イーロン・マスクの最終的な夢は、火星に百万人移住させて永久的な植民都市を築くことだ。
 古き良きSFの夢だ。
 火星からどういう見返りがあるのか判らない。
 地球から、持ち出しばかりになるのでは無いか。
 イーロン・マスクは、フォン・ブラウンの二代目という感じがする。
 フォン・ブラウンも火星に行くことが最終目標だった。
 その夢は叶わずに終わったが。
 イーロン・マスクはスペースコロニー計画についてどう考えているのだろうか。
 なんか、存在そのものを知らないのでは無いかという気がしてしまう。
 G・K・オニール博士が早世してアメリカでは萎んでしまったようなので、その可能性もある。
 SFの夢と言ったが、有名SF作家のラリー・ニーヴンはその本で火星開発の無意味さをはっきりと書いている。
 利益のことを考えれば小惑星開発しかあり得ないのだが。
 どちらにせよこれから先の宇宙開発はイーロン・マスクを中心に動いていくのではないか。
 イーロン・マスクの動向には注意しなければなるまい。