大衆酒場『岡本』 浅草ホッピー通りで飲んじゃおうっと…の巻

ああ、下町の夜は更けて……
ああ、ワタシのトシもふけて…

　　　　　　　赤い灯、青い灯、黄色い灯。　

酔っ払いの時間がやって来たどぉ～～～！

てなてなわけで、前回の続きでございます。

………　☆☆☆　★★★　☆☆☆………

一軒目の居酒屋さん『一丁目一番地』で良い調子に酔っぱらってきた関西オバカ・トリオはヨチヨチと飲み直しの場所へと向かうのでありました。

とは言え、今回の連れのお二人は浅草界隈で飲むのは初めてだそうで、お店など知らぬぞんぜぬ…。
『どこでもイイかい？？？』と聞くと、『かめへん、かめへん。どこでもエエでぇ～』というマッタク人任せでお気楽な野郎どもに成り下がっておりました。

どこ行こ…
浅草やしなぁ…
なんたって下町やしなぁ…
こんなお下品中年酔っ払いと一緒やからなぁ…
ワタシのように上品で気高いヤツらじゃないしなぁ…

なぁんてね…！？ 　　　　（失礼千万許してチョウダイ！）

と言うことを加味して、浅草のディープな場所、通称『ホッピー通り』にやって参りました。浅草・浅草寺のすぐ横手です。

で、やって参りましたのがココ

浅草ホッピー通りで一番の老舗と豪語する大衆酒場『岡本』さんです。

創業は昭和３４年。
へぇ～！
…ちゅうことは、もう５２年ほどの歴史を持ってるンやなぁ、なぁるほどぉ…。

いつもたぁくさん お客さんが入っておりますよ、ここは。

カウンターには２組のカップルが居ましたので、ワタシら３人組は前の（道の上の？）特設テーブル席に座ることに致しました。

最近、この通りには観光客とおぼしき方々がよく出没するようになってきましたねぇ。
外国の方も飲んでいるのも見かけます。

近頃はこういうディープなところを好むお方が多くなったのでしょうかねぇ。

えっ？
お前もや、って…

そうでした、そのとおり！
ワタシャ、関西人でございますからねぇ。
でも、観光客じゃないし…

まっ、そういうことはどうでもヨロシ！

飲みましょ！
飲み直しましょ！

せっかくなので『ホッピー』にしましょかぁ？？

なにぃ？？？
ホッピーはイランって？
そうなのです、一番ワガママなヤツはビール党でございまして、ビール以外は決して口にしないという『一直線野郎』…、いやいや、『一直線オネーサン』でございます。

エエよ、エエよ。
ほっとこ…
我々だけで通りの名前通りに『ホッピー』を飲みましょかぁ。

でも、一杯だけ、試しに飲んでみなはれ…

ということで、とにかくホッピー。
しかも、白と黒に分かれて。

で、今回の同行の中年族（自分でまだ若いと思ってるとんでもないヤツら）は、ホッピーが初体験だそうな…。

そうそう、そうなんですよぉ。
最近、関西界隈でもポッピーという幟を目にすることがありますが、まだまだお江戸のように普及はしておりません。
だから、彼らも飲んだことがないと言うことなのでした。

と言うヤツが『黒』から行くか…！？

で、一口飲んで『ん～～～、マズイ！！！』って言うか…！？

失礼なヤツでございます。

まぁ、ホンマのことを言えば、ワタシもホッピーはそんなに美味しいとは思いませんが。
でもまぁ、飲めないこともない…。
というか、ワザワザ飲みたいこともない…と言った方が正しいかも知れないなぁ。

