ホンマもんや！ 熊野牛の牛丼は他の追従を許さない！

ホントに美味しい牛丼を食べちゃいました。絶対にホンモノのお味です。チェーン店では失礼ながらこれは無理かな…。

という前置きでお話しを暫し…。
ローカル電車に揺られて着いたのが「紀伊田辺駅」。弁慶のふるさと、また世界的な粘菌学者であり民俗学の大家でもある南方熊楠が居を構えた町でもあります。元々は口熊野で栄え、紀州藩とは一線を画し、明治の廃藩置県でも少しの間ですが「田辺県」を名乗ったという歴史と文化の町です。

前置きが長い？？？

さて、駅にたったワタクシ、ちょうどお昼時、どうしようかと駅構内を見わたせば、「田辺のうまい昼ご飯」というチラシがあるじゃないですか！

おおおっっ！　ちょうど良いと手に取り、どれも美味しそうな写真に目を投じました。田辺観光協会が季節に応じて発行しているものらしく、今回は、「美味しい丼特集」。
中で気に入ったお店がったので歩いていくことにしました。５分ほどで着いたのが、「宝来寿司」と言うお店。
お昼どきなのにだぁれもいませんでした。
で、少々の不安を感じつつ注文したのが「熊野牛焼肉丼」です。
ここ和歌山にも美味しい牛肉があります。それは熊野牛。これを焼肉にして丼にしているようです。今日の夜は紀州の新鮮な魚で一杯飲もうと言うことなので、お昼はお肉が食べたかったのです。
寿司屋で牛丼というのはとってもヘンでしたが写真につられて注文してしまいました。

待っていること１０分程度でしょうか。
その間にドンドンお客さんが入ってきました。
私、結構こういうことが多いのです。
入ったときは誰もいないのに、すぐ後からドンドン人がやってくるパターン。
ひょっとすると、ワタクシは福の神？？？　なぁんて…。

出てきたのがこれ。

ウナギ専門店『古座川』

絶品でした。柔らかくてジューシーな熊野牛。タレも本格派でご飯にかかっている量も丁度よく、お肉とご飯とタレが絶妙に組み合わさっていました。

それともうひとつ特筆するのが「お吸い物」。さすがお寿司屋さんです。
お出汁がとってもよく効いていて美味！！！
中には海草、梅、ナンバ焼などの紀州名物が具として入っていて、ホントに素晴らしいお吸い物でした。

今度は本職のお寿司を食べに来たいと思った名店でした。
お寿司はどんなお味かな？？
期待してまた来ましょうか…。

「宝来寿司」

田辺市湊1126
TEL 0739-22-0834
田辺駅から徒歩５分程度、月曜日休み