新書・「AIに心は宿るのか」読了しました。
 面白かった。
 既に「シンギュラリティ」を越えて久しい将棋界を例にしてシンギュラリティ以後の世界を問うているのが面白い。
 他、AIの「フレーム問題」を解決するためにはAIに人間と同じような「身体」を与えるというのが面白かった。
 フレーム問題からもアンドロイドの必要性が語られるわけだ。
 未来はどうなるのか。
 考えるだけでも面白い。
 イーロン・マスクの最終的な夢は、火星に百万人移住させて永久的な植民都市を築くことだ。
 古き良きSFの夢だ。
 火星からどういう見返りがあるのか判らない。
 地球から、持ち出しばかりになるのでは無いか。
 イーロン・マスクは、フォン・ブラウンの二代目という感じがする。
 フォン・ブラウンも火星に行くことが最終目標だった。
 その夢は叶わずに終わったが。
 イーロン・マスクはスペースコロニー計画についてどう考えているのだろうか。
 なんか、存在そのものを知らないのでは無いかという気がしてしまう。
 G・K・オニール博士が早世してアメリカでは萎んでしまったようなので、その可能性もある。
 SFの夢と言ったが、有名SF作家のラリー・ニーヴンはその本で火星開発の無意味さをはっきりと書いている。
 利益のことを考えれば小惑星開発しかあり得ないのだが。
 どちらにせよこれから先の宇宙開発はイーロン・マスクを中心に動いていくのではないか。
 イーロン・マスクの動向には注意しなければなるまい。
 新書・「AIに心は宿るのか」松原仁著、購入しました。
 奥付けによると2018年2月12日発行だから、名目上は今日出版された本だ。
 これも面白そうな気がする。
 これから読もう。
 今まで見たところでは紅霞が一番かわいい。
 レイシアはちょっと不気味。
 かわいいけどね。
 まあ私はレイシアの正体を知っているから、その不気味さの理由も判ってはいるけれどね。
 あの正体には私もちょっと驚いたけどね。
 これはネタバレだな。
 紅霞は一番まっすぐな気がするなあ。
 なんかけなげ。
 妻にこの前の内容を言ったら「しわくちゃのおばあさんになってまで長生きしたくない」と言われた。
 「あ、それは大丈夫。外観は若返るはずだから」と答えた。
 若返るはず・・・だよね。
 まあ実際、若く、健康で無ければ何百年も生きたくはないな。
 残念ながら紅霞vsレイシア戦は無かったな。
 ちょっと残念。
 
 スノードロップは何故ここに現れたのだろう。
 その理由は後に明らかになるのだろうか。
 
 ミコトの破壊はおそらく「デモンストレーション」だと思われる。
 ミコトのボディを破壊しても、その頭脳は外部にあるのだからいくらでも作り直しがきくのである。
 そんなことは抗体ネットワークの上層部はよく判っているはずなのだ。
 ただ、上層部がどういう思惑で動いているのか判らないため、全く違うかもしれないが。
 
 来週は総集編か。
 ちょっと残念。
 21世紀、爆発的な発展を遂げるのは、AIとそして医学だろう。
 宇宙開発も、イーロン・マスクの夢が現実になるものなら爆発的な発展を遂げる可能性がある。
 それはともかく医学である。
 医学はIPS細胞の発見で大きなブレイクスルーを得た。
 これからも様々なブレイクスルーを得ると思える。
 そして医学の究極の目標は不老不死だ。
 今は人生百年時代などと言われている。
 私の父は91歳で逝ったが、事故にさえ遭わねば百歳まで生きたと思う。
 事故に遭うまで本当に元気だったのだ。
 私が百歳になる頃には、ロボット時代が始まる2030年をとうに超し、シンギュラリティの2045年も超している。
 21世紀の後半だ。
 ベーシックインカムはずっと前に始まっているはずだ。
 そういう大変動をこの目で見ることが出来るはずだ。
 私が百歳になる頃は、人生何年時代と言われているのだろうか。
 人生150年などと言われているのではあるまいか。
 いささか楽天的すぎる未来像だろうか?
 そうかもしれない。
 そうでないかもしれない。
 私が150歳になる頃はもう22世紀だ。
 その頃は人生何年時代だろうか。
 既に不老不死が実現していてもおかしくは無い。
 夢物語に聞こえるだろうか。
 そうかもしれない。
 しかしこれが実現する可能性がある時代に、我々は生きていることは間違いない事実だろう。
 この目で23世紀を、さらには30世紀を見ることが出来るかもしれない。
 その夢をつかみたい。
 あ、中国で見習うべきところが一つだけあった。
 太陽光発電に一気にシフトしたことだ。
 ちょっと前まで原発に力を入れていたのに、今は太陽光発電を第一に考えている。
 まあそれはヨーロッパやアメリカもそうだが特に中国が際立っている。
 こういう所は見習わなければならないなあ。
 日本はいつまで原発なんかに入れ込むんだろうね。
 それにしても中国は今後何処まで大きくなるだろうか。
 経済力でアメリカを抜く可能性は十分あると思う。
 文字通りの世界一の経済大国になるわけだ。
 しかしながらアメリカのような、新たな革命を起こすような国になれるかは疑問だろう。
 アップルも、マイクロソフトも、グーグルも、アマゾンも作れまい。
 中国にあるのはまねっ子企業だけだ。
 今後、新しく生まれることがあるだろうか。
 あの言論弾圧の独裁国家に。
 世界一の経済力を背景に、世界一の軍事力を持つことは可能かもしれない。
 中国にあるのは巨大な人口だけだ。
 制度や文化として学びたい、真似したいと思うものが何も無いのである。
 むしろ取り入れたくない物なら山ほどある。
 日本が中国の省になるなど考えただけでゾッとする。
 アメリカも銃問題など嫌なことはたくさんあるが、もし中国の省になるかアメリカの州になるかどちらかを選べと言われたら躊躇無くアメリカを選ぶ。
 尊敬出来る物が何も無い、ただ巨大なだけの国、それが中国だ。
 もう一つ可能性がある
 大多数の国民を貧困の中に放り込んだままにして、その生産力を軍事に向けて周辺国の侵略を推進するというパターンだ。
 って、何のことは無い。
 今の中国そのままだな。
 21世紀中盤以後の世界は、侵略国家中国対世界となるかもしれないな。
 そして中国対世界の大戦争が起きる可能性がある。
 それは民主国家vs独裁国家という戦争になる。
 第3次世界大戦か?
 それとも第4次か。
 AI時代、ロボット時代の戦争がどういう物になるのか。
 人の兵士も戦闘機パイロットもいない無人戦争。
 ロボット同士、無人機同士の戦い。
 資源のつぶし合いだな。
 あるいは双方の超AI同士の読みあいによる「千日手」戦争になるかもしれない。
 それが地球最後の戦争になるかもしれないな。