そんなこんなで文句を言いつつも、軽くて、冷たくて気持ちが良いので、『中』だけご注文！！！

『な、な、なんや！？　｢中｣ってなんやぁ～？？？』とクダンの中年オヤジ。

ホッピー用の焼酎のお代わりですがな。
ホッピーは５００円、中は３００円なのでございます。

リーズナブルですなぁ。
安く飲めるのでございます。
サスガというか、ナガレイシというか、流石に庶民の味方のホッピーちゃん。
ビールの代替品のホッピーちゃん。

では、少しおつまみなどを…
ここに来ると決まってますがな、定番定番！！！　ホッピー＆ビールの肴は、

これですがな！
『元祖：牛すじ煮込み』、モツ、ハチノ巣、牛すじがたっぷり入って６００円でございます。

開業当初から変わらぬ伝統のお味だそうな…

『え～！　モツきらい～！』
と言う我が儘なヤツがおりますぞ！
一直線野郎、いやいや、一直線オネーサンでございますかぁ…

ほな、これでも如何？

　

トマト・スライス…
コレで我慢してちょうだいっっ！

ついでに…

　

これも食べなはれっっ！
バスタですがな…

………　◇◇◇　◆◆◆　◇◇◇　………

で、

ビールがどうのこうの…
ホッピーがどうのこうの…
日本酒がどうのこうの…
ワインもエエでぇ、だれの？ ワイン… が どうのこうの…
政治がどうのこうの…
経済がどうのこうの…
円高がどうのこうの…
浅草がどうのこうの…
東京がどうのこうの…
大阪がどうのこうの…
スカイツリーがどうのこうの…

そして、

ビールがどうのこうの…
ホッピーがどうのこうの…
日本酒がどうのこうの…
ワインもエエでぇ、だれの？ ワイン… が どうのこうの…
政治がどうのこうの…
経済がどうのこうの…
円高がどうのこうの…
浅草がどうのこうの…
東京がどうのこうの…
大阪がどうのこうの…
スカイツリーがどうのこうの…

話しは色々…、　

♪ 飛んで　トンで　トンで～　まわってまわって、まわって～♪

と、かの昔、流行した円ひろしの『夢想花』のように　話しは 飛んで、飛んで、そしてまた廻って廻って同じ事の繰り返し…
エンドレス…

ああ、コレが酔っ払いのお話しなのでございます。
酔っ払いの中に一人、シラフが入ると『それ、さっき言うたでぇ…』と何度も突っ込みを入れないと行けないような話しが延々と続くのが『酔っぱらいワールド』なのでございます。

てなてなわけで、時間もかなり遅くなりましたよぉ。
さぁ、ホテルに帰りましょ。

と、勘定を済ませ、ホテルに戻りますが、ここでワタシの最も悪い癖が『ご登場ぉぉぉぉ～～！！』。

そうなのです！

酒を飲んだ後には『寿司屋』に行きたくなると言う悪癖がムクムク…

でも、連れの二人はすっかり酔っぱらってもう動けないだの、歩きたくないという状態だったので、ヤツらはもうオヤスミしてもらい、ワタシだけの単独行！！！

いざ、寿司屋へＧＯ！　ＧＯ！

『すしざんまい　浅草店』ですなぁ。
浅草演芸場のすぐ近く。

年中無休で朝７時までやってるし、新鮮で安くってＧＯＯＤ。
そうなのです、酔っ払いに高級な寿司店は似合えヘン…
ははは…
実は高い寿司屋には行けないのだぁぁぁぁ！！！　
庶民はこういうお店がイイのだぁぁぁぁ！！！

と言うわけで、お江戸に来れば『コハダ』。
関西の『コハダ』はあまり良いモノがないのです。

で、おやじぉ～、コハダ握ってぇ～。

『だんなぁ、今日はコハダが無いんです。』

ええっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ！！！！！！
わぁっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ！！！！！！

そ、そ、そんな…
あ、あ、あほなぁ…

ガッカリきたワタシ…
コハダが食べたかったのに…

それでも気を取り直して、マグロと玉子などを頂き、そしてカンパチ、トリ貝、穴子にヒラメ…

あ、あ、あかん…

酒飲んだら満腹中枢がアホになってる…

と、気がついたワタシ。
もうコレで終わりにして帰りましょ。

てなてなお江戸の居酒屋巡りでございました。

明日も仕事やでぇ。
これ位で帰って寝なきゃ。
よし！！！　今日はこれ位で許してやるぅ～と独り言を言ってホテルに帰ったワタシでございます。

では、グッナァイ～！

ああ、また本日もアホでした…！？