冒頭はサトゥルヌスとエリカ・バロウズの出会い。
 しかしお高いhIEをぶちこわしてまあ。
 侵入者を排除しようとしたメイドさん達をぶちこわしたんだろうけど。
 相変わらずデレデレのアラト・レイシアのバカップル二人です。
 会社の連中は人類を滅ぼすつもりかな。
 で、レイシアにアラト君をとられた紫織ちゃんはメトーデと契約します。
 メトーデとの契約シーンは、もろ悪魔との契約だったな。
 そしてボーイミーツガール戦略の撮影シーン。
 hIEモデルにライバル意識を燃やす人間のモデルさん。
 で突如のメトーデ殴り込み。
 ああ貴重な歴史的遺物のhIEが壊されていく。
 メトーデ許すまじ。
 で、レイシアvsメトーデの二つの超人の激突は周囲をどんどん破壊していく。
 これでどちらもフルパワーじゃないというのだからね。
 で、おっさんオーナーのもとに帰ったメトーデ。
 いったい何をしに来たのだろうか。
 AIがやることには今でも人間には理解を絶することがあり、人間を戸惑わせるんだけど、これもその一種なのか。
 きっとAIには確固たる理由がある一手なんだろうけど。
 さて?
 BEATLESSでは21世紀後半からとなっていたブラックボックス問題が、2018年の今、問題になっているのを見ると感慨深い。
 実際ことAI問題に関しては現実のほうがカーツワイルの予言よりも先に行っているのではないかとさえ思う。
 ディープラーニングというブレイクスルーを得たAIは何処まで行くのだろうか。
 面白くもあり、怖くもある。
 AIのブラックボックス化に対する対策として、AIの思考のプロセスを追っていこうという試みがあるそうだ。
 それが出来れば万歳だが、出来るのだろうか。
 出来たとしてもあまりにも膨大なデータ量になってしまって、結局出来ないのと同じことになってしまうのではないかと危惧する。
 まあとにかく見ていよう。
 ネットのAI関係サイトを見て回っていると、ディープラーニングのブラックボックス性が問題になっているというのを見つけた。
 まあそうだろうな。
 人間は開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったのかもしれない。
 だからといって今更AI研究を止めるなど愚かしいことだ。
 仮に日本やアメリカが止めたとしても、中国は止めない。
 そして政治も経済も文化も中国に覇権を握られてしまうわけだ。
 そんなことになるくらいならAIを信じたほうがまだマシだ。
 今までに調べた結果によると、1950年代にディープラーニングの理論の萌芽が見られ、1980年代に一度少し注目され、2006年にイギリス人が現実化した。
 そして2012年にグーグル社がそれを使って大きな成果を上げ、それからAIブームが巻き起こった。
 これで良いのかな。
 ともかく2012年がディープラーニング元年であることは確かなようだ。
 それからたった6年でここまで来た。
 さらに6年後2024年には何処まで行っているのだろうか。
 日本人は勝つだの負けるだの、AIに仕事を奪われるなどマイナス方面の心配をする人が多すぎるように思える。
 これではアメリカは無論、中国にさえ負けるのではなかろうか。
 ディープラーニング関係のサイトを読んでいたら、ディープラーニングは理論としては1980年代からあるという記述を見つけた。
 え?じゃあ2006年にイギリス人が発明したという記述は何だったの?
 と思った。
 ただ当時のコンピュータのパワーとデータ量では使い物にならなかったらしい。
 えーと、何を信じたらいいのだろうね。
 ディープラーニングの発明は2006年なんだそうだ。
 イギリス人の発明。
 ノーベル賞に値する発明だと思う。
 世界の歴史は、ディープラーニング以前と以後に分けられるのではあるまいか。
 それほどの発明のような気がする。
 これによって機械が思考力を得たのだから。
 世の注目を浴びるまで6年かかっているわけだ。
 2012年に世の注目を浴びてからもの凄い勢いで広まっている。
 ディープラーニングで思考することを覚えたAIが(それは我々の思考とは違う物かもしれないが、だからこそ凄くもあり怖くもある)どこまで行くのか興味深く見ていきたい
 しかし日本はこのもの凄いスピードで変わっていく世界について行けるのだろうか。
 アメリカはグーグルやテスラなど新興企業がたくさんあるから大丈夫だろうが、日本にはアメリカのような大きな新興企業というものがない。
 古い企業はどうしたって動きが遅い。
 新興企業でさえ、ついて行けずに新・新興企業に抜かれそうなのに、日本の古い企業はついて行けるのだろうか。
 第3次産業革命がパソコン・インターネット革命とすれば、既に第4次産業革命に入っていると思う。
 第4次産業革命はAI・ロボット革命だ。
 第4次にして最後の革命かもしれない。
 私は最後にして最短の革命に居合わせたのかもしれないな。
 もちろん今生きている人はすべて居合わせているわけだけど。
 それを自覚しているかどうかはともかく。
 考えすぎなのかもしれない。
 私が間違っている可能性はどのくらいだろうか。
 ともあれこれから10年。
 面白いと思う。
 今年2018年から2028年の10年間は、疾風怒濤の10年になるのではないだろうか。
 ディープラーニングが世に出て6年。
 既にいろいろな応用が始まっている。
 これから10年のうちに、今までの何千倍、何万倍の応用が行われるだろう。
 AIは政治・経済、そしてサイエンスとテクノロジーの面で巨大な影響をもたらすだろう。
 世界はこれからもの凄いスピードで変わっていくのでは無いかと思う。
 それを考えると、身震いする。
 
 「シドニアの騎士」を12巻まで読んだ。
 レンタルで借りたのだけれど、全15巻だからあと3巻ある。
 風邪で読む気がせずにあと3巻読まずに返却してしまった。
 もったいないなあ。