ポッサムに逢いに! オーストラリア日記 vol.27 | The Sam's Room

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オーストラリア、ダーウィン14日目。ダーウィンの日の出は遅いのです。
現地時間の朝6時30分、やっと地平線が赤く染まり始めました。

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冬だから日の出が遅いのでしょうか、早起きのワタシにはこの夜明けの遅さは困りものです。5時過ぎからカンカンに目が開いているワタクシ。
決して歳のせいではございませんぞ、とにかくワタシは朝に強いのです。
ホントは朝一で散歩したいんだけど暗すぎるからそれも出来ないし…。
だって、ハコイリオジサマとすれば襲われるとイヤじゃなぁ~い、なぁんてキッショク悪い冗談はポイですが、兎に角、ここダーウィンは安全な街とはいえども、一応外国ですし、もし何かがあれば仕事に支障を来すので暗い時間帯は一人で歩き回らないようにしているのです。
真面目やなぁ~と、ひとりごち…。

さて、今日の朝ご飯は、

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ジャ~ン、ニホンしょくぅ!
ご飯に味噌汁、ハムエッグ&お漬け物!
右上にあるパックの中は【白菜のお漬け物】なんです。こちらで買った白菜を塩漬けしてるんだぁ!

と、あたかも自分が作ったように書いたけど、ゴメン…。
隣の部屋のマリーが作って持ってきてくれたんです。アリガト! 美味しく頂きました。

さて、今日は日中は仕事三昧で、ランチタイムもままならず特筆事項なしなので一気に夜に話を飛ばしましょう!

夜です…。
話の展開、早やっっ!

本日のディナーはディクソン君のお家におよばれになっております。
ダーウィン市内から郊外に向けて車を走らすこと15分、彼の家は閑静な住宅街の一戸建てに愛妻と一人の愛娘と一緒に暮らしております。

で、ねぇ…、エッラソ~にぃ~、プールが付いてるんだ! 羨ましいでしょ!

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これが彼自慢のプールです。
こちらダーウィンは熱帯に属します。赤道に近いんだもの。今は冬だけれど、日中は30℃くらいあります。朝夕は少し涼しく24℃くらいになるけれど冬でもこの温度だもん。夏になるともっと暑くなるんですよ。この温度と広い土地があるからプールは殆ど必需品かも。
一戸建の殆どのお宅にはプールがあるのです。
日本と大違いですなぁ。

そんな彼の家でホームパーティーです。

ワタシ達が着く頃にはもう気の早い連中がビールを飲んでワイワイ…。6人くらい集まってるんでしょうかねぇ。
こちらのヤツ、いやいや、お方達はすぐ飲むんです。
ホンマ、エエわぁ、そんな性格大好き!

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で、先ず出てきたお料理はこれ。
なんて名前なんですかねぇ、聞いたんだけど忘れちゃった。奥さんの手料理です。
手料理って、あ~たぁ、これってスナック菓子(ポテトチップスやコーンチップ)を並べて、上にチーズをかけてオーブンで焼いただけじゃないのぉ。
奥様手抜き…。
でも、これが以外や以外!
美味い!
な、な、なぁいすぅ~、です。
日本でもこんな料理があるみたいですがワタクシ、その料理名が思い出せません。

ホンマ、ここまででもう1時間30分、慌てヘン連中なんです。
ゆっくりビール&ワインを飲んで、喋って…。時間はゆったり流れるのです。

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で、いよいよメインです。
ディクソン君が今日のお昼から漬け込んでいるんだと豪語するビーフ。
ドテッと大きなビーフでバーベキュー、BBQ、バービーなのです。
バーベキューって、あ~たぁ…、一枚350g以上はあるんとちゃうん。
おっきいなぁ…。

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肉を焼くのは男の仕事や!
と言い切るディクソン君、この漬け汁も彼が作ったそうな。
で、あまり頻繁にひっくり返すとアカンのだそうな。
じっくり片面を焼いて1度だけ裏替えすンやでぇ(関西弁は使いませんが…)と、言うのです。
まぁ、エエ…。
好きにして…。

牛肉は美味しいですよ。
オージービーフって日本では小馬鹿にされるけれど、毎日食べるんだったら脂身が少ない方があっさりしていてヘルシー。肉質もそんなに堅くもなく結構いけます。
だって、彼らは毎日食べてるんだからそんなにまずいはずはない…と思いませんか?

でも、タレが良くないなぁ。
日本のソースの方が格段に美味しいと思います。食べ慣れてるせいかもしれませんが、コチラのBBQソースはイマイチ。コクがないというか、味がキッツイだけで旨みが少ないと思うんだけどなぁ、って言うのは日本語だけにしとこぉ~っと。
『Delicious!』、『Fantastic!』てなことを、ツブヤイておきましょう。
失礼なお話しをしてしまったんですが、BBQソースはイマイチですが、実際、お肉は美味しいンです。
ウソちゃうでぇ。
堅くないし、美味しいです!

で、本日のメインイベント!
お客様のご登場です。

彼の家の庭に夜な夜な現れるカワイイお客様…。

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ポッサム君です。
ポッサム? 何それ?とおっしゃる貴兄へ…。

オーストラリアやニューギニア付近にのみ生息する有袋類の小動物です。北米のオポッサムとは分類学的に言うと目が違うそうです。
小型の樹上動物で、分類学的には有袋類カンガルー目クスクス亜目の複数の科にまたがっていて、厳密な定義はないと言われています。
ポッサムは、夜行性で日中は木の洞などに作った巣に隠れていますが、夜になるとこの子のようにノコノコと出てくる愛らしい動物なのです。リスとカンガルーをあわせたみたいな小さな動物。

ここオーストラリアではよく見かけます。こんな住宅地にも多くのポッサムが住んでいるみたいです。夜になると屋根の上を走り回ったり、庭をかけずり回っているよ、とはディクソン君の弁。

では、もうちょっとアップで…

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もっとアップで…

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ストロボのせいで赤目になっちゃいました。
写真を撮ろうと寄っていっても逃げません。人間に危害を加えられないと安心しているんでしょうね。
可愛いなぁ~。

ちょっと郊外に行くとワラビーがイッパイいるし、ポッサムやカモノハシ、そして昔に大流行したエリマキトカゲなんて言うのもそこらヘンを走り回っております。動物天国、オーストラリアなのです。

ポッサム君にも会えたし、ビール&ワインもいっぱいよばれたし、オージービーフもたらふく…コレで太らないはずがない。ちょっぴりの反省と共にディクソン君&奧ちゃま&かわいい愛娘に見送られて家路につきました。
ありがとう!

では、次回はカカドゥ国立公園を訪ねる話しです。ではでは…、また!