古代のロマンを求めて 明日香を歩こうの巻 その① | The Sam's Room

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古代のロマン… 

それを感じられるところといえば『明日香村』ではないでしょうか。

飛鳥時代とは『古都・奈良』の飛鳥という地方に都が置かれたことに由来します。

で、飛鳥とは、現在の明日香村を中心に橿原市や桜井市、そして高取町などの周辺の総称を言い、『明日香』は地域名としての明日香村で、コレは昭和の大合併の時(昭和31年)に飛鳥村が近隣の3つの村と合併して『明日香村』となったのです。…だと思います。
ウンチクはどうでも良いけどね、冒頭から堅い話題で失礼コキました!

で、只今連載中(?)の沖縄シリーズはまたもや延期にして、飛鳥のお話をチョボットだけ。

歩きにいったのです、明日香に。
いつですか?
アスカら…。 じゃなくて先日。
明日香は良いお天気で、あすかった(暑かった!?) 

奈良県やモン、明日香村は。
観光に行くナラ、奈良やね。イッパイ人がナラんでいても、行くナラ奈良や! 
ナラくの底(奈落)に落ちようとも、ナラい事(習い事)も休んで、行くナラ奈良!
もうエエかぁ…。

そんなこんなでやって参りました『明日香村』。では歴史を感じながらウオーキングスタート!

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かの有名な高松塚古墳のある『国営飛鳥歴史公園』からスタートしましょう。
イイ天気です。だってお天気教を自負するワタシですモン、天は味方するのです。
 
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歩き出してすぐにお地蔵さんがありました。
今日のハイキングが無事に終わりますようにお祈りしましょ!
田んぼが広がる風景の中を5分ほど歩いていくと先ず第一の遺跡。

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鬼の雪隠

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   鬼のまないた

上が『鬼の雪隠』で、下が『鬼のまな板』だそうです。

何やそれって? では、解説しましょう。

ここは『風の森』と呼ばれるところで、鬼が住んでいたそうです。この鬼、とんでもない野郎で、通りがかりの人を捕まえては、『まな板』で料理して、お腹がイッパイになると『雪隠』で用を足した(ウ○コした)そうです。雪隠とはトイレのことですな。
まぁ、本当はお墓の石のようですが、上の写真の石はトイレの便器に見えたんでしょうなぁ。でも、でっかい鬼やコト! ここにまたがって用を足すとはねぇ、どんな野郎やねん、どんなオイドやネン!?

さて、では次ぎ行こ! さらにここから5分歩くと…

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おやまぁ、イッパイ女子大生がおりましたよ。喧しい盛りの女子大生だのにねぇ、静か。
何やら先生の言うことをジッと聞いてます。
ジ~と聞いてる…。
そう、ここはジ~と天皇陵、じ~と、じと~う、じとう、持統天皇陵でした。

ここは天武・持統天皇陵で、『桧隅大内陵』とも言います。天武天皇と持統天皇はご夫婦、天武が第40代で持統が第41代天皇です。夫婦仲よく合葬されています。

天武天皇、即位前は大海人皇子(おおあまのみこ)と言いましたね。彼は壬申の乱で勝利し、それまで『大王』と言う呼び方を『天皇』にしたと言うことでも知られています。
天武天皇は、673年にこの地の『飛鳥浄御原宮』において即位します。

嫁ハンの持統天皇は、697年に夫である天武天応の後を受けて即位しました。別名である鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)という名前はヘンに頭の中にこびりついています。
それにしてもこの持統様、夫の天武天皇はホンマの血のつながった叔父さんで13歳の時に結婚したんやでぇ。持統天応のお父さんは天智天皇で、夫の天武はお父さんの弟やモンなぁ。
あかんわなぁ、今やったら…。血が濃すぎるモン。
でも、昔はそれが当たり前の世界。凄すぎますなぁ…。
で、この持統ハンは、実は『壬申の乱』の影の首謀者とも言われているのでございます。恐ろしや、恐ろしや…。この女帝は中々のやり手ではございませんか。

そうそう…、そういえば、当時の絶世の美女と言われた『額田王』は、お父さんの天智天皇と夫であり天智天皇の弟である天武天皇と三角関係にあったとされていますね。
『茜さす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る』という意味深な歌でその関係を想像したりする向きもありますが、ホントのことはわかりません。
でも、そうだったら面白いだろうなぁと言う古代のロマンですね。好きやなぁ、こう言うの!

