温泉三昧 日本3古泉でウロチョロの巻 | The Sam's Room

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おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

温泉は良いなぁ…

♪ ババンバァ バンバンバン  ババンバァ バンバンバン~ ♪
♪ いい湯だなぁ~ いい湯だなぁ~ ♪

なぁんて昔ドリフも歌っていましたっけ。 

てなことで、やって参りましたのは『白浜温泉』でございます。紀州きのくに、和歌山の名所『白浜温泉』。
日本3古泉として昔は宮崎と同じく『新婚旅行のメッカ』でございました。
ああ、そんな日は遠い昔…。

今は新婚旅行と言えば、みんな海外…。

ウチのドラえもん…じゃなかった、ドラ息子もお金もないくせに『新婚旅行はイタリアだぁ~』と勝手に予約してきたみたいです。
オイオイ! お前なぁ~、旅行代金だけ自分のなけなし貯金から出して、結婚式の費用はパパ持ちかぃぃぃぃ!!!!(パパというガラじゃございません。オヤジって言う方がピッタリかも!?)

まぁ、話しがとんでもない方向に行くので元に戻しましょう。

で、やって参りましたのが『白浜温泉』。
旅行じゃございません。チョット呼ばれましてある会合の『来賓』としてノコノコ言われるまま、誘われるままにやってきたのでございます。

来賓ってのは実にお気楽なのでございますよぉ、これがまた。開会式にちょこっと出てお祝いを言って、それから後はパーティーの時にカンパァ~イって言って、後はグウタラぐうたらとお付き合いをさせていただけば、それでお役になるのでございます。
言わば『会の飾り物』、
もっと言えば、『刺身のつま』、
もっともっと言えば『間抜けに見えない為の伊達メガネ』ですなぁ。
無いとカッコつかんからアカンけど、無くても生活に支障のない『厚化粧』、と言えば失礼でしょうか???

で、その開会式が終わったあと、主催者が愛想してくれましてコーヒー飲みながら雑談し、その後みんなが色々会議をやっているのをグルッと回ってそれでチョン…。
後はパーティーまでなぁんにもすることがないのでございます。

となれば、お得意の街角ウォークですがな。白浜の町を散策しましょう。

先ずは、お部屋に荷物を置いて…

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部屋から望む タ・イ・ヘ・イ・ヨ~。
黒潮洗う『太平洋』です。
右の写真にある不可解な建物は『水中展望塔』。ここに入れば水中でお魚チャンが見られます。 でも、パス…。

では、ホテルを出て歩き始めましょう。

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ホテルを出てするにあったのがこの石碑でした。
なになに、何か書いてる…。

この碑は『行幸碑』、天皇様がお越しになった証ですね。
かの昔、飛鳥時代に斉明天皇がお越しになり湯治をされた場所だとか。日本書紀によると、甥の有間皇子がここに湯治に来て風光明媚で素晴らしい温泉ですっかり直ったという話しを聞いて『そうかぁ、そんなに効くンかぁ。ほな、ワシも行こうっと!』と思い立ち2ヶ月余をここで過ごしたのだとか。
優雅でございますなぁ…。
でも、この裏には哀しくも生々しい血族の争いが生じていたのです。先ほどの悲劇の皇子『有間皇子』が謀反の疑いをかけられ、この地で斉明天皇に同行していた皇太子・中大兄皇子らに詰問され疑いが晴れないまま、都に帰る途中の熊野古道『藤代坂』で絞首刑となり、19歳という若い命を散らしたという悲話があったのです。
ああ、哀しい血族の争い…
ああ、哀しくもし烈な皇位継承問題…

と言うこともあったこの地でございます。  次ぎ行こ!

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この石碑のすぐ下に源泉がありました。行幸の湯(牟婁の湯)と言うそうで、源泉の温度が86℃の含食塩重曹泉。日本書紀、万葉集に記載されている古泉でございます。

で、坂をユックリ下ると、

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海岸沿いの旅館街になります。旅館というか、観光ホテルと言った方があってるかもしれませんね。それにしても昔より旅館の数が少なくなりました。昔はこの辺りに『天山閣』と言うのがありましたが大火災を起こして今は更地となってます。 

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立ち寄り湯、『牟婁の湯』です。白浜温泉にもこのような公営の日帰り温泉が幾つもあります。泉源がそれぞれ違うようで、いくつかはいると違うお湯を楽しめますよ。
でも、お散歩中なのでパス…。

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あらまぁ、こんな崖っぷちに家を建てンでもよかろうモノを!
窓開けたら下に真っ逆さまに落ちるでぇ、気ぃつけてちょうだい!

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白良浜の手前に足湯がありましたよ。
カップルは気持ちよさそうに入っておりました。
カップルかぁ~、そりゃ、気持ちエエやろ…、フン! 勝手にサラセ…と少し下品なワタシ!?

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白良浜ぁぁぁぁ~! 
白浜のシンボル『白良浜(しららはま)』。
真っ白い砂がとってもステキです。

覚えてますか? TVドラマの『グッドラック』、高視聴率でしたねぇ。木村拓哉がパイロットで主演して柴咲コウが整備士という役でした。。最終回に二人がハワイのワイキキを歩くシーンがありました。
なぁんとぉ!
その撮影場所がここ『白良浜』だったそうです。
テレビの嘘つき!
ハワイ違うヤンかぁ。白浜やったんやてぇ…。
でも、それだけハワイに近いってコトなんだなぁ。青い空と碧い海、そして真っ白な砂浜はハワイに負けないかも!

ちなみにウンチクですが、グッドラックの撮影で使われた飛行機のコックピットの模型はワタシの知っている人が趣味でつくった実物大のモデルなんですよ。それを借りて撮影したんだとか。話しがそれましたので、元へ!

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この白良浜は古くから純白の砂で有名なところ。長さ600mの白砂の海岸が続きます。きめ細かい砂が特徴なんですが、近年は浸食等で砂がやせ細り気味。ワタシのように小太り気味ではなくなって参りましたぞ!? そのため、オーストラリアから輸入した砂を毎年入れて波の浸食に対応しているそうな…。
何か残念だなぁ…。自然じゃないのかって…。でも、仕方ないですよねぇ。痩せてくるんだもん…。砂浜のダイエットはいりません、ワタシにはダイエットが必要ですが!? 

そんなことを思いながら一人でお散歩…。

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一人でお散歩なんですよぉ…、なのに、まぁ…
向こうには幸せそうなカップル…
ケッ! 寂しくないもん! 
ケッ! アホちゃう~、二人で歩きにくい砂浜をワザワザ歩いて!
ケッ! 寂しくないモン…。 けっ! グスッッ…、泣き…、寂しいんだもん、なぁんて!?

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白良浜に面した公衆温泉。格安で気持ちのイイ温泉が楽しめます。モチ、オーシャンビュー! 窓から裸のオジサンがこちらを向いて手を振ってました。
エエっちゅうねん! オジサン! 裸でこっち向いて手を振らんでも『エエっっちゅうねん!!!』 男の裸なんて見たくもない!? 

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白良浜をグルッと歩いていくと、遊歩道があります。この道はワタシのお気に入りの散歩道です。人はほとんど通らない海岸沿いの道。師走だというのにそよ吹く風が心地よい…。
で、この歩道を少し歩いて行くと…

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白浜の名勝地『円月島(えんげつとう)』が望めます。

で、ここの足元を見ると…

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わかるかなぁ…、この写真。
この海岸は『貝殻』だらけなのです。
ぜぇ~ぶ貝殻。
スゴイでしょ!

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で、この近くにも足湯が出来てました。モチ、無料、タダでございます。
その廻りには自転車軍団が! なんやろうなぁ…この集団は。まぁ、エエケド…。次ぎ行こ!

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なんでやネン! 
ここは白浜、大阪と違うけど????

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白良浜に近い通り。商店街というほど賑わっておりませんが…。
でも、夏場になると人で溢れかえるところ。12月の今、日中は閑古鳥が鳴いておりました。ここを左の路地に入っていくと…

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♪ ふたりだけのぉ~ ところをぉ~ 誰かに見られぇ~ ♪
♪ 噂の花がぁ~ 咲くぅ 銀座ぁ~ ♪

などとよく歌には登場する『銀座』と言うゴクゴクありふれた『バッチモン銀座』、いわゆる『ニセモン銀座』でございます。
そういえば、最近の歌には銀座は出てこなくなりましたなぁ…。
『銀座の恋の物語』『たそがれの銀座』『銀座のカンカン娘』etc etc。 銀座はタイトルだけではなくて歌詞の中にもよく登場してました。なかでもムードミュージック的な歌の中にはよく出てきましたよね。最近、銀座が歌われないのは、そんな歌謡曲が無くなったからでしょうね。いまの時代の歌には銀座は似合わないのかもしれません。
また話がそれました…。

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ここは『足湯』を楽しみながらお酒を飲めるところですって。
これも良いかも…。
と言いつつ、実はこれからある目的があったので、次ぎ行こ!

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この道を右に下っていきます。目的地に向かう途中にあるのが左の写真の場所。
反対タマゴとは、いわゆる温泉卵で白身が固まって黄身がトロッとしているもの。ここのお店には昔名物お婆ちゃんがいて『ハイ、卵一個、百万両』とかいってました。もう無くなって随分になるんでしょうねぇ、と、そんなことを思い出しつつ着いたのがここ。

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露天風呂、しかも野趣タップリの海岸沿いなのです。
では禁じ手ではございますが、お風呂の中を、はい、パチリ!

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如何ですか、この露天風呂。っていうか、露天しか存在しないんです。
昔はタダだったんだなぁ、ここって。
いつの間にやら有料になりました。でも300円です。安いですよぉ。
300円でこんな景色とお湯が楽しめる…、最高ですな!

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温泉を楽しんだ後は、お待ちかねの大宴会! 最近これだけの規模の宴会は少ないそうです。畳の席に座って約250名の大宴会。ハハハ…、イッパイいっぱいツギに来られてヘロヘロ、ヘコヘコ…。でも、口だけは異常に饒舌になるのでございます。

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お酒をつぎに、ビールを勧めに来ていただいた方々の中から数名をご紹介するとともに、ビールを持ってご機嫌な酔っぱらいのワタシ。ネクタイをして一人だけ堅苦しいのは立場上お許しくださいませ…。
そしてこの後は…
モチロンお決まりの『白浜温泉夜の街角探訪』へと出掛けていくのでありました。
でも、しかし、but…、言っときますが、健全なる『夜の飲み会』だけでございます。
ああ、白浜温泉の夜は更けて…。