▽岡山県笠岡市:きびがゆ

きびがゆは、きびに少量の米とか小豆・ささげ、大豆などを入れる。

きびはアワより粘りが強く、中には嫌う人がいる。


▽富山県東砺波郡平村:きび汁

冬の寒い日、そろ(ぞうすい)のかわりに食べることがある。

ただ米をやわらかく、おかゆのように煮る。

とろとろになったら、きびの粉を入れて煮溶かし、味噌を入れて、ふかふか、ぽたぽたに煮る。

熱いのでからだが温まる。

大根やねりいもなどを小さく切って入れると野菜の味がでていっそうおいしい。


▽秋田県鹿角市:アワもち

アワもちは濃い黄色で、粘りが少なく、腰も弱く、アワだけだとぺたぺたするので、必ずもち米を2割~5割ほど混ぜて炊く。

アワもちは上品な味で、しこしこ、そりそりして、とても食べやすく、飽きない。

もち米は前日からうるかしておくが、アワは当日5、6時間うるかすだけでよい。

粒が小さく水切れが悪いので、長い時間ざるに上げ、水をしたたらせておく。

それでもなかなか水が切れないので、乾いたふきんでふきながら水気をとる。

これがよいもちづくりのコツでもある。

せいろにもち米を入れ、その上にアワをのせてふかし、もちにして、好みのものをつける。