そういえば、人気歴史マンガ『天上の虹(里中満智子著)』の主人公は持統天皇でしたね。
王家の恋愛ドラマが描かれ、歴史上の人物が何故だか可愛く登場して、でも大化の改新から壬申の乱から古代国家の成立までをキッチリ描かれているので中々為になるマンガでした。

ワタシは歴史小説を読みあさった時期があって、黒岩重悟や永井路子などを一生懸命読みました。面白かったなぁ…、でも、歳のせいか多くの細かいことは忘れましたが…。

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では、天武・持統天皇陵を後に次ぎ行こ!
細い畑の中の道を歩きます。

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柿ですね。柿すきやなぁ、とっても好き。柿はくだものの王様やぁ~と思っているワタシ。
まだ熟してはいませんが、何だかとても食べたくなってきましたよ。
奈良と言えば、『柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺』という句が有名やね。法隆寺はここからは少し離れておりますけれど、柿は奈良の名産品ですからこんな句が出来たのでしょうか。
道草せんと歩きましょう! でも、柿、食べたいなぁ…。

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コレ何かわかりますか?
ソバですよ、蕎麦。蕎麦の花ですね。
『信州信濃の蕎麦よりも わたしゃ あなたのそばがよい』
ですかぁ…!? ああ、そんなこと言われてみたい…ってかぁ!? 

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綺麗な水が流れていました。暑い日差しを受けてとっても心地よい感じ。
では、またもや田んぼのあぜ道のような所を通りますよ。

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ライスフィールド…なぁんて、イチョマエにカッコつけましたが、田んぼです。
実りの秋…です。もうすぐ稲刈りなんでしょうね。稲穂が実ってます。

『実るほど 頭を垂れる 稲穂かな』

ああ、ワタシもそういう生き方をしないといけないなぁ。

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おおっとぉ~、ビックリしたぁ~! 振り向いたら、石の亀くんがいた!
『亀石』と言います。
なんかに加わること…それは、加盟し(かめいし、亀石)やし…。

でも、コレってホンマに亀かぁ~。カエルみたいな顔してるンと違うヤロか!? 

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関係ない話しやけど、ここら辺ってスッゴク立派なお屋敷が多いよなぁ。お金持ちヤンかぁ。 しかもみんな新しくてねぇ。どないなってるンやろ? 別に関係ないけど…。

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でもねぇ、立派な家を見てひがんだらあきまヘンでぇ。
ひがんだら…、ひがんばな…、彼岸花。
そうです、田んぼの土手には真っ赤な『彼岸花』が咲いておりました。
ひがんばなあかん…、ひがんだらあかん…!?

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2色の田んぼ…。
実っていない手前の青い田と刈り取り時期に来た実っている黄金の田んぼの対比がキレイでした。

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田んぼの向こうにあったのが『橘寺』。
まぁ、ここへ来たらユックリ座ってご覧くださいませ。たちばなしではなくてねぇ。タチバナし、立ち話、橘し…ってかぁ!?

聖徳太子が生まれたところと言い伝えられています。
そういえば、聖徳太子ほどワケワカメな人はございません。実は架空の人物だったとか言われたり、よくあるヒゲの尺を持った一万円札になっている絵は聖徳太子ではないとか、また10人が一斉に話したことを理解したとか、色んな伝説や謎があります。
でも、多くの寺が太子によって建立されたり、太子信仰が古くからあり、その存在は歴史上至る所に存在しますよね。

小説にだってよく登場します。ワタシが好きな黒岩重悟の『日と影の王子』『斑鳩王の慟哭』などもそうですし、マンガでは山岸凉子の『日出処の天使』、池田理代子の『聖徳太子』なども有名ですね。

でも、『日出処の天使』はチョットひどいかも…。だって、聖徳太子を超能力者の同性愛者として描いていますからねぇ。まぁ、コレは超能力がなければ説明できない逸話が残っているからなのかもしれませんけど。
で、ワタシ、マンガが好きなワケじゃございません。マンガ(コミック誌)は読まないのですが、一応有名なヤツだけは目を通しておかないと話も出来ないから知っているだけなのでございます。言い訳です…。

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橘寺から飛鳥川沿いの林間の道、とても涼しい…。
気持ちがよい道です。

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林の中を通り過ぎ、飛鳥川を渡れば『石舞台』のある公園に到着しました。
イッパイの人が座ってお弁当を食べています。
そうですよぉ、もうお昼だもの…。

では、ワタシ達も…

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お弁当を開きましたよ。
あれぇ~、その手に持っているモノはなぁにぃ…。

いやいや、タダの缶です。はっはっはぁ~、フッフッフゥ~、タダの空き缶…って!?

美味しくお弁当頂きました。卵焼きは定番やし、海老フライ、唐揚げ、野菜の煮物…。美味しいなぁ、外で食べるだけでもおいしい!

では、午後からのお話しはまた後で!

追伸)
沖縄シリーズもまだ終わってないのに、途中から『明日香シリーズ』の登場。
アホかいなぁ… そして、ゴチャゴチャになれヘンかぁ~とのご指摘はしないでちょうだいませませ。 じんわり続けますので、あいそうつかさんとご覧アソバセ!