続・日本一の山城を訪ねて酷暑を歩くの巻 その弐 | The Sam's Room

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高取城跡を訪ねるシリーズ、第2回目でございます。
あれっ? 第1回目とタイトルが微妙に違う? まぁ、エエですヤン、細かいことは!?
では、今回はサラッと始めましょう。(でないと終わらない!?)

前回は『国見櫓』まででした。

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                 国見櫓より『大和』を望む

では『高取城跡』に入っていきましょう。

実は『高取城』はこの国見櫓よりまだ下の『黒門』から当時の石垣などが残っています。
スッゴク大きな山城だったんですね。

ああ、悪癖のウンチク…
■■■日本一の山城『高取城』
標高583.9mの 高取山頂に築かれた山城で、一番最初は1332年に南朝についた越智氏が築城しましたがまだ規模はそんなに大きくなかったらしい…。
その後、豊臣秀吉の異父弟である『豊臣秀長』が大和国を治めたおり、築城が進められたと聞きました。
ややこしい歴史の話しや、城主の変遷の話はやめときましょ! メンドウやもんなぁ…。
イメージ 2 で、お城だけのお話し…この写真は明治20年頃の写真です。高取城内は、約10,000㎡、周囲約3Km、城郭は約60,000㎡、周囲約30Kmというとてつもないほどでっかく広い城で、山城とすれば日本一だということらしい。
天守閣は三層、小天守もあり、27の櫓、33の門、石垣が全長3,600m、土塀が2,900mと今の状態からは想像もできない様子だったようです。
イメージ 3 こんな歌碑が城内にありました。『巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城』 土佐の城とは、高取町は元々『土佐町』と呼ばれていたためです。山頂にある高取城は遠くは神戸や大阪、そして和歌山からでも望むことが出来て、山の頂がお城の建物が多くて漆喰で白く覆われているので『雪かと間違うほど』だったというダイナミックな表現ですね。
当時の様子は、奈良産業大学がCGで再現したモノで見ることが出来ますよ。
http://www.nara-su.ac.jp/archives/takatori/index.html
ここからどうぞ!

さぁ、山歩きに話を戻しましょう。

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石垣が続き、門の跡を表す標識が続きます。

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何だかスッゴイところに来ちゃった…そんな感じ。

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そしていよいよ本丸に入ります。

ただただ…
スゴイ…

約600mの山頂にこんなお城があったとは…

この石積み、この広さ、この迫力。

イメージ 10 石がスゴイですね。こんなでっかい石を下から運んできたの? そしてこの石組みの立派なことと言ったらありません。ここに、白亜の天守閣、そして数々の楼閣、武家屋敷が建ち並んでいた…

想像ができない…
昔の技術はすごかったんだなぁ。
どれだけの人が、苦しい労働をしたのだろう。

水はどうしたのでしょうか…
下山後、観光協会の方にお聞きしたら、井戸が城内にいっぱいあったんだって。山の頂上なのに、水が湧いていたなんて。それもスゴイ話しです。まぁ、水がなければ城なんか造れなかったでしょうが…。

とにかく、感動の嵐でした。
城跡でこんな感動をしたことがない…

ああ、感動しすぎて…、

お腹がへったぁ~!


ははは…
やっぱりその話しかぁ~って!?
ははは…
やっぱり『食いしん坊バンザイ』だって!?

そんなこんなでお昼ぅ~、ランチタイムゥ~!

今日はお弁当を家で作ってもらわなかったのでコンビニ弁当でございます。
チョット寂しい!?
言っときますけど、『作ってもらえなかった』じゃなくて、『作ってもらわなかった』ですからね!
もらえるともらわなかったでは大違い!?
ちゅうことで…

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コンビニ弁当でございます。
ちょっと切ないけど…ねぇ。
でも、仕方がないのです。 

作って『もらわなかった』のですから!!!!

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お弁当タイムにセルフタイマーで写真を撮ろうとする『草食系Uクン』でございます。

お弁当も食べて、城跡の高い石積みを吹き上がってくる風を感じて、暫し良い気分…

このまま昼寝をしたいなぁ…

でも、
ヘビがニュルニュル来るかもしれない…
あ~~~~~~、イヤだぁぁぁぁ!!!

てなてな訳で、アブもいっぱいやってきて…、アブがあってアブない(あっても、ない?)ので下城することにいたしました。

今度は壺阪寺の方面へ降りることにしましょう。
途中の車道まで出る山道はキッチリと整備されておりまして、チョット急ですが初心者でもOK!
が、しかし…

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五百羅漢に至る道はチョット危険だなぁ…
気を抜くと滑落するようなところもあるし、根上になっていたり、水の流れで道が洗われて歩きにくい状況でした。

どやさこやさと注意しながら急な荒れ坂を下っていきますと…

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五百羅漢がありました。
摩崖仏なんですね…これ。
写真ではわかりぬくいかもねぇ。

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新しく造ったと思われる五百羅漢がそのお隣にありました。風情ないなぁ~。
まぁ、ええけどねぇ…

ここから約5分でやっと車道に出ましたよ。
ここまで来れば壺阪寺まではもう少し…

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ほら、眼下に忽然と現れたのは『壺阪寺』でございますぞ!
きつかったねぇ…

今回のルートは結構キツかったなぁ。
まぁ、暑さと二日酔いが鯨飲!?

まっ、よろし!
壺阪寺にお参りしましょ!

600円の拝観料を支払い寺内へ。

イメージ 18 はい、ここで肉食系Tクンはくたばったのでございました。お疲れでしょうなぁ。山行経験があまりないTクンだもんねぇ…。

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壺阪寺…
関西では有名なお寺ですけどね。ご存じ?
西国33カ所漢音霊場の第6番札所、真言宗のお寺さんです。目の観音様として有名で、眼病に霊験あらたかだとして広く信仰されておりますね。

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ほらぁ~、


『め』でしょ!
目薬も売ってますし、目に関するご祈祷や、お守りやいろんなモノが売られておりますぞ。
いっぱいお金を使ってくださいませ。
これであなたもお寺の…

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『思うツボ』ですね!

更に…

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墓石も売ってたのでこれまたビックリシャックリ…
これ、なぁんとぉ~、4万円ですって!
や、や、やすぃ~!
あんまり安いので、お寺の方に聞いてみると、
『お寺がインドに会社を持ってまして、そこで造るから安いんです!』だって…。
これも思うツボ!?

で、もう一つ。お寺で見つけたおもしろいモノ! 本堂の横にあった木、どう見えますか?

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ミッキーマウス? それとも、熊さんの顔? なんか似てるなぁ…。
あなたにはどう見えますか?

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壺阪寺からは山道を経て、趣のある街道を通り、元来た場所へ。
とっても長く暑い一日でしたなぁ…。

ああ、体力も気力も消耗した!

さぁてぇ~、イッチョこれから鋭気をつけるかぁ…
そう独りごちた野郎どもは赤暖簾を目指すのでございました… とさ!

FIN

(追伸) 
さらっと2回で終わりましたよ。では、この次は『オーストラリア日記2010』に戻ります…かも!? 
気が向けば別の話題になる…かも!?