれた作品には病気と闘うゴッホの気持ちが伝わって来るし、初来日というルノワールが描いた『モネ婦人とその息子』からは同じ印象派の画家達の親密な交流が垣間見えたりします。
とにかく、タイトルに間違いはありません。
大きく出たなぁ~と思われるほどの表現をしていますが、そのとおり!
まさしく『印象派、ポスト印象派 奇跡のコレクション』でした。
暑い夏の終わりですが、とっても素敵な時間を過ごすことが出来ました。
暑い夏の終わりですが、とっても素敵な時間を過ごすことが出来ました。
なぁんてね…